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『わたしの一番最悪なともだち』社会人編備忘録

自分で書いたくせに、5週を月曜火曜水曜と観ていて、ああ、早くほたるを助けてやってくれ美晴、という気持ちになってしまった。わたしだって、のコーラとか言ってるほたるが好きだったよ!と心の中で叫んだ。

それはさておき、学生編から社会人編の間に流れた3年という月日について、忘れないうちに書き記しておこうと思う。

4週の最後、シーの前でシーフードのシーンを書き終えたわたしが考えたことは、つぎにほたるの前に美晴が現れるのはいつなんだろう?ということだった。内定式に行くほたるを想像してみても、卒論執筆に追われるほたるを想像してみても、卒業式に行くほたるを想像してみても、東京で入社式や新人研修に参加しているほたるを想像してみても、彼女の前に美晴が現れることはなかった。
それはたぶん、シーの前でシーフードのあのとき、「今日、楽しかった。それで良くない?」と美晴に言われ、ほたるが本当のことを打ち明けられなかったことで、二人の関係性が若干リセットされてしまったからというのもあるんだろうな、と。もっと深い関係性を築くタイミングを逃してしまった、というような。だからこそ、ほたると美晴は再会するまでに3年がかかってしまったとも言えるかもしれない。でも、ほたるにとって美晴がどんな存在なのかがよくわかる5週の再会のタイミングだったのではないかな、と思う。

4週のほたると美晴のように、もっと深い関係性になれそうでなれなかった友達って、思い返すとわたしにもいた。短期間でとても仲良くなって、旅行に二人で行ったりもしたのに、なんかタイミングを逃して、それ以降旅行どころか、遊んだり、ラインでメッセージを交換することさえしなくなってしまったことあったなぁ、と。別に喧嘩をしたわけでも、なんでもないのに。あと一回一緒に旅行に行っていれば、一緒に遊んでいれば、もっと深い関係性を築けた気がするのに、といまになって思う。元気かなぁ、あの子。

想像上の世界という力を借りて、ほたると美晴はいい関係性になれるといいな。

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