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【一人旅】新春サウナ旅の記録

タイミング良く、世間の営業日にたくさん休みを入れられたので、人入りを回避しつつ、1/4〜1/7で粛々とサウナ旅を行いました。失念しない様に、今回入らせて頂いたサウナ(全7店)の感想文を、ここに書き落としておきます。

完全ノープランな一人旅です。行くサウナも、宿泊先も、どうやって行くかも、ほとんどプラン無く出発しました。

観光もお土産もほとんど無く、ひたすらにサウナを味わうだけでしたが、結論、最高でした。ちなみに唯一買ったお土産は、梅湯(京都)で売られていた梅湯タオルだけです、、

サウナは行った順で書き並べています。

ロウリューランド(神奈川)

旅の前哨戦に行ったのは、21年末オープンのニューカマーサウナ。「サブスクリプション制」の「ソロサウナ」と、サウナとしては独自なスタイルを打ち立てた、唯一無二の施設。

21年10月末に月1回プランの会員になり、11月からはコンスタントに通うマイフェイバリット店です(なので、今回が初、との訳では無しです)。自由なサウナスタイルを謳歌出来る、施設特性上のメリットはもちろん、ここはとにかく清潔な上、ソロにしては広々としたサウナ室を設けてくれていると、クオリティもかなり高いイメージです。シャワー室に並ぶシャンプー、ボディーソープも高級な感じが漂い、とことんリフレッシュさせてくれる、、水風呂はさすがに無いものの、シャワーの水がちゃんと冷えているので、この点も不満は無いです。

70分制(サウナ室退出してから+30分は滞在OK)で月3500円オーバーとコストはかかるものの、月1回の贅沢としてたまらない体験を提供してくれるサウナです。

ウェルビー栄(愛知)

旅をスタート、まずは人気サウナと名高いウェルビー栄に泊まることにしました。クオリティが高いウェルビーファミリーの中でも、「日本で最もフィンランドに近いサウナ」と言われる栄店の評判はとりわけ良く、旅の初手としてローリスクと見ての判断。

平日夜でも人入りが良く、さすがは人気サウナ、とのイメージ。売りにしていたフィンランド要素の中では、アイスサウナがとてつもなく良かったです。一瞬で体が引き締まる、めちゃくちゃな寒冷エリア。ウェルビーは福岡も入れて導線が良く、スムーズに休憩スペースで失神出来ました。

サウナ本体は、本場を模した「森のサウナ」はポジション取りで温まり具合も左右されたので、コンスタントに入っていたのは高温サウナの方でした。広々としたサウナながらも、アウフグースになるとちゃんと火力が高い本格派。福岡よりも広々としていて、人入りを気にしなくて良かった点でもリラックス出来ました。

人気が出るなー、と良く分かるサウナでした。随所に力の入れ具合が滲んできて、休憩スペースもイスを沈ませたぬる湯もあったりと、レパートリー広く攻め込まれたイメージです。ウェルビーファミリーはご飯も美味しい(特に宿泊者は無料で食べられる朝ごはん)ので、宿泊トータルで見てもたまらんでした。

サウナの梅湯(京都)

名古屋を介して、銭湯サウナがプレゼンスを発揮していると聞く京都へ。とりあえず、Google等に聞いた限りでは「有名だった」との理由で、梅湯に直行しました。

サウナは入ったタイミングの問題か、低温でじんわりと行くタイプ。長めに入り汗をかくスタイルは、つぶれてしまった大森・みづほのトロンサウナを思い出しました。地下水を用いている水風呂は、冷えていながらも、不思議と辛くならない、優しい仕上がり。滝が落ちていて、それに打たれるととても良い気分に。

湯舟も地下水を用いており、薬湯(バブ?)も良い香り。ベースの水がクオリティ高いので、何をしてもワンランク上の味わいになりますね。サウナがパワー不足な分、湯舟がレトロサウナらしい高温ぶりを発揮し、トータルではしっかり温まることが出来ました。
ジェットバスの勢いも良し。梅湯では、水風呂から休憩を入れず、ジェットバスに直行する形が一番ハマりました。

