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新曲を聴くということ。(driven by impulse_ver.)

昨日のブログでは、たとえば、
大好きなバンドやミュージシャンの新曲、つまり、
新曲が発売される日、もしくは
新曲の発売が発表される日、そして、
新曲を初めて聴く日、且つ、その
新曲をじぶんの身体に馴染ませるかのごとく
聴いてゆく日々も、全部、好き。
なんならば、この
「新曲」という言葉も、好き!
ってゆうのを記したのですが。
とは言っても、そんな新曲を
最初に耳にするときは緊張もしてしまうの。

たとえば、新曲が
じぶんにとって好きな感じなのか? とか、
新曲とは、いわば、今後の新たなご活動も
示唆されているともすれば、そのことを
ぼくはどう感じるのか? それらがもしも
じぶんに合わないと感じてしまう可能性だっても、
絶対に無い、とは言い切れないから。

ぼくもかつて、とくに10代20代のころ
好きだなあと思っていたアーティストの新曲を、
あんまり合わないかも? とも思ってしまって、
ファンから離れてしまったこともあるし。
でも、また、大好きなミュージシャンさんが
リリースされた新しいアルバムを一度聴いて、
あれ? なんだかちょっとよくわからない、とも思いながら
それからそのアルバムを何度も聴くなかでは、
大好きな音楽になったこともあるので
じぶん自身の感覚がどう転がってゆくかは、
いろいろな場面があることも知ってはいるけれども。
でも、やっぱり緊張する、というか、
身構えてしまうところもあると言えばある。

けれども、そのころから
10年や20年が経ち、これまでずっと
聴き続けているミュージシャンさんの新曲を
楽しみにしている気持ちもあるし、なおかつ、
もしも聴いてよくわからなかったと感じたとしても
その方向へとついてゆこうとする覚悟もできている。
ただ、昨日のブログでも書いたのですが、
じぶんの年齢も40代となった今では、
新曲がリリースされることが、
とっても貴重で有り難いものだ、という気持ちが
まさっているような感覚もある。

新曲を一聴して、
すばらしいと思えても、もしくは
すばらしいとは思えなかったとしても、
それさえも、じぶんの気持ちというのは
信用できない場合がある、
ということも知っている。

ライブのセットリストの中でね、
未発表の新曲が演奏されるときには、
もちろん聴いたことのない曲なので、
ヒット曲や大好きな曲と同じように
盛り上がることは出来なかったとしても、
でも、なんだか、初めて聴く
音楽に耳をそばだてながら、
そのリズムにゆられながら、
うれしい、という気持ちも持ってたいな。

そんな新曲だってもね、
何度も何年も聴き続けてゆくうちには
「新曲」の曲ではなくなってゆく。

つまりはさ、これから
何度も何年も聴いてゆくだろう新曲を
「最初に聴く」という機会は一度だけなのだから、
それこそが、貴重、と申しますか。
この最初の一度だけの機会における感覚を、
大事にしたいんだ。

感覚は、みちしるべ!

令和5年10月12日


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