表紙9-1

第39回 嵐

「ほぼ日」「吉本隆明の183講演」より『喩としての聖書−マルコ伝』という吉本隆明さん講演を聞く聞くシリーズ、だい39かいめ〜。】

こーにちは。それじゃー、前回noteのつづきをーー!!!

で、あの、そうして今度はね、言葉。それじゃあ言葉っていう面から、新約書っていうものをね、福音書っていうものをね、見てったらどういうことが見えてくるか。(チャプター08 / 奇跡を言葉の面から理解する_0:00〜)

「ことば」という面から「新約聖書」を見てゆくと、どーいうことが見えてくるのか?!

って言うことを、一二、例をあげましょうか。例えばね、マルコ伝の4章のところにね。あの、その、イエスが舟に乗って、弟子たちも、それから群衆たちも別の舟に乗って、海へ出るところがあるんです。あるのをご存じだと思います。それでそのときに、嵐に遭うわけですね。

例えば「マルコ伝」4章では、イエスやイエスの弟子たちや群衆たちが舟に乗って海へ出て、そこで嵐に遭う。

嵐に遭って、波が荒れてくる。

波は荒れて、、、

で、弟子たちが。イエスが、聖書によれば、しとねを敷いてじっとして寝てた。って言うふうに出てると思います。それで、

と、ここの「しとね」とは【座るときや寝るときに下に敷く物。しきもの。ふとん。/goo国語辞書より。】とのことでありやす。の、そんなときにでもイエスはしとねを敷いてじっと寝ていた。それで、

弟子たちは、嵐で舟がひっくりかえりそうになるし、波は荒れ狂うし。ってなことで。弟子たちは慌てふためいて、不安になって慌てふためいて、

ぎゃくに、弟子たちは不安で慌てふためき、

今、われわれは死にそうになっているのに、あなたはどうして平気でいるんだ? って言うふうに弟子たちがイエスに言うところがあります。そうすると、

「あなたはどうして平気なのですか?」とイエスに言う。すると、

イエスがね、こう、海に向かって。海に対して。黙(もだ)せ、鎮(しず)まれ。あるいは、お黙りなさい、静まりなさい。って言うふうに言うところがあります。そうすると、

イエスは海に向かって「黙せ、鎮まれ。」と言いはなつ。すると、

海が静まった。って言うふうに書かれ。

海の嵐はしずまった。。。

それでそこのところに、あの、まぁ。そうする前に、弟子たち。慌てふためいている弟子たちに「信仰が薄いやつよ。」って言うふうに、言うところがあります。

それでイエスがそうする前に、イエスは弟子たちに「信仰が薄いやつよ。」と言って、

言っといて、それで、あの。黙(だま)しなさい、黙りなさい、鎮まりなさい、って言うと海は静まった。で、あの、弟子たちは、この人は海を、海の波さえ従えさせることができるのは、どういう人なんだろう? ってなふうに言うところがあります。

その静まった海を見た弟子たちは、このひとはどーいうひとなんだろう? と言う。

そんなよーな、海に「しずまれ」と言うと海はしずまっちゃう。的な。そこからのつづきはねぇ、また次回で〜。

平成28年7月17日



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?