個人的には、サウナに火力が無かったので、不完全燃焼に止まる人も出るかもしれない、との具合で、人によって好き嫌いが分かれるタイプかも、とのイメージです。ただ、サウナ室で寝落ち寸前になる等、不思議とリラックスパワーが高いサウナだった気がします。サウナで寝落ち、との経験が出来た点では、東京にいては味わえない物に触れられた気がします。

五香湯(京都)

サウナの梅湯と並ぶ銭湯サウナの巨塔・五香湯も、時間があったので行ってみることにしました。何気なく足を運んだものの、結論、コスパで過去ナンバーワンを叩き出す、化け物サウナでした。

施設は2F構成。東京で言うと「萩の湯」に近く、銭湯とは思えないぐらいに広々としています。2Fにあるサウナは変わった構造をしていて、サウナ室のさらに奥に、別のサウナ室がある形。入り口手前が中温(と言っても、ふつうに熱い)で、奥が100〜110度はあるだろう高温サウナ。昭和ストロングスタイルでジリジリと熱い感覚は、これもまた失われた大森・みづほをフラッシュバックするパワー。梅湯では物足りなかった火力が、ここではこれでもかと襲いかかってきます。

サウナのダメージを修復する水風呂は、サウナの目の前に鎮座しており、こちらも梅湯同様地下水。とてもやわらかく、ずっと浸かっていられる優しい味わい。滝もあるので、ここでも打たせ水が可能。おまけに結構広くて、深さも十分と、言うことがありません。
すぐそばが半屋外エリアで、外気浴ベンチとラドン温泉の露天風呂も完備と、導線もパーフェクト。広大な銭湯ですが、基本的には、2Fのごくごく限られたエリアで全てが完結する、とても利便性が高いサウナでした。

高火力なサウナに、地下水由来の優しい水風呂。外気浴も出来て、温泉まであると、銭湯らしからぬ力の入れ具合に感激したサウナでした。
何より、これがサウナも入れて大人450円で味わえる点がすさまじい。サウナの追加料金無しでこんな体験をして良いとは、、手ぶらなのでレンタルタオルとボディーソープ、シャンプーも買いましたが、それでも+110円。こんなことがあって良いのか、、

アクセスが若干悪い点だけがネックですが、銭湯サウナでこんなに衝撃を受けたのは初めてでした。将来、五条に引っ越そうかと、真剣に検討を始めようと思います。

ルーマプラザ(京都)

京都怒涛の3件目。宿泊もここにしました。個人的に今回の旅で一番衝撃を受けたサウナはここでした。直前の五香湯の感激も相まって、京都サウナにハマるスイッチを押してしまった、そんなサウナです。

何にそこまで感激をしたか、と言うと、屋上エリア。京都の建築物の高さ規制で、ここよりも高い建物が無い結果、一切のブラインドが設けられておらず、空がとにかく広い。関東では鶴見・おふろの国が広いイメージですが、比較にならないぐらい。経験したことは無いですが、テントサウナの外気浴がこんな感じなのかなー、なんて思いながら、プールチェアで失神。

空も広いですが、屋上エリアそのものも広く、横になれるイスが10台程ズラリと並んでいます。しかも、タオルケットの貸し出しサービスまであり、寒い冬天の中でもぬくぬく温まれる様にデザイン。冬は外気浴には寒すぎ、と敬遠しがちでしたが、タオルケットの存在がめちゃくちゃ大きく、本当に気持ち良かったです。

屋上階下にあるサウナはオーソドックスな作りで、広々とした内装に適度な湿度と、蒸されるのに丁度良い塩梅。サウナから水風呂への導線も良し。外気浴のために階段を上らないといけないネックはあれど、前述の素晴らしい屋上の前にはささいな問題でした。

2セットぐらいで済ますつもりが、外気浴があまりにも気持ち良くて、気付いたら6セットも行っていました。おかげで快眠。しかもここはバイキング形式の朝ごはんもめちゃくちゃ美味しかったです。味噌汁が東京とは違う味わいで、結構おかわりしてしまった、、

