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それがうまく生きる秘訣で。

そしてさらにね、Mr.Childrenのアルバム
『BOLERO』をあらためて聴きながら、今回、
『BOLERO』をあらためて聴くきっかけとなった
『ALIVE』という曲がさ、やっぱり、
ぼくは大好きなんだなあ〜。

あらためて『ALIVE』を聴きながら、
あらためてその歌詞もながめながら、
たとえば、、

手を汚さず奪うんだよ
傷つけずに殴んだよ
それがうまく生きる秘訣で
【ALIVE/Mr.Children】

‥‥という箇所はね、以前、つまり、
10代のころに聴いていたときには、
怒りや嘆きの感情より発せられる暴力的なことば、
みたいなことだとも解釈していたけれども。
今、つまり、40代に成ってから聴いてみると、
案外、これって、ほんとうの意味として
「うまく生きる秘訣」なのやもしれない、
とも思えてきたんだった。

先日のブログでは、内田樹さんがツイートされていた、
トップダウン型の組織における
「パワークラシー」についてしるしましたが。
トップダウン型、つまり
組織の上層部による意思決定が、
上位から下位へと伝達され、下位の人たちに
その決定を従わせる、という組織では、
「誰がどれくらい権力を持っているか?」
を見極めることが、メンバーの最優先課題となってくる。
それはつまり、下位者の中から、
どれほど屈辱感を与えても反撃しない相手を探し出し、
その下位者へ屈辱感を与えることによって、権力者は
自分自身が上位にいることを証明しようとする、
とのようなことなのだとぞんじておりますが。
そう考えてみれば、たとえば、
「こういうこと」ができる人こそが、組織の中で
出世できる人なのかもしらないな。

ともすれば、いわば
「屈辱感を与える」ということは、
与えられる側から見れば、非常に
「傷み」を伴うことだとも思われるけれども、
ある意味では、そこには、外から見える
「外傷」みたいなことは無いんだから。
つまりはさ、この
『ALIVE』の中で歌われる
【手を汚さず奪う】であり、
【傷つけずに殴】るであり、
その方法こそが、現代の組織社会における
「うまく生きる秘訣」とも言えるんだろう。

そのようにして、組織では
「搾取する側」と
「搾取される側」とに分けられながら、
うまく生きるためには
「搾取する側」のほうへと入ることだ。
ってゆうことがね、『ALIVE』という曲の
この歌詞の箇所では、
詠われていたのやもしらない、と、
今になって思ったんだった。

でもね、それはさ、ぼくはやっぱり、
それをされることも、
それをすることも、
イヤだなあ、って思うから。
とは言えども、そんなような
現代における組織社会の中で、ぼくは
どうしたらよいんだろうねえ????

そもそも、もしかすれば、
この『ALIVE』という曲もね、
そういうような社会に対する
「怒り」のような感情が、
表現されていたのかもしれないなあ。

ならば、ぼくは、
夢はなくとも、希望はなくとも、
報いはなくとも、救いはなくとも、
いつか、ポッカリ、答えが出るかも、、、
とも願い祈りながら、
その日まで魂は燃えてたい。そして、
この魂を燃やせながら、
荒れ果てた険しい道を、
さぁ、行こう!

そのときには、どうか、
笑顔であれたら。。。

令和5年3月30日


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