コーヒーソムリエになりたい;;


はじめにという名の自分語り

はじめまして。ぷらひかと申します。普段は社畜しています。

社会人になってから趣味でコーヒーを自家焙煎したりコーヒー本を読んだりカフェ巡りをしているのですが、ある程度吸収した知識を何らかの形にしたいな〜と考えていました。

そんな中、コーヒーソムリエ試験というのがあると知り、数ヶ月前試しに受けてみることにしました。

このnoteでは、試験の概要や勉強法などを、所感など交えて話したいと思ってます。

コーヒーソムリエ認定試験とは?

日本安全食料料理協会によれば、試験の概要は以下の通りです。

コーヒー豆、コーヒーの産地や種類、美味しい生豆の見分け方、焙煎についてなど、コーヒーを選び、楽しむための知識が問われます。試験ではコーヒーの歴史、生豆の選び方、豆どうしの相性、コーヒー豆の産地 コーヒーの淹れ方、淹れ方と味の関係、コーヒー豆の種類、豆の違いによる焙煎、ラテアート、コーヒーカップの種類などについて問われます。

試験は選択肢・単語のみ答えさせるタイプの全20問の記述式で、70%以上の得点で合格になります。偶数月に実施される在宅タイプの試験なので、忙しい社会人でも受けやすいでしょう。

コーヒーソムリエ試験はコーヒーソムリエ、バリスタ、喫茶店経営、専門家になるのにも役立つらしいですが、これに受かったからと言ってカフェ経営者やバリスタ等、コーヒー関連の専門職に即携われる訳ではないので注意です。(このテの話は士業系を除く資格全般に言えることではありますが……)

というのも、コーヒーソムリエ試験で問われるのは大きく分けて以下の項目であり、余り深い知識が問われないからです。

* コーヒーの歴史
* 生豆の選び方
* 豆どうしの相性
* コーヒー豆の産地
* コーヒーの淹れ方
* 淹れ方と味の関係
* コーヒー豆の種類
* 豆の違いによる焙煎
* ラテアート コーヒー
* カップの種類

コーヒーに関わる仕事をしたい/している方なら何らかのアピールになるかもしれません。そうでないなら資格としての価値は自己紹介のネタ程度にしかならないのかな、と考えています。

ただし、勉強の過程でコーヒーに関する基本的な知識全般を習得できるので、コーヒーに入門するにはちょうど良い試験と言えるでしょう。実際、僕はこの試験の勉強を通じ、コーヒーの淹れ方、歴史など、これまで何となくで済ませていた所を正しく理解することができました。

試験対策について

以下の3つのポイントに焦点を絞って勉強すれば試験は突破出来るでしょう。

* コーヒーの歴史:コーヒーが発見されてからヨーロッパに伝来するまでの経緯など

* コーヒーの淹れ方:ハンドドリップ、サイフォン、エスプレッソマシンでコーヒーを作る時の注意点、ラテアートの作り方など

* コーヒー豆の特徴:豆の種類、豆の焙煎度に応じた名称など

僕は本を読みながら自分の知らなかった項目をひたすら裏紙に書いてまとめ、覚えたと思ったら捨てる、といったある意味原始的な方法で勉強していましたが、振り返ってみると普通に本を読むだけでも良かったかもしれません。

教材として使った本は以下の通りです。どれも読み物としても面白い&実用的なので、試験が終わったらぜひ通しで読んでみてください。

コーヒーの歴史

コーヒーの歴史だけでなく、コーヒーの旨味、焙煎時のコーヒーの変化、淹れ方による風味の違い等を科学的な観点で説明した良書です。

コーヒーの淹れ方、豆の種類、焙煎

コーヒー全般についてフルカラーでわかりやすく紹介している本です。お湯の適温など、定量的な部分には余り触れていなかったので、補助教材として以下も読んでいました。

試験に通るだけなら本を読めばOKなのですが、もしコーヒーを趣味にしたいなら器具を買って実践してみるといいかもしれません。試験勉強という観点でも、自分で手を動かしてみると淹れ方に関する具体的なイメージを形成しやすく、知識の吸収も早まるというメリットもあります。

所で、僕の好きなBLACK LAGOONという漫画にはこういう言葉があります。

""こんなもんはな、撃てて当たりゃいいんだよ""
――レベッカ・リー(BLACK LAGOON 2巻より)

要は弘法筆を選ばずということですが、初心者ほどテキトーな道具を買わずにしっかり金をかけて良い道具を買うのが良いと僕は考えます。例えば安くても品質が悪いミルでは均一に豆を挽けないためそこまで美味いコーヒーを淹れられず、コーヒーを淹れるモチベーションが下がります。美味しいコーヒーを淹れたいのに道具が足を引っ張るのは悲しいですよね。実際、僕が最初に買ったミルも、3ヶ月使ったら故障して均一に豆を挽けなくなってコーヒーへのモチベーションが下がりました。また、器具にお金をかけると、それに見合った技術をしっかり学ぶぞ、というモチベーションの向上も期待できます。(※あくまで個人の意見です)

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僕は元々ハンドドリップメインでしたが、サイフォンにも興味が出てこんな感じで色々買い揃えてみました。

コーヒーミル

縦挽きのため普通のミルよりも力を使う必要がなく、また各パーツが金属製のため耐久性も十分で気に入っています。

ちなみにドリッパーはカルディでHARIO製のものを買いました。ドリッパーによってもコーヒーの味は変わってくるので色々買ってみてもいいかもしれません。

サイフォン

この製品には攪拌用の竹べら、燃料用アルコールなどは付いてないので、一緒に買っておくと良いでしょう。僕は燃料用アルコールを買ってなくて泣く泣く薬局へダッシュする羽目になりました……

試験に受かったらどうなる?

試験に合格するとこんな感じの合格通知書が郵送されます。得点は開示されません。

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認定証・認定カードを発行するには別途それぞれ5,500円払う必要があります。受験料は10,000円なので両方発行してもらうと21,000円ですね。僕は今絶賛金欠中なのでまだ発行してませんが、ボーナス入ったら発行しようかな〜と思ってます。

終わりに

いかがでしたか?(クソキュレーションサイト並の挨拶)色々disった気もしますが、コーヒーについてこれから勉強する or コーヒーのソムリエ名乗ってドヤ顔したい人なら受けてもいいとは思うので、気が向いたら是非トライしてみてもいいかもしれません。

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