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大切な「祈り」の如く。

先日のブログの中でも少し記したけれども、
新しい年に成ったときには、
新年のあいさつとして、
「あけましておめでとう。」
「ことしもよろしく。」
と、伝え合う。

でも、そんなあいさつもね、
よくよく考えてみれば、
「あけまし」たら、どういうふうに
「おめでとう」なのか、もしくは、
「ことしもよろしく」とは、どういうふうに
「よろしく」なのか、ってえのも、
具体的にはよくわからないんだなあ。
さらにはさ、年が終わる時期に
「よいお年を。」
と、伝え合うことだっても、
実態的な意味はよくわからない。

けれども、そんなような、
「よい」も、
「おめでとう」も、
「よろしく」も、
たとえて言うとするならば、
つまり、ある意味では、
おまじない、というか、
もっと言い換えれば、
どうか、そうなるように、、、
というような「祈り」の如く、すべて、
とても大切な日本語のあいさつだ。

あいさつのことでさらに考えてみるとね、
たとえば、
「おはよう」も、
「おやすみ」も、
「いってきます」も、
「ただいま」も、
「おかえり」も、
「こんにちは」も、
「こんばんは」も、
「さようなら」も、
「ありがとう」も、
どれも、ことばの実態としては
よくはわからないんだけれども、
でも、大事なことばであって。
そして、それらもつまり、
日々における「祈り」のことばだ。

早、休、
行、来、只今、帰、
今日は、今晩は、
左様ならば、有難う。
良、御目出度う、宜しく。

と、おたがいで、
祈り合いながら、
暮らしているんだなあ〜。

ハロー! そして‥‥ グッドバイ!

令和5年1月7日

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