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振り向かずにディスカバリー。

先日のブログでは、そのブログをしるしながら
ふと思い出していたMr.Childrenの
『#2601』という曲の歌詞を、
すこし引用するようにして書いたですが。
それからなんだか、この
『#2601』を無性に聴きたくなって、ひさしぶりに
Mr.Childrenの1999年リリースのアルバム
「DISCOVERY」を聴いていたの。

アルバム「DISCOVERY」の発売当時、
ぼくは高校2年生なのかな、でも、この当時は
Mr.ChildrenのCDは購入していなくって、
もっぱらCDをレンタルしてきて、
MDで録音して聴いていた。

「深海」と「BOLERO」ののちの
活動休止期間を経てリリースされました
「DISCOVERY」というアルバムは、でも、じぶんとしては
すこし地味な印象もあってなのか、思えば、
これまで繰り返し聴いた、というのは
他のアルバムと比べると少ないほうやもしらない。
けれども、こうして、今、
あらためて聴いてみると、
やさしくて、つよくて、かつ、せつなくて、
すばらしいアルバムだなあ。

たとえば、
1曲目の『DISCOVERY』での
【悲しみをポケットにしまって】
という歌詞を今、聴くと、アルバム『HOME』収録の
『ポケット カスタネット』を思い出されるし。
2曲目の『光の射す方へ』での
【限りあるまたとない永遠を探して】
という歌詞からは、やはり、
昨年リリースのベストアルバム
「Mr.Children 2015 - 2021 & NOW」収録の
『永遠』のことを考えてしまうし。
3曲目の『Prism』では、やっぱり、
the pillows・山中さわおさんとのご友情を感じられるし。
4曲目の『アンダーシャツ』での
【心はいつでも 真っ白なアンダーシャツ】
という歌詞を今、聴くと、
アルバム「REFLECTION」収録の『未完』での
【だから もうユニフォームを脱いで 脱いで
 自由 自由 自由!!】
のことを思い出しながら、
どんどん裸に成ってゆく過程を思えるし。
5曲目の『ニシエヒガシエ』では、
さらなる力強さを受けるし。
6曲目の『Simple』は、今、聴くと
「半世紀へのエントランス」のことを思い出して、
泣けてきてしまうし。
7曲目の『I'll be』は、
いつ聴いても勇気が出てくるし。
8曲目の『#2601』での
【北へ南へ 答えを探して】
という歌詞を、今、聴くと
2002年リリースのシングル『Any』での
【きっと 答えは一つじゃない】
のことを思い出してくるし。
9曲目の『ラララ』は、
今、聴くと、より切実だし。
10曲目の『終わりなき旅』は、
このアルバムの流れで聴くと、
とてつもないほどの決意を感じるし。
11曲目、アルバム最終曲『Image』での
【溺れそうな魂 水しぶきをあげて
 息絶え絶え水面をかく けれど】
の箇所からは『深海』、及び、
『潜水』のことを思い出される。

そしてまたさらに、
アルバム1曲目へと戻りながらの
『DISCOVERY』における、、

大切な人を亡くして 時が流れ忘れ
浮かばれんが DISCOVERY
【DISCOVERY/Mr.Children】

‥‥という歌詞からは、
2020年リリースのアルバム
「SOUNDTRACKS」における
「彼岸性」を想うんだ。

こうして、今、あらためて
アルバム『DISCOVERY』を聴いてみると、
なんだか、つまりは、活動休止を経ての
「第二のデビューアルバム」のごとく、つまり、
Mr.Childrenの全てが入っているかのような、
そんな感じを想えて、音楽を聴きながら
胸がいっぱいに成ってしまった。。。

振り向かずに、真直ぐに、僕らなりに、
成せば成る DISCOVERY

令和5年1月23日


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