【デート本】【マインド】疲れた相手は甘やかすな。楽しく夢中にさせて、もっと疲れさせてやろう。それが一番の気分転換になる。(16/〇〇)

久しぶりの投稿となった。
執筆を続けることの難しさについては、前々回のTipsにて言及した。

↓一応リンクを貼るが、デート本の趣旨とは大きく外れるから無視してくれ。

自己啓発本あるあるの一つとして、以下が挙げられる。
冒頭数十ページの試し読みで感動して買って帰るも、中盤以降は明らかに失速し、結局微妙な読後感だけを残してしまう、というパターンだ。
数万文字単位の文章を展開できるだけの内容・構成力がないにも関わらず、自己啓発本としてふさわしいだけのボリューム感を無理くり作ろうとした結果だ。
※別の意味で、中高生時代に教科書で読んだ『山月記』なんかは、文体が失速して、クラスのみんなで笑ったものだ。

繰り返すが、本書は「史上初 非モテ向けデート本の決定版」となることを宿命付けられている。
そうである以上、内容面での失速は許されず、序盤〜中盤〜終盤と隙のない構成で世に送り出さなくてはならない。そのためには、筆の失速はやむを得ない。

スポンサーは往々にして短期だ。
人のなす仕事は、決して工業製品ではないにも関わらず、進捗を要求することに何の意味があるだろう?
昨今のビジネス界隈に、こう警鐘を鳴らしたい。

納期至上主義は、文化・経済・社会の崩壊をもたらす。

バンビーノ(筆者)

「失われた30年」など言う。確かに政治は悪い。人口動態も悪い。
しかしながら今の日本企業の体たらくは、何よりも各組織が納期至上主義を突き詰めた結果でもあるということに、どの組織も向き合おうとしないのだ。
最後に世の中を変えた革新的なプロダクトである初代iPhoneの開発において、質よりも納期が優先された訳がないだろう?

またつまらぬものを斬ってしまった。

さて、今回のTipsはこれだ。

疲れた相手は甘やかすな。楽しく夢中にさせて、もっと疲れさせてやろう。それが一番の気分転換になる。

今回のTips

メッセージとしては文字通りに受け取ってもらって構わない。
しかし非モテのキミ達に向けて、はじめに言っておこう。
このTipsの方針に沿ってデートを進めることは、長い目で見た時、必ずしも相手の女性のためになるとは限らない。

楽しい週末を過ごすこと。
それは平日を中心とした日常の幸福に必ずしも直結しない。
とりわけ仕事のつまらないOLであれば、土日が楽しければ楽しいほど退屈な平日との落差は大きくなり、週7日のうち5日の価値を下げることになる。
一度立てられた心の波を収めることは、難しいものだ。
※広義ではバブル世代の体たらくにも同じようなことが言える。

また、別の意味でも弊害がある。
夢中になれるような楽しいデートをひとたび体験してしまった女性は、男性一般に対する要求水準が高くなる。上手に口説かれることの気持ちよさを知ってしまった女性は、不器用に告白されると興醒めしてしまう確率が高い。そして世の男性のほとんどは、女性を口説き慣れていない。左様にしてカップルの成立は難しくなる。
それはまるで、綺麗なトイレに慣れてしまった我々現代人が、ボットン便所の日々には戻れないのと似ている。(もちろん例外はいる)

つまり、遊び相手の女を本気で愉しませてしまうことは、その女性の婚期を遠ざけることにもなりかねない、と私は考えている。
「若く見られる」を武器に婚活市場で戦う悲惨なアラフォー婚活女子は、過去にいっぱい楽しい思いをしてしまったからこそ、平凡な男性に手を打つことができずに破滅へと向かうのである。

さて。
ここまで書いた上で、それでも私は、女性を「愉しませる」ことを推奨する。
一見すると矛盾しているように思えるかもしれないが、私は現実主義者だ。必要悪を拒否していては、個人が破滅する。
それに上記のような理由をつけて女性にひと時の愉しみを与えることを拒んだとしても、結局のところそれは自分の無力さへの言い訳に過ぎない。

女性を付け上がらせないことは、土台、無理な話である。
非モテの君達が女性を不幸の沼に引き摺り込まずとも、別の男がそれをやってしまう。それならば君が先にそれをやって、女をそのまま引き取ってやりさえすればいいだろう。

今回のTipsは、言い訳をするな、というマインドの話でもある。

金曜の夜にデートに来る女性は、疲れ切っているかもしれない。
普段であれば笑えるような話でも、上手く反応できないかもしれない。デートにおいて反応の薄い女性は不機嫌に見え、まるでキミとのデートに前向きではないように見える。
しかしそれは違う。女性の多くは、どんなに疲れていても、美味しいご飯を食べ、楽しい会話をできれば、「良い時間を過ごした」と錯覚できるものだ。
つまり、デートという名のレッドブルを与えて、疲れを翌日に繰り越して貰えばいいのだ。


デート序盤の不機嫌の原因は、キミ達の不手際にあるとは思わない方がいい。
非モテのキミ達にそんな影響力はない。己を過信するなっ!
※ちなみにデート中盤以降の不機嫌は60%キミ達の責任だ。肝に銘じてくれ。

また、日曜夕方にデートに来る女性は、たしかに翌日朝早いかもしれない。
翌朝5時に起きて大事な商談の準備をしなくてはならないかもしれない。
仮にそうだとしても、そのように事前に言われていたとしても、「明日は朝早いだろうからこのくらいにしておこうか?」という遠慮をしてはいけない。
それは遠慮ではなく、チキンの露呈にしかならない。
打診を断られたとしても、打診せずに失望させるよりはよっぽどマシだ。

そして万が一、目の前の女性に翌朝の早起きを失敗させ、仕事の失敗の原因となってしまったとしても、決してその子は君のことを恨んだりなんかしない。
むしろ、目下の危機との対比で、より一層、君との非日常を焦がれることになるのだから。

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