現在をどう生きるか9

第68回 お手本

前回noteよりひきつづき、吉本隆明さんの講演『現在をどう生きるか』(開催日時:1995年9月3日)をゆっくりじっくり聴きます。講演音源は吉本隆明の183講演より。ほんじつが、第68回めとするならば…。]

こんにちわんっ! ぜんかいには、、

「(阪神・淡路大震災の復興の問題の)ひとつは、従来の日本社会の通念のように政府や地方自治体が援助金を出してそれに従って復興していく、という復興の仕方があります。これは要するに従来的基準における復興の仕方・救済の仕方です。

 それからもうひとつは、これは非常に自主的な産業と自主的な市民の一種の無言のうちの協働の力でもって復興を遂げていく、というやり方。相互援助もあるし。そういう復興のやり方をやっていく、ってことで。」

のところを聴きました。つ、つづきです。。。

そして、その、どういうことになるか、って言いますと、
(チャプター09「阪神・淡路大震災復興への課題」/1:37〜)

「そしてそれはどういうことになるか? と言いますと、」

そうすると、そして、その。この、何て言いますか、関西地区における…。つまり、神戸地区なら神戸地区を中心とする復興っていうのは、

「関西地区における神戸地区を中心とする復興というのは、」

だいたい、日本社会における、日本の全体社会における、あの、これからの未来の方向に対して、やっぱり、一種の、何て言いますか。模範って言うか、あの、前駆的なやり方って言いますか。つまり、お手本と言いますか。それになる…、ならないといけない、っていう課題を持ってると思います。

「日本社会におけるこれからの未来の方向に対して、模範と言いますか、前駆的なやりかたと言いますか。つまり、お手本と言いますか。そういうものにならないといけない、という課題を持っていると思います。」

‥‥模範、前駆的、お手本。。

ここでの「前駆(ぜんく)」という語句はね、

「(古くはゼング・セングとも)騎馬で先導すること。また、その人。さきのり。さきがけ。先駆。平家一「−(せんぐ)御随身(みずいじん)どもがもとどりきつて」」(広辞苑第七版より)

とのことです。

もう、ほんのちょっとでもじぶんのなかで意味に怪しい単語があれば、しらべる〜。

そして、、

その課題をもし、あの、関西に、あの、ある神戸地区の、あの。復興、それから救済っていう問題が、その課題を、あの。実行…、つまり成し遂げながら、それで復興して行ったら…、行って。

「関西にある神戸地区の復興・救済の問題が、その課題をもしもなしとげながら復興してゆけば、」

‥‥その課題を成しとげながら復興して行ったら、、

それで、他の都市とか、あの、地方とかのその模範に成り得るし。

「ほかの都市や地方の模範になりうるし。」

‥‥模範に成りうるし。。

また、日本国の未来の社会っていうのは、こう行くぜ、って言うそういうお手本になったら、それは誠に新しい見事な、あの。基準における、善悪基準における見事な復興の仕方っていうふうに、あの、言うことができます。

「また日本国の未来の社会は、こう行くぜ! っていうお手本になったらそれはまことにあたらしい善悪基準におけるみごとな復興のしかた、と言うことができます。」

‥‥日本の未来の社会は、こう行くぜ!!! というお手本になったらそれは見事な復興のしかた。。

うわぁー、なんだかこのあたり、聴いていて、ちょっと泣きそうになった…。

では、では、では、このつづきは次回noteで聴きますぜ!!!!!

平成30年9月18日


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