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秋のクワガタはどこに置くべきか?

こんにちは。

最近急に寒くなってきましたが
寒くなってくるとよく聞かれるのが
クワガタをどこに置くかということです。

外国産のカブクワなら温度管理が必要なので
あまり気にすることはないのですが
オオクワガタやヒラタクワガタなどの
国産で越冬するクワガタは基本的には
温度管理をせずに飼育するので
どのような場所に置くかを問われます。

夏はカブトムシと同じように直射日光が
当たらない涼しい場所に置くのが基本ですが
秋になってくると徐々に温度が下がってくるので
置く場所に悩みます。

そこで、今回は秋からの国産クワガタの温度管理について
ご説明します。

1.基本は自然界に合わせる

国産のクワガタの場合は自然界では日本の自然に
合わせて生きているため、空調の入っていない場所であれば
基本的に問題ないのですが、クワガタにストレスがかからない
生息環境を考えた場合、基本的に自然界の条件に合わせれば
問題ありません。

クワガタは基本的に広葉樹の生える山の中に生息していますので
この時期の山の中を想像するとわかりやすいのですが
この時期は木々から落葉が始まり、山の中は比較的
日中は温暖な反面、昼夜の温度差が大きくなります。

この時期自然界のクワガタの多くは木の隙間や
朽木の根本などの表に見えない場所で生息することが多いので
日中日が当たらずに、比較的外の温度変化に近いものの
屋外程温度変化が顕著でない箇所がベストということになります。

その観点でいうと、玄関先が一番ベストだと私は考えています。
我が家ではシューズクローゼットがあるので
そこにクワガタの幼虫と成虫を置いています。

この場所であれば基本的に暗く、玄関に近いため
比較的外気の温度が上がれば暖かくなるため
森の中に近くストレスが少ないと考えています。

なお、玄関先に近い場所に置く場合には外からキノコバエなどの
虫がクワガタのケースに侵入することがあるため注意してください。

キノコバエやショウジョウバエなどの飛翔害虫は
真夏の極端な暑さでは逆に活動量が落ち、この時期の
日中など20℃ぐらいの温度が逆に活発に動く時期なので
注意が必要です。

2.水分コントロールに注意

この時期になってくると真夏に比べてかなり活動量が落ちます。
なので日中を除けばあまり外に出てくることがなくなり
ケースを覗いてもクワガタを見かけないことが増えてきます。
また、エサもそれほど食べなくなるため
ゼリーが無くなることもないのでついつい飼育ケースの
確認頻度が下がりがちになるのですが、一点だけ注意が必要なのが
水分コントロールです。

通常秋は雨が比較的多く、自然界では乾燥することは
きわめて少ないですが、飼育環境下ではついつい乾燥しがちです。
なのでこの時期は乾燥対策が必要です。
目安としてはマットの中1㎝ぐらいが乾いていればきりふきで
水を足すイメージで大丈夫です。

オオクワガタは国産クワガタの中でも乾燥につよいので
乾燥しすぎて死んでしまうことはほぼほぼないですが
当然ながらケースが乾燥する=ゼリーも乾燥している
状態なので日中に暖かくなってエサを食べに来ても乾燥のため
エサが食べられない状況になります。
エサが食べられなくてすぐに死ぬことはありませんが、
この時期のエサの摂取量が少ないと、真冬の越冬時に体力が不足し
来年の春まで体力がもたずに死んでしまうことも多くなります。

この時期は熊のように越冬に向けて積極的にエサを食べさせるのが
理想なので、エサの管理という意味でも水分コントロールは
重要です。


3.まとめ

秋のクワガタの管理は
・玄関先に置くのが理想で
・水分コントロールに注意する

ということをこの記事でお伝えしました。

この時期になるとあまりクワガタをケースの中で
見なくなりますが、安全に冬を超えるためにも
重要な時期になりますので、
この時期の飼育には注意してやって下さい。


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