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インドから到着した新しい天然石のご紹介

こんにちは!
あるいはこんばんは。石野です。

さて本日は届きたてほやほやの新しい天然石ルースをご紹介したいと思います°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

・どんな風に届くの?

4月の終わりに仕入れの発送の依頼をし、陸と海と山を越えて本日ようやく手元に届きました。届くのがかなりかかったので、「届かないかもしれない」と思ったほどです。

さて、海外から天然石を仕入れたことがある方はご存じの風景だと思うのですが、そうでない方の場合、天然石を仕入れた際どのような形で来るの?と思うかもしれません。

サラーさんによって様々ではありますが、今回はこんな感じできました。
どーん。

ちょっとびっくりする方もいるかもしれません(笑)
実は私も以前、はじめて海外から仕入れた時、これと似た状態で届いたことがあってかなりびっくりしました。

セラーさんによってはプラスティックの箱の中に一粒ずつ緩衝材を巻いて、緩衝材でくるみ、その上をガムテープでぐるぐるにした状態で封筒や段ボール箱に入れて届けてくれる場合もあります。

石を守るためかなり頑丈に、厳重に巻かれているので、慎重にハサミを入れて開封していきます。

・今回仕入れた天然石たち

開封すると、それぞれの透明袋の中に丁寧に梱包された石達が現れました。この瞬間、いつもわくわくしてしまいます。

そして現れたのが、こちらの天然石たち。
何の石かわかりますか?

右側はなんとなく見ただけでわかる方もいらっしゃるかと思うのですが、左側は…プレナイト?それともシトリン??

いえいえ、実はこちら。
「ヘリオドール」という名前の天然石です。
写真では少し緑が強く出てしまっているのですが、全体的に薄っすら黄色を帯びています。

今回はヘリオドールとアメジストの二種類の天然石をインドから仕入れました。

・ヘリオドール

ヘリオドールってなに?どんな天然石なの?
という方もいらっしゃると思うので簡単に。

ヘリオドールは黄金色(黄色)の種類のベリルで、高度7.5~8のベリリウムとアルミニウムの珪酸塩鉱物です。この名前は「太陽の贈り物」を意味するギリシャ語に由来しています。イエローベリル、ゴールデンベリルなどという名称で流通していますが、アクアマリンより流通量が少なくマクラメ用などのルースではほとんど流通がありません。

ジュエリーカットが施されたリングサイズのものや彫金に使われるような大きさのものは、ごくわずかですが流通しています。今回仕入れたものよりイエローがしっかり濃く、「太陽の贈り物」の名前に恥じない美しいルースのものです。

ベリルには様々な色合いのものがあり、よく知られているのは青いものはアクアマリン、ピンク色はモルガナイトと呼ばれています。エメラルドの緑色は、緑柱石に含まれるクロムやバナジウムによるもので、微量の鉄分が含まれると水色になり、マンガンが含まれるとピンク色になります。また、数は少ないのですが、レッドベリルやイエローベリルも存在しています。

今回はそのイエローベリル(ヘリオドール)を仕入れました。

・今回のヘリオドールは

とはいえ、実際に到着したルースを見るとイエロー強めのルースはあるものの、少しグリーンよりのグリーンベリルに近いお色の方が多めでした。

写真だと、ちょっとプレナイトにも見えますよね。
指先に載っているこちらのタイプは少しシルキータイプで、非常に細かいルチルのようなものが粒子状に内包されているような印象を受けます。

アクアマリンキャッツアイのように、光源によりますが、滑らかで微細な美しい輝きが際立つひと粒でした。

その他には、内包物を含むものやグリーンを越えて水色のアクアマリンと言ってもよいようなルースもありました。

中にはこちらの写真のような、かわいらしい△おにぎりの形をしたものも見られます。透明感が高く、うっすらとイエローを帯びているルースです。

ヘリオドールと表記して販売するにはやや頼りない色合いのルースたちですが、それぞれ固有の美しい色合いや透明感、シルクのような帯状の内包物が見られるルースなどがあり、表記はともあれ「とても美しいルース」には間違いありませんでした。

色合いのバランスで分別しながら、イエローが割合強いものは「イエローベリル」、グリーンみが強いものは「グリーンベリル」と表記する予定です。

また、内包物やカット、大きさなどの関係で製作に使用しない素材についてはフリマアプリ、またはDMなどのお問い合わせを通して素材として販売する予定です。

・最後に製作の進捗をば

それでは最後に製作の進捗状況をお知らせいたします。
今回仕入れた天然石たちから、吟味して2粒を選び、マクラメだからこそできる楽しさを編み込もうと思い立ち、製作をスタートさせました。

それが、こちら。

ちょっと遠巻きに撮影したのですが、なんとなくわかりますでしょうか?(笑)
ちょっとお花みたいに編んでいるんです。
縁取りを糸色を変えながら立体的に形作っています。

選んだのはグリーンよりのヘリオドール(というよりグリーンベリルですかね)、とシトリンの色味が見られるアメジスト。ツートンというほど強くはありませんが、自然な色のコントラストが見られるプルっと美しいアメジストです。

最後まで丁寧に仕上げ、仕上がり次第shopに掲載したいと思います♪


天然石を極細の糸で編むマクラメクリエイター。天然石をマクラメの技法を駆使して宝石いっぱいのペンダントにしています。