![現在をどう生きるか9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7829763/rectangle_large_type_2_d39a9c59137fcc5acb82542f406d05f1.jpg?width=800)
第66回 関西の大地震
[前回noteよりひきつづき、吉本隆明さんの講演『現在をどう生きるか』(開催日時:1995年9月3日)をゆっくりじっくり聴きます。講演音源は吉本隆明の183講演より。ほんじつは、第66回めなのさ。]
こんにちはー! それでは、ぜんかいでは、、
「ですからその基準は、現在の市民社会に通用してる善悪の基準よりも、少し広いって言いますか、普遍的な基準を求めて。
それで、誰でもがそういう基準に向かって、自分なりの場所で自分なりに当面してる問題で考えなきゃ、次の世紀にはとても行けないよ。っていうものが現在の一番大きな問題じゃないか。
つまり、価値が浮遊し始めている現在の問題の一番のポイントじゃないかっていうふうに僕自身は考えてます。ですから、そこのところの問題は一番大きな問題じゃないかっていうふうに思うんです。これは、、」
のところを聴きました。つづきなのさー。。。
あの、あの。関西…。えーと、僕は、オウムサリン事件と同じように関西の、大地震、っていうものの問題っていうのは、とても大きな問題だ。っていうように…、もうひとつ大きな問題だと思ってるわけですけどね。
(チャプター09「阪神・淡路大震災復興への課題」/0:00〜)
「僕は、オウムサリン事件とおなじように関西の大地震の問題は、もうひとつとてもおおきな問題と思っているわけですけど。」
‥‥関西の大地震の問題。。
あの、ここではどうなるか、って言うと。どういう問題になるか、って言いますと、あの。
「ここではどういう問題になるか? と言いますと、」
つまり、これは、あの。こう、ひとつは要するに、あの。家屋が倒壊した、とか、あの。死者を出した、とか、そういう家族、とか。そういう人たちに対する補償とか、救済とかって問題がひとつあるでしょうし。
「ひとつは、家屋が倒壊した、死者を出した、というそういう家族や人たちに対する補償や救済の問題があるでしょうし。」
‥‥補償・救済の問題。。
それから、もうひとつはやっぱり、復興…。どうやって復興するんだ、って、復興の問題っていうのがあると思います。
「それからもうひとつは、どうやって復興するんだ? という復興の問題があると思います。」
‥‥復興の問題。。
で、これにも、あの、浮遊する…。価値の浮遊するポイントってのが、あるわけです。
「これらにも、価値の浮遊するポイントというのがあるわけです。」
‥‥価値の浮遊するポイント。。
というこんかいはここまでを一気に聴きました。
この講演が行われました1995年9月の8か月前に起きました「阪神・淡路大震災」についてのこと。ことしは、最近でも北海道での大地震や日本各地での大水害が起きたので、なおのこと、聴いてゆきたいとぞんじます。
このつづきは次回noteで。。。
平成30年9月16日
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