見出し画像

「ありがとう」の反対は?

「ありがとう」

と言われたとき、返す言葉は

「どういたしまして」
「おかまいなく」
「いいえ」

と、謙遜の言葉が出てきます。
どれも、「たいしたことないから気にしないで」という意味を持っている。
個人的によく「Sure」を使っているけど、少し意味は違いますね。

では、この「ありがとう」の反対の意味は何だろう?
心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

そもそも「ありがとう」の意味は?

その意味を調べてみた。

ありがとう【有り難う】
(アリガタクの音便。下の「ございます」「存じます」の略された形)感謝の意をあらわす挨拶語。

これでは今ひとつ分からないので、「有り難い」を調べてみた。

ありがたい【有り難い】
1 存在が稀である。なかなかありそもない。珍しい。
2 生きるのがむずかしい。
3 なしがたい。むずかしい。
4 (世にも珍しいほど)すぐれている。立派である。
5 またとなく尊い。もったいない。恐れ多い。
6 (人の親切や好意などに対し)感謝したい気持ちである。身にしみてうれしい。
7 本当に恵まれていて、うれしい。

考察

どの意味も、本人の閾値に対してそれを超えている状態をあらわしている点で共通しているように思う。
それは、存在そのものであったり、能力であったり、環境であったり様々だが、どれも基準は本人にある。

日常生活で「ありがとう」と誰かに言葉をかけるとき、それは特に6番目の意をあらわしていることが辞書からも分かる。

では、ここで「ありがとう」の反対は何になるのか考えてみると、切り口は2つ。
・有り:存在
・難う:可否
のいずれかを反対にすればいい。

結論

「ありがとう」の反対は「当たり前」

そもそも、存在してる希少性や可能性が低いことに感謝している気持ちとして発せられているのが「ありがとう」であるなら、存在してることが稀でない状態「当たり前」が、まさに反対なのかなと思った。

感謝をしない、忘れている人というのは、自分の身に起こっていることを「当たり前」だと思っているのかもしれない。「当たり前」だと思っているからでこそ、そこに感謝の意は生まれない。
やはり「ありがとう」の対面にあるのは「当たり前」だ。

改めて自分の周りを見てみると、本当にありがたいと思えることが多い。
朝起きて、まず今日も生きていることに感謝。
食事をするときも、命をいただいていることに感謝。
仕事をしているときも、遊んでいるときも、その環境が整っていることに感謝。
寝る前も、(大なり小なりイベントはあるにせよ)その日1日を過ごせたことに感謝。

普段何気に過ごしている中で、少しでも「当たり前」という感覚から離れることができれば「ありがとう」という気持ちが生まれる。
常に感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたい。


こんな駄文でも意思表示できる場を提供してくださっているnoteに感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?