見出し画像

「アルバム作品」として聴くこと。(『E』ver.)

せんじつのブログでは、これまで
あまり聴いたことのなかった音楽を
聴く、というのもよいんだけれども、
ときにはだいすきなミュージシャンの音楽を
浴びるようにして聴きたくなる、
ってえのを書きまして。それで、
ドライブ中には、ぼくがだいすきな
奥田民生さんの音楽をね、
「全曲シャッフル」で聴いていたんだった。

アーティストの全曲シャッフル、というのは、
「CD」までの時代にはできなかった
「iPod」以降のデジタル音楽プレイヤーならではの、
音楽鑑賞における大発明だなあと感じられる。
全曲シャッフルによって、たとえば
これまで聴いていた曲だっても、
予期してなかった曲と曲とのつながりから、ちょっと
ちがった光景で聴こえてくることもあったりするから。

とは言ってみても、その後の現在、
「サブスク」の時代になれば、
1曲ごとで聴く、というスタイルが
主流になっているともぞんじますが。
おそらく、そういうような
「全曲シャッフルで聴く」というのも
無くなっているやもしれないな。

現在40歳のぼくとしてはさ、
サブスクで1曲ごとでも聴くし、そして、
デジタルデータの全曲シャッフルでも聴くけれども、
やっぱり、アルバム作品ごとで聴くのも、
すきなんだなあ。

というわけで、このごろは、
全曲シャッフルの再生は止めつつ、
奥田民生さんの2002年リリースのアルバム
『E』を聴いておりました。

でも、ぼくは、
民生さんの音楽について、それまで
シングルの曲は聴いていたものの、
アルバム作品もふくめて、
追いかけるようにして聴くようになったのは、
2004年リリースの『LION』からだから。
この『E』というアルバムを、
リアルタイムでは聴いていない。

過去へ戻るようにして、当時、
『E』『GOLDBLEND』『股旅』『30』『29』
などなどを聴きながら、
どのアルバムもそのアルバムの個性があって、
だいすきなのですが、なかでもね、とくに
ぼくは『E』がすきなんだなあー。

たとえば、
『まんをじして』
『花になる』
『CUSTOM』
『ヘヘヘイ』
『The STANDARD』
という、たくさんのシングル曲が収録されているし。
アルバムの曲においても、
『鼻とフラワー』
『御免ライダー』
『哀愁の金曜日』
などなど、いろいろな曲が収録されている。
そして、
それらの曲と曲をつなぐようにして、
『花になる~黄昏のテーマ~』
『鼻とフラワー三世』
『先週の月曜日』
『来週の日曜日』
という、時間短めのインストゥルメンタル曲による、
このアルバムの流れがすきなんだなあ。

たとえば、ぼくは、
『御免ライダー』って、
民生さんの音楽の中でも一番と言ってもよいぐらい、
だいすきな歌なのですが、このアルバムの中では、、

→『鼻とフラワー三世』→『御免ライダー』→『先週の月曜日』→

‥‥という流れで聴くとかっこよくって、
どきどきしちゃう。これが、もしも、
これらのインスト曲がなくて、、

→『鼻とフラワー』→『御免ライダー』→『みんな元気』→

‥‥という曲順だったとすれば、
もしかしたら、ここまで、
聴いていてどきどきしちゃうような
劇的な流れではなかったやもしれない。

そう思えば、この
奥田民生さんの『E』というアルバムの、
収録曲の曲順の流れって、
ほんとうにすばらしい! って思うのよね。
それは、もう、つまりはさ、
「アルバム作品」として音楽を聴く、
いちばんすばらしいところなんだなあ。

そもそも、なんとゆうか、
『御免ライダー』というタイトルが、
すき!
あらためてよくよく考えてみると、
『御免ライダー』って、
なに?! って思っちゃう〜。

さあローリンローリン通りをかけて行くのさ〜

令和4年11月5日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?