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Oh yeah つらいことばかりだね

音楽を聴いて、
つらい気持ちがすくわれた、
ってゆう経験はね、ぼくも、これまで
幾度かあったとぞんじますが、
今、ぱっと思いつく音楽で申しあげますと、
くるりの2009年リリースのアルバム
『魂のゆくえ』だなあ〜。

このころ、ぼくは20代後半で、
以前のブログの中でも書いているとも思いますが、
体調不良等で勤めていた会社を辞めてから、でも、
これでまた、就職活動をしたとしても
同じような状態に成るだろう、と思い、
今一度、体調、及び、じぶん自身のことを
きちんと考えたい、と考え、
期間は考えず、仕事もせず、
自宅で半ひきこもりのように過ごしながら、
本を読んだり、音楽を聴いたり、そして
じぶんなりの作業をしていたりしたんだった。
(結局、それは約9年間つづいたんだった!)

その生活もそれはそれで案外忙しくって、
じぶんなりには充実もしていたと思うけど、
やっぱり、先行きは不安だし、
今後のおれはどうなってしまうんだろう?!
というのは、つねに思っていた。
いや、それは今もなお思ってはいるけれども。
そんなころ、この、くるりの
『魂のゆくえ』を聴きました。

くるりの音楽はね、ぼくは2006年ごろ
当時通っていた専門学校のクラスメイトから
教えてもらって聴き始めてから、
専門学校の卒業後も聴きながら、その後、
アルバム『魂のゆくえ』がリリースされて、
お金も無かった当時のぼくは、
レンタルショップでCDを借り聴きました。

アルバムの全体的な印象としてはね、
物語的、と申しますか、
絵本的、と申しますか、
なんだかうまく言えないけれども、たとえば
暗さの中でもかすかな光を探し出す、のごとく、
絵本的な物語のような音楽を聴きながら、
そんな不安の中でも、
なんとかやってゆけたら、って感じながら、
気持ちも、すくわれていたの。

アルバムのどの収録曲も好きですが、とくには、
13曲目の『背骨』が大好きだなあ。
そしてまた、6曲目の
『つらいことばかり』も思い入れがございます。

当時観にゆきましたライブでは、
『つらいことばかり』が歌われ、
その演奏中では、岸田さんのお腹のところで
なんかうねうねした模様が映し出される演出が
妙に印象に残っているですが。
この曲の中で歌われている
「トンネル」という表現がさ、
なんだか、ぼくも、そういうような
「トンネル」を掘っているようだ。
とも想いながら、そして、
ばらばらのかけらが、
一瞬で繋がってほしいだけ、
と、祈りたかった。。。

今、あらためて、この
『つらいことばかり』を聴きながら、
それでもきっと同じことならば、
しばらく待って、風に身を任せ、
つらいこと吹き飛ばせたいけど、
Oh yeah 向かい風!

Oh yeah つらいことばかりだね
Oh yeah つらいことばかりだね

Oh yeah つらかろうが

令和5年5月16日


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