KATO183系を幕張の6連ふうに仕立てて遊ぶ
今回は去年からちょこちょこ手を加えてきた模型のお話です。ジャンクとしてバラ売りされているKATO製183系を集めて編成にしてみました。
プロトタイプについて
幕張車両センター(幕張電車区)の183系は最終的に9連、8連、6連が活躍したわけですが、今回は0代クハを先頭にした6連を後年の姿で仕立てることに。もともとオール0代だった編成の中間車を松本から転属してきた1000代M車ユニットに差し替えてある点が特徴です。
さらに編成も手頃な長さでまとまるのもポイントです。
6連の運用といえば「あやめ」が思い浮かびますが、他にも「しおさい」「すいごう」「おはようライナー」「ホームタウン成田」などの運用があり、色々遊べそうです。
種車の確保
種車はKATOの旧製品です。中古店を回りジャンク品をかき集めてきました。
0代の先頭車はともかく、1000代の中間車はジャンクコーナーの常連と言っていいほどよく見かける存在なので、入手は容易でした。
先頭車の加工
まずは国鉄仕様→JR仕様にしていきます。
先頭車のJNRマークを消しゴムで消去し、JRマークを転写します。
消しゴム消去法は初の試みでしたが思った以上にキレイに消えるんですね。
JRマークの入手には多くの模型鉄が苦労するかと思いますが、たまたま覗いた中古屋でTOMIXのキハ28用の車番インレタにJRマークが含まれていたのを発見できたのはラッキーでした。
先頭車の屋根には列車無線アンテナをGクリヤーで取付け。ホントはアンテナから延びる配管もやるべきなんでしょうが、パイピングは面倒なので省略です。
HMはペンギンモデル製のステッカーに変えました。図柄の解像度が高くてイイ感じです。HMを何にするかいろいろ考えましたが、とりあえずJR化後という設定を意識して「ホームタウン成田」にしました。こういうデフォルトに無いマークを使わないともったいないですしね。
国鉄型の特急車両はHMを選ぶ楽しみがあっていいですよね。HM変換装置をくるくる回せば「しおさい」も出てくるので、気分で変えるのも楽しいと思います。
これで先頭車は完成したと思ったのですが、手元の資料を見直すと、クハのジャンパ栓受は後になって増設されていたことがわかりました。そこで189系あさまの先頭車を買ってきて栓受の部分を移設し、左右両側に栓受がある状態にしました。
ライト基板も交換したくてサードパーティ製のパーツを買ったのですが、寸法が足りないのかHM変換装置に干渉してしまったのでこれは断念。とりあえず先のあさま先頭車の基板と取り替えることにしました。
中間車の加工
中間車にも少し手を加えます。まず車番を先頭車同様消しゴムで消します。横着してマスキングせずにやったら案の定裾の赤帯も削っちゃったので皆さんは手間を惜しまないようにしましょう笑
車番インレタはちょうどいいものが市場に無いので、そのうち対応するつもりです。それならウソでも車番は消さないほうが良かったな…
続いて窓パーツの交換です。種車の何両かは窓のHゴムが灰色ですが、実物は黒だったようです。そこで、あさま色の中間車を追加購入して窓パーツを交換しました。黒Hゴムにすると一気にJR感が出ると思います。
作業終了
これでひとまず完成とします。
加工というよりは整備といった感覚で気楽に取り組んでみましたが、それなりに雰囲気は出ているかと思います。しかし、ちょっと手を加えるだけでもその模型に対する愛着はひとしおです。
貸しレに持ち込んで、往年の帰宅特急の姿を楽しみたいと思います。
今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。
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