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現地で食べるマレーシア料理

こんにちは。

先日マレーシアについて記事を書いたところ
結構反応がよかったので、今日はマレーシアの
グルメをご紹介します。

東南アジアでグルメといえばタイ料理や
ベトナム料理などがポピュラーですが、
マレーシア料理ってイメージが薄いですよね。

ナシゴレンはマレーシア風の焼き飯ですが
実は言葉が似ているインドネシアでもナシゴレンが
あるので、両者がごっちゃになって認識されています。

でも、マレーシア料理はナシゴレンだけじゃない!
日本料理がスシだけでないのと同じです!

今回は現地滞在で食べたインパクトのある料理2選を
ご紹介します。
インパクトがあると言っても虫とか気持ち悪いものは
基本的にないのでご安心下さい。

1.カレー

みなさんカレーといえばインドと思っている方も
多いとおもいますが、マレーシアを始めとした
東南アジアの国でもオリジナルのカレーがあります。
よく考えたら日本のカレーも日本オリジナルなので
世界各国にオリジナルカレーってあるのかもですね。

マレーシア風のカレーは基本シャバシャバの
スープカレーです。
現地では手でご飯を食べるのでシャバシャバのほうが
食べやすいようです。

辛さはそれほどでもなくて肉もしくは魚と野菜が
入った結構ベーシックなものです。
現地でもカレーは白ごはんと一緒に食べます。

カレーをどんなところで食べるかというと
もちろん普通に町中の大衆食堂みたいなところでも
食べるのですが、圧倒的に多いのがパーティです。

日本人からするとパーティにお呼ばれする機会なんて
あまりないですが、マレーシアではパーティが色々あります。

1年に必ずあるのは断食明けの休暇には必ず
家族そろってのパーティが開催されます。

また結婚式やイスラムの儀式など事あるごとに
パーティが開催され、珍しいので日本人はよく呼ばれます。
私が赴任していた工場は2000人の従業員がいたので
面識のある人だけでもかなりの数のパーティに行きました。

そんなパーティに参加すると必ずカレーがあります。

定番は牛かヤギのカレーです。
結婚式の際には1匹のヤギがプレゼントされて
そのヤギをさばいて、そこで料理するのがカレーです。

実はジンギスカンの獣臭いにおいが苦手なので
ヤギのカレーも最初はかなり抵抗があったのですが
ここがカレーの面白いところで、スパイスとマッチして
だんだん好きになってくるんです。

料理って素材の長所を引き出すだけじゃなくて
欠点をカバーするのも重要な要素だと思いますが、
現地のカレーはまさに獣臭さを打ち消す調理がされていました。

ただ、スパイスだけではマスキングできないので、
現地では色んな野菜をはじめとした食材が一緒に入ります。
その中で最もインパクトが大きかったのがタケノコカレーです。

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普通に美味しそうに見えるでしょ。
ところがこれ、近くに行くと強烈なタケノコのにおいがします。

タケノコのにおいって日本人からすると上品ないい香りの
イメージですが、現地の竹は熱帯系のもので細く、
香りは日本のものとは全く別物です。

メンマの瓶を開けたとき慣れてないと臭いと感じますが
あの匂いを100倍ぐらいに濃縮した感じです。

ところがこれ、食べてみると結構イケます。
先ほど書いた獣臭さが見事なまでにマスキングされるんです。
タケノコのにおいは気になるといえば気になりますが
強烈なメンマと思えばご飯にも合いますよね。


2.トムヤンスープ

あれ、トムヤムクンってタイ料理じゃないの?
って思われた方、正解です。

私が住んでいたマレーシアの北部は昔からタイと国境の
争いが続いてきたらしく、時期的にはタイだった時代も
あったりして、結構タイの方も多くいます。

なので、マレーシア風のトムヤンスープも結構あります。

色はタイで食べるものよりも薄いんですが辛さはシッカリ。
タイのものよりも全体的にさっぱりしていて日本人の舌に
あうイメージです。

タイの中でもトムヤムクンって色んなスタイルがあるのですが
マレーシアではそれをマレー風にアレンジするため、
さらに色んな種類のトムヤンスープがあります。

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一時トムヤンスープにハマって、ローカルスタッフに
色々な店に連れて行ってもらったんですが、
このトムヤンスープが一番お気に入りでした。


このお店は中華系の方が経営されているのでイスラム風ではなく
マレー風中華料理のニョニャ料理と言われる部類なのですが
ここのトムヤンスープとチャーハンが抜群に合うんです。

日本のチャーハンよりも少し味付けが薄めなので
チャーハンの上からトムヤンスープをかけて食べると
絶妙です。

チャーハンのマイルドさにトムヤンスープの酸味、辛みが
パンチになってクセになる味です。

日本に帰国してからもトムヤンペーストを探してきて
色んな味を模索してみましたが、やっぱり現地の味は
再現できませんでした。
パッとみただけでも色んな香草がはいっていたので
それが味の決め手なのかもしれません。


今回ご紹介したのはごく一部のマレーシア料理ですが
まだまだ色んな美味しいものがあります。
残念ながら当時は食べ物をあまり写真に撮ってなかったのですが
今後もマレーシア料理をご紹介したいと思います。


我第2の故郷マレーシアの料理に思いを馳せながら
コロナの収束を願います。

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