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日坂駅と柳小路駅と青春と海の風。

このごろの好きな曲というのはね、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの最新シングル
『宿縁』のカップリングとして収録されている
『日坂ダウンヒル』なんだなあー。

この『日坂ダウンヒル』という曲は、
2008年にリリースされましたアルバム
『サーフ ブンガク カマクラ』の続編であり、つまり、
「江ノ電」の各駅がモチーフとされるシリーズの曲だ。
とは申しましても、ぼくは
「江ノ電」には乗車したことが無いのですが、でも、
『サーフ ブンガク カマクラ』のアルバムは、
大好きなアルバムで、今でも、たまに
無性に聴きたくなって再生するのよね。

「日坂駅」とは、現在の
「鎌倉高校前駅」のかつての名称、とのことでして。
たとえば、「高校前」ということで
「青春」が曲のテーマのようになっていたり、また、
漫画「スラムダンク」の舞台の地でもあるので、
歌詞では【ダンクシュート】や
【諦めたらそこで試合は終了】という語句も登場するのが、
スラムダンクのファンとしてはうれしすぎる。はたまた、
【青春って123】という歌詞は、岡村ちゃんの
『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』
の歌詞からの引用とぞんじますが、今、
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開後に聴けば、
映画の中では、主人公たちが
「123(いちにさん)!」
とチームでかけ声をする場面もあるからこそ、さらに
「スラムダンク」とリンクしているように感じられてきて、
なんだか、映画が公開されているこの2023年に
この曲を聴くことができるって、
すごいことだなあ、と、感じられる。。。

♪あの日見た景色や仕草を糧に今 歩き出す もう一度

そしてはたまた、
『サーフ ブンガク カマクラ』の続編と言えば、
昨年リリースのシングル
『出町柳パラレルユニバース』に収録されている
『柳小路パラレルユニバース』も好きだなあ。

シングル『出町柳パラレルユニバース』は、
映画『四畳半タイムマシンブルース』の主題歌であり、
この映画は「京都」が舞台であるので、
京都の「出町柳駅」がモチーフとされていて。
そのパラレルな作品として
歌詞やアレンジや構成がすこし変わりながら、
江ノ電の「柳小路駅」がモチーフとされた
『柳小路パラレルユニバース』という曲も
同シングルの中で収録されている。

昨年、この二つの曲を聴いたときにはさ、
そのパラレル感がすごい! とゆうか、
京都の「出町柳駅」と
江ノ電の「柳小路駅」という
二つの土地の光景を感じられたことが、
とってもここちよかったのですが。
聴きながら思ったのはね、もしも
2008年の『サーフ ブンガク カマクラ』にて
「柳小路駅」の曲が作られていたとしたら、
現在において、このパラレルの光景を、
感じることができなかったやもしれない。
と考えてみれば、その当時、
「柳小路駅」の曲が作られなかったこと自体が
奇跡のようだ、とも想ったんだった。

♪午後からは海の風になって 君らしく踊ればいいじゃない

今年、なのかなあ、この
『日坂ダウンヒル』と『柳小路パラレルユニバース』
及び、まだリリースのされていない
三つの駅の曲も収録されている、という
『サーフ ブンガク カマクラ』の完全版もね、
とっても、たのしみー。

三番線のホームから、手を振りたいぜ〜。

令和5年2月14日


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