20190527空

境界線を超えて。

そしてきのうはさ、このごろずっと
レンタルDVDでちょっとずつ観ておりました
アニメ「21エモン」の最終話までを観おえたー。

やっぱり、さいごまで、おもしろかった。

全39話のうちの、前半はさ、
「落語」のようだなあ、って
いつぞやのnoteで書いたと思うですが。
後半、主人公エモンたちがエモン自身のスペースシップで
宇宙の星々へと旅に行くようになるあたりからは、
「落語」っぽさは消え、なんだか、
「ドラゴンクエスト」みたいだわ。と感じたのよね。

つまり、「ドラクエ」ってば、
冒険をするゲームなんだけれども。
冒険をしながらおとずれる町々ではさ、
その町ではびこる魔の手に苦しむひとびとを救いながら
冒険を進めてゆくじゃん。

この「21エモン」もね、
エモンたちがおとずれる星々では、
なにかのもんだいがはびこっていて。それを、
エモンとモンガーとゴンスケのチームワークによって、、、
もっとくわしく言えば、
ひたむきな冒険心と知識のある少年「エモン」と、
どんな環境下でも生きられて3kmまでのテレポート能力がある
絶対生物「モンガー」と、
どこか粗忽者で無粋者な芋掘りロボット「ゴンスケ」とが、
力を合わせて、というわけじゃあないけれども。そして、
たぶん、べつに「救おう!」とは思っていなくとも、
なんだか最終的にひとびとを救っている。と申しますか。

「エモン」と「モンガー」と「ゴンスケ」という
3人の性質が、ちょうどよい感じで合わさることで、
つうじょうでは起こらないようなことが起きて。
結果的には、みんなを救う、というのがおもしろい。

たとえば、「ドラクエ」などなどの
RPGをプレイしながらいつも思うのは、
重要なのは「境界線を超える」ということだなあ。と。
それは、山や海やダンジョンや国境とかだけに限らず、
うまく言えないけれど、「精神的な境界線」と言うか。
そういう「境界」を超えられる勇者たちが、
世界を救う。みたいな?????

そのことを言えば、この「21エモン」ではさ、
モンガーは「モンガーっ!!!」って叫ぶことで
テレポートができて。そのテレポート能力によって、
いろいろな「境界線」を超えられるですが。
このモンガーが居ないとすべてが始まらないにしても、
でも、モンガーだけでは「救う」ことはできなくって。
たとえば、エモンの勇気だったり。また、
無粋者のゴンスケにしか超えられない場所もあるし。

そうやって、あらゆる「境界線」を超えてゆくのがさ、
「21エモン」の魅力なんだなあ!!!
って、あらためて感じたんだよね。

なんだか、ふと、観たいと思い立って、
ひさしぶりにアニメ「21エモン」観てみたですが。
今、観られてよかったかもなあ。

令和元年5月27日


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