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音楽と文化史と加藤と墨さんの『粉雪』。

先日はね、春ごろ注文しておりました
今年1月期のドラマ『ブラッシュアップライフ』の
ブルーレイボックスが届きまして。
箱を開けて、まずは特典ディスクを観てから
それからすこしずつ、第1話、第2話、
そして昨日は第3話を観ました。

やっぱり、おもしろい〜!!!

ぼくは、テレビドラマのブルーレイやDVDって
ほとんど購入したことがないのですが、たぶん
以前購入したのは2010年放映のドラマ
『モテキ』のDVDボックスかなあ。
『モテキ』のときと同じく、このたびの
『ブラッシュアップライフ』もね、
とっても興奮しながらドラマ観ていて、ならば、
ボックスを購入したい、と決意したんだった。

って思いながら、この
『ブラッシュアップライフ』と『モテキ』という
二つのドラマの共通性って何かなあ?
ってゆうのを考えてみれば、それは、たとえば
音楽などの「文化」がたくさん詰まっている、
ということなのだと思ったのよね。

『モテキ』では、森山未來さん演じる
サブカル大好きの主人公・藤本幸世が住むアパートの部屋には、
音楽や漫画やその他いろいろなものが置かれているし、そして
ドラマのストーリーにおいて音楽がとっても重要になっている。
『ブラッシュアップライフ』もまた、音楽が重要で、なおかつ
安藤サクラさん演じる主人公・近藤麻美(あーちん)は、
1989年生まれ、つまり、平成元年生まれなので
「あーちん」が生まれた以降における、
平成の文化史としてもドラマを観ることができる。

そういうような、つまりはさ、
「文化」が凝縮されているようなドラマが
ぼくは大好きなのやもしらないなあ。

『ブラッシュアップライフ』と言えば
カラオケのシーンで、はたまた、
『モテキ』も同じくカラオケの場面が印象的だったですが。
(満島ひかりさん演じる「いつかちゃん」が
 神聖かまってちゃんを歌う場面、すごかった!!)
『モテキ』の監督・大根仁さんが当時のインタビューで、
カラオケのシーンを撮るのはじつはむつかしい、
とのようなことを言われていたともぞんじますが、
『モテキ』も『ブラッシュアップライフ』も、
どちらもカラオケのシーンがリアルで好きだなあー。

カラオケのことでさらに言うとすれば、
『ブラッシュアップライフ』では、とくに
宮下雄也さん演じる「加藤」が歌うレミオロメンの
『粉雪』が最高だったけれども。
『モテキ』でもね、映画『モテキ』では
リリー・フランキーさん演じる「墨田」もまた
『粉雪』を熱唱していた、ってゆうのも
この二つの作品の共通点と言えるのかもしれない。

『ブラッシュアップライフ』では、
あーちんたちの成人式の後、つまり、年で言えば
2010年、同級生たちとでカラオケを訪れたときに
加藤が『粉雪』を歌い、かたや、
映画『モテキ』では(ストーリーでは言われていないけど、
おそらく震災後の)2011年ごろ、カラオケで
墨さんは『粉雪』を歌っていた。
つまりはさ、この同じ時期のころ、
シングルリリースからは数年が経ってもなお、
20歳の人も、40代の人も、カラオケでは
『粉雪』を歌い、そしてなおかつ、
2023年現在におけるドラマにおいても
『粉雪』が話題となる。

レミオロメンと言えば、たとえば
『3月9日』が代表曲なのだとぞんじますが、
でも、こう考えてみるとね、『粉雪』もまた
『3月9日』と同じぐらいに、いや、もしかしたら
それ以上の名曲と言えるやもしらないな。
そんな『粉雪』という歌には、
どんなマジックが詰まっているんだろう?

そんなことをねえ、あらためて
『ブラッシュアップライフ』を観ながら、
考えておりました。まだまだ、
ドラマのつづきを観てゆくよ。

粉雪 ねえ 時に頼りなく心は揺れる ああぁぁぁ〜♪

令和5年9月6日


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