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リッシンベン調査団はゆく。

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広い広い「漢字」の世界を、じぶんなりに調査・探索してみたいの。
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2019年12月の記事一覧

【学芸】と【教育】と。

ぼくがこのブログで「漢字」についてのことをしるすときに よく引用いたしておりますのが、 白川静先生の『常用字解』という辞書なのでして。 この「白川静先生」のことを知ったのは、たしか、 内田樹さんの書籍を読んでだったとぞんじますが。 そのときに、なんだか興味を持ちまして、 この『常用字解(第二版)』を購入いたしました。 それからは、しらべてみたい漢字があったときには、 ぱらぱらと眺めるみたいにして、 この辞書を読んでいたのですが。 さくねんのあるころ「ほぼ日」を読んでいたら

【大】は【囗】へ、そして【心】をそえる。

さくじつはね、このごろ毎月13日にしるしております、 いろいろな漢字のことを見てみる 「リッシンベン調査団」をブログで申しましたが。 そのね、この1か月のあいだで新たに発見しました 「りっしんべん」&「彡(さん)」&「くにがまえ」 の漢字のなかでもね、ぼくがとくに しらべてみたいなあと思った漢字は、 【恩】です。 これはたとえば、ボンボンさんのnoteで 「恩送り」ということばのことを見ていた、 というのもございますし。 ぼく自身のnoteでも、おととい、 「恩師」という

かろうじて進む調査団とブラックアウト。

こんげつも13日がやってきて。 なので、漢字のことをいろいろ見てみる 「リッシンベン調査団」ってゆうのをブログ書くですが。 まずはね、いちばんおおもとのね、 【りっしんべん】の漢字で申しあげますと、 まいかい「なかなか見つかんない」とは言いつつも、 それでも、かろうじて、いくつかは発見できまして。 たとえば、、、 【憯悽(さんせい)】という語句は、 「心から悲しむこと」という意味だそうなのですが、 白川静先生の『常用字解(第二版)』での 【惨】の項目のなかより見つけました