きちんと答えられるように。

ぼくが勤める学習塾の生徒さんより、
昨年のあるころ、ある質問を訊ねられた。
生徒さんは当時、小学六年生だったですが、
その質問というのが、
「ウクライナの戦争って、まだ、つづいているの？」
というものでした。
そう訊ねられて、講師であるぼくとしては、
「まだ、つづいている、、、と、思う。」
としか答えられなかった。
なぜ、「と、思う」というふうにことばを
付け足したかと申しますと、ぼくもじつは
詳しいことは存じていなかったから。

今もなお、そうなのだと思うのですが、
この生徒さんも、そしてぼくも
テレビ等のニュースを見ることによって、いろいろ、
つまり戦争のニュースも見聞きしているけれども、
あるころからはウクライナ情勢についての報道が
少なくなったようにも思われる。
そしてさらに今はまた、ウクライナ情勢だけでなく
ガザの情勢についても一時期と比べれば、
報道は少なくなっているとも感じられる。

その報道の少なさとは、でも、
戦争による被害が少なくなっている、
というのを意味しているわけじゃあない、
とも思うのだけれども、そうとは言えども
実際の現況はどのようになっているか、
ぼくはきちんとしたことを存じていないから。

テレビ等の報道が少なくなっているならば、
現代の時代で見ることができるのは、
インターネット及びSNSなのだと思うけれども。
インターネット及びSNSでは、
フェイク画像、また、ちかごろでは
AIで作られたフェイク動画もあるらしいのだし、
もしくは、戦争の攻撃によってあまりにも
凄惨な写真が出てくる可能性もありうる、
と思ってしまうと、ぼくとしては
検索をして情報を見られない。
本当は、現実を見ないといけないと思いながらも。。。

そういうようなことをあらためて思っていた
このごろの昨日、SNSでは、ぼくが
フォローをしておりますある方のリツイート
（今で言うリポスト）で、
「国連広報センター」のある投稿を見ました。

イスラエルの包囲により、 #ガザ 北部のアルシファ病院のほとんどが破壊されました。750床、26の手術室、32の集中治療室を有する病院でした。

病院として機能することはもうできません。@WHO テドロス@DrTedros事務局長：
「病院は尊重され、保護されなければならず、戦場であってはならない」 https://t.co/fDAtEQDhBq

— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) April 2, 2024

ぼくの昨日のブログでは、岡真理さんの著書
『ガザとは何か』を読み終えてから、
考えていたことを申しまして、そのブログの中では
「国際法」や「国連憲章」のことも考えながら、
そのことを記した後だったからこそ、
もっとよく存じたい、と思い、
「国連広報センター」さんのアカウントを
フォローいたしました。

ぼくはどちらかと言えば、かなりの
世間知らずなのだと自覚をしているけれども、
それでも、やはり、世間のこと及び世界のことを
じぶんなりにでもよいから知ることができたい。
それはつまり、ぼくの勤める学習塾の生徒さんたちより、
いつでもどんなことも質問されても、
きちんと答えられるように。

令和6年4月3日