最高だったので、今後、京都旅行の時は必ずここに泊まろうと、決意したのでした。しばらくは、あの外気浴がめちゃくちゃ恋しい日々が続きそうです。

神戸クアハウス(兵庫)

ルーマプラザをチェックアウトし、兵庫へ。夜は神戸スパを味わうプランだったので、先に「お湯と水にこだわりがある」と大体的に宣言する神戸クアハウスへ直行しました。

京都の水に感激しまくりでしたが、個人的に今回の旅でナンバーワンの水風呂はここでした。めちゃくちゃ広い上、こちらも六甲の天然水をふんだんに用いた、やわらかさたっぷりの仕上がり。本当に広くて、それだけ天然水をふんだんに使っていると思うと、それだけでホクホクしてしまいました。

お湯も2種の温泉を用意の上、こちらも湯舟が広い。濁りがある重曹泉はがっつりと体を温めてくれるストロング型で、無臭透明な硼酸泉は優しく温まれるマイルド型。サウナ休憩後にちょっと体を温めておく、ぐらいの用途として、後者をメインに使っていました。温泉が良いので、サウナだけで無く、こちらメインの日があっても良いぐらい。どんな攻めをしても楽しめる点は、他のサウナには無い大きなストロングポイントなイメージです。

水や温泉に比べると、サウナは若干インパクト不足かも、、と思いつつ、ちゃんと熱くて湿度も十分と、オーソドックスに良いサウナ。窓から目の前の水風呂も見えるので、焦らしプレイの様な高揚感の高まりも味わいながら、しっかりと温まることが出来ました。水がサウナを引き立てる、とのパターンは熊本・湯らっくすでも経験済ですが、ここもまた同類な様です。

水風呂に熱中しすぎ+途中で体を拭いてから行かないとダメで面倒、との2点から、露天風呂をカットしたことが唯一の心残り。ロビーでオススメされるままにポイントカードは作ったので、また行くことにします。

神戸スパ(兵庫)

旅のラストサウナ。誰もが口を揃えて絶賛するので、いつもよりも早めにチェックインし、堪能することにしました。

さながら、高級ホテルだなー、と言うのが、一番のイメージです。浴場の雰囲気や清潔さ、レストランのご飯、店員の方のホスピタリティと、とにかくどれを見てもカプセルホテルの域を越えている。割と荒くれものばかりなサウナを主戦場にしているので、こんな待遇は人生で初でした、、

サウナはアウフグースを30分に1回とのハイペースで実施しており、滞在中も4回程参加。他店と比べるとパンチが弱めなものの、実施ペース等も加味すると、これぐらいがグロッキーにならず、丁度良いかも、と途中で思いました。セルフロウリュが出来る方のサウナも味わいは似ており、こちらはテレビが無い分瞑想向け。2種のサウナの中間ゾーンに水風呂があるので、どちらにしても導線が確保出来ている点はうれしかったです。

露天風呂と内湯は温泉で、サウナ休憩のインターバルで丁度良かったのはちょっとぬるめの内湯の方でした。外気浴をするにもちょっと寒い天候だったので、途中からは基本内湯そばのイスで休憩、そのまま内湯へ飛び込む形式で満足。結局、滞在中に8セットぐらいしてしまった、、最高。

あと、ご飯。めちゃくちゃ美味しい。メニューにオススメされるがままに頼んだアジフライ定食がとても美味しく(サクサクだった、、)、朝ごはんもコロッケまで付いた豪勢な朝カレー。食事はウェルビーもルーマプラザも美味しかったのですが、高級感はこちらがリード。

施設上、近いところはいくつか思い当たるものの、唯一無二の高級感があるなー、と思いました。5000円で高級ホテル気分、となると、とても親切設計のサウナなイメージです。しかも、帰りにサービスでカイロまで頂く始末、、そこまでしてくれるところは、おそらく日本全国でもここぐらいなのでは無いか、と思います。

大変に美味しい思いをさせて頂いたので、また行きたいな、と思います。

結論

関西サウナ、最高です。東京には無い良さに溢れていて、それが分かっただけでも良い旅になりました。

次にチャンスがあれば、中国・四国地方のサウナを攻めたいと思います。

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