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Mission Clear の為に

夕焼け雲は、何となく落ち着く。鹿児島は、高気圧に覆われて、今日は良い天気だった。もう春だ。遠くオレンジ色に浮かぶ雲は、巻雲Cirrusであっているだろうか。あの高さならジェット機の運航高度付近だろうか。

さて、今日のフライトであるが、まぁ、事業用過程ならば、やってはいけないことをやってしまった。

社長が仰っていた。自家用操縦士と事業用操縦士の違いは何か。自家用操縦士は、ちょっとでも飛ぶのに不安があれば、飛ばない。という選択肢が取れる。事業用操縦士は、いかに飛ぶか、ミッションをクリアするかを考える。なるほど、それは確かにそうだ。お客さんは飛んで欲しいのだ。あらゆる手段を尽くして、それでも安全上飛べないと判断した時は、飛ばない。そこまでやらなければならない。

僕はまだアマだなと。

現段階でフォーカスしているところが、自分が上手くなることであって、ミッションをクリアする所にない。今日は、操縦中に教官のやり方が、納得がいかず、正直上空で気持ちが切れた。一瞬諦めたのだ。気持ちのスイッチを切ってしまった。だから、3回のTouch &Goを2回で終わりにしてもらった。自家用の時は、これで良かった。気持ちが途切れた所で、それ以上やるだけ上手くは行かないのだ。これまでそうしてきて、安全を考慮して、それもパイロット判断としては正しい。ただし、自家用ならば。

事業用となれば、話が変わる。お客さんからお金を頂いて飛ぶわけだ。自分の気持ちが切れたとか、もっと上手くなりたいとか、お客さんからしたらどうでもいい。とにかく、目的地まで安全に運んで貰いたい、ただそれだけだ。事業用訓練は、そこにフォーカスしなければならない。

ミッションをいかにクリアするか、視点を変えて行こう。