どうして勉強しないといけないの?
先日常磐線の特急列車に揺られ微睡んでいると、後ろの席から『どうして勉強しないといけないの?』と、あどけないながらも多分に悲しみのこもった声が聞こえてきた。
そっと座席の隙間から後ろを覗き込むと、某N塾の特徴的なバッグを抱えた小学生が母親と思しき女性と並んで座っていた。女性は『お受験のためには頑張らないといけないのよ』と答えていたが、少年が納得のいく答えではなかったに違いない。
少年時代の切実な疑問に対して、大人からピントのずれた答えが返ってきたときの言葉にできない歯痒い気持ち