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GM名鉄1600系に少し手を加える

前回から間が開いてしまいました。今回も模型で遊んだお話です。

プロローグ

ある日ネットオークションを覗いていたら、お買い得なアイテムを見つけたので落札しちゃいました。それがコチラ。

悲運の?特急車、見参

GM名鉄1600系です。定価の半額くらいで入手できました。超オトク。

ただ、安いのにはモチロン理由があります。これは訳あり品として出品されていたのです。どうワケアリなのかというと…

・モ1700のパンタの上枠が取れている
・モ1700が増結セットのものに差し替わっている
・前面ステッカーが本来と違う箇所に貼付

見た感じこんなところでしょうか。前オーナーさんはきっともう3両持っていて、6両編成を仕立ててお楽しみだったのではないかと推測します。

私は3両単独で遊びたいので、良い感じになるよう弄っていきましょう。

モ1700の整備

手を加える箇所の大半はモ1700に集中しています。

■パンタの修復
まずは取れてしまっているパンタの上枠を直します。と言っても、ただアーム同士を組み直すだけなので一瞬で終了。なんならケースから出した瞬間に気づいてその場で直しちゃったので、上の写真では既に元通りの状態になっています。

■連結器の交換
増結用の先頭車ということでドローバーがぷらぷらしていますが、ウチでは編成の先頭に立たせるためダミーカプラーに取り替えます。これにはGMストアで1000系用として売られていたものを使用。スカートの穴に圧入するだけでOKです。

カプラーを分解したところ

■前面ステップの取付穴
1枚目の写真を見ればお分かりいただけると思いますが、前面下部のステップが無く穴が丸見えでした。どうも先頭車どうしの連結では外さないといけないみたいです。いや、さすがにこのまま走らせるのはダサいやろ!!でも分売パーツも売ってないしなぁ…

そこで無い知恵を捻り出した結果がコチラ↓↓

約0.5mm幅に切って裾に貼り付け

マスキングテープです。セ◯アで見つけたテープの色味が裾帯の色とほぼ一致。光の当て方しだいでは段差が目立ちますが、遠目に見れば自然に見えます。

ちなみに渡り板も無いのですが、こちらは取付穴が目立たないのでそのままにしておきます。

とはいえ、やはりちゃんとパーツを奢ってあげたいもの。今後1700系として再販の予定もあるので、その時にパーツが分売されることを期待しましょう。

■ライトの点灯化
モ1700は増結セットの車両なので集電板もライト基板もデフォルトでは入っていません。これは別売パーツを買って取り付けました。ついでにク1600のライト基板も交換。白色→電球色になって実感味が増しました。

左:電球色 右:白色

こんな感じで一応モ1700を先頭に立たせることが出来るようになりました。

全車共通の作業

■方向幕
幕は前ユーザーさんが貼り付けていましたが、前面の車番の位置に急行幕が貼ってあったり傾いてたりしてたので取り替えます。

行先は字面のカッコよさだけで「特急 新名古屋」にしました。今はなき駅名ですが、これぞ名鉄って感じがしませんか??

側面のステッカーは気持ち小さめにカットして貼り付け。それでも枠より少し大きかったようです。

■スミ入れ
薄めたエナメルのフラットブラックでドアや点検蓋などにスミ入れ。白い車体なのでメリハリが効いて良い感じです。とくに乗務員室扉の部分はイイ感じじゃないかな。

メリハリがついたかな?

こういうのって完全な新品だと躊躇してしまうのですが、中古品だと心理的なハードルが下がってやりやすくなる気がします。

これで3両として走れるようになりました。

1600系の印象

この形式を初めて知ったのは小学生の頃、「電車でGO!〜名古屋鉄道編〜」をプレイした時でした。新名古屋→新鵜沼で1600系を運転するダイヤがあり、何度も走らせたものです。

この名鉄編には「フリーラン」なるモードがあって、速度制限や時刻を無視できるのを良いことに新鵜沼駅の車止めに思い切り激突させたりもしましたね〜。たぶんこれは電GOプレイヤーあるあるだと思います笑

実車と対面したのはそれから月日が流れた22歳の頃。就職先の研修で1ヶ月間名古屋で過ごしており、そこで初めて乗車する機会に恵まれたのでした。

当時は既に改造を受け1700系として活躍していた同車ですが、顔の良さは変わりなく、後継の2200系やベテラン1000系列よりも輝いて見えました。流石に車内は年数を感じさせる部分もありましたが、特急車としての風格は十分でした。

それが後になって、かの有名なネットミームになろうとは一体誰が想像したでしょうか笑

実車は引退してしまいましたが、このスーパーカッコいい特急車を模型で堪能したいと思います。「明日へのチケット」を聞きながら走らせれば、懐かしい気持ちになれるかもしれませんね。

というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

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