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なんにもないところから。

前回noteではね、音楽における
曲の終わり方についてしるしまして。
ならば、終わり方だけでなくって
曲の始まり方のことも考えてみたいなあ、
って思いながら、前回、
曲の終わり方のことでは、ビートルズの
『Hey Jude』『All You Need Is Love』及び
『A Day In The Life』の曲を挙げましたが、
この三曲の始まり方、つまり、
イントロも好きなんだなあ。たとえば、
『Hey Jude』では歌より始まり、
『All You Need Is Love』ではイントロで
フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』のメロディーが
引用されているとのことだし、そしてまた
『A Day In The Life』ではアコースティックギターなのかな?
の演奏の音でやさしく始まってゆく。

これらのほかにもね、ビートルズの音楽の
イントロでぱっと思い出すのは、やっぱり
『A Hard Day's Night』です。

ぼくは音楽の専門的な知識をまったく存じないので、
あの「じゃぁ〜〜ん!!!!」と鳴らされる
イントロの音の構成がどのようになっているか、
ってゆうのもぜんぜんわからないんですが。
でも、なんだか、この音によって
これからものすごいものが始まってゆきそう、
という感じがさ、なんとも言えないなあ。

そして、また、
飛行機が飛んでゆくかのような音より始まる
『Back in the U.S.S.R.』のイントロも好き!
この飛行機の音によって、
長い長いフライトを経て、ようやく
ソ連(U.S.S.R.)へと帰ってきた、
というような、高揚感がすごい。

はたまた、さらには
『I Saw Her Standing There』の
「1. 2. 3. 4.」というカウントより始まるのも、
大好き〜。とくにはさ、そのなかの
「4〜!」のときのシャウトと言うのかな、この
「4〜!」の声がさ、もう、何度聴いても
たのしい気分になってしまうもん。

もっと申しますと、ビートルズの第一作目のアルバム
「プリーズ・プリーズ・ミー」の一曲目が、この
『I Saw Her Standing There』なのだから、
その「1. 2. 3. 4.」というカウントによって
ビートルズの音楽がスタートした、とも言えるやもしらない。
また、ならば、逆に
ビートルズのラストアルバムは、
リリースの順番としては「レット・イット・ビー」で、
レコーディングの順番としては「アビイ・ロード」である、
というふうに言われているとも存じますが、たとえば
「アビイ・ロード」が最後のアルバム作品なのだともすれば、
「アビイ・ロード」では、その最後、
『The End』の大円団な演奏で終わる、と思いきや、
そこから、23秒間の
『Her Majesty』が聴こえてくる。
そんな終わり方も素敵だなあ! って存じます。

音楽ではイントロがとても大事である、
というのを聞いたこともあるのですが。
いわば、音楽を聴き始めるということは、
なんにもなかったところに、いきなり
その音楽が立ち上がってくるのだから、
やはり、その入り口として
イントロが重要なのだと思えるし、そして
その音楽もまた、いつかは鳴り止むのだから
終わり方も重要なのだろうなあ、って思う。

このことってば、でも、音楽だけに限らず
なんでもそうなのかもしれないなあ。
つまり、あらゆる物事とは
なんにもないところから、
どのようにして始まって、そして
どのようにして終わるのだろう? 的な、
それはたとえば、文章を書くこと、つまりはさ、
このブログをしるすことだってもね、
どういうふうに書き始めて、なおかつ、
どういうふうに書き終わるか、というような
いわゆる、文章における
「イントロ」と「アウトロ」というものが
大切である、とも言われているように感じられる。
とは言えども、ぼくはそれを
うまいことできないんだなあ〜。

サムディ アイムゴナメイクハーマイン♪
そして、
ワン、ツー、スリー、フォォー!!!!

令和6年4月18日


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