相談にのりました!~離乳食作りの依頼を受けるにあたり~
こんにちは。
NPO法人日本ホームチャイルドケア協会です。
私たちはベビーシッターのインフラ化を目指して活動しています。
インフラ化するためには、
・子どもたち、保護者はもちろん、働く保育者、みんなが幸せでいること
・保育の質を上げること
などが大切だと思っています。
これらを実現するために、ベビーシッターとして働く方たちの「相談」をお受けしています。
今まで、相談にのるメンバーが1人だったのですが、
7月から4名に増えます。
ということで、毎月1回、メンバーたちでより満足度の高い相談対応ができるように、勉強会をしています。
勉強会は、主にロールプレイング。
あえて、知識を実際に使えるようにするために、実践的なものにしています。
6月の勉強会のテーマは、離乳食
6月の勉強会は、
「初めて 離乳食作りの依頼が来ました。色々、教えてください。」
という相談内容をテーマにロールプレイング。
離乳食作りの依頼を受けているシッターさん、それほど多くないかもしれません。
ですが、初めての子育てで、離乳食をどう作ったらいいの?
と不安を持っている保護者さんもいて、作ってほしい!というニーズ高そうですよね。
私は料理も苦手なので、離乳食作りは受けられません💦
というタイプなのですが、このロープレ、とっても勉強になりました!
勉強になった3つのこと
離乳食作りをする、しないに関わらず赤ちゃんと関わる保育者さんには、とても参考になるので、特に勉強になった3つのことをシェアさせていただきます!
1.衛生管理は、やっぱり重要
2.調理の際に使う手袋の注意点
3.赤ちゃんの口の中チェック
それぞれについて、詳しくまとめてみますね。
1.衛生管理は、やっぱり重要
内臓機能も未発達な赤ちゃん。
やっぱり衛生管理は、重要!
離乳食作りとなると、依頼者のお宅のキッチンをお借りします。
つまり、その家庭の衛生面がかなり影響するわけです。
たとえば、まな板。
お肉、お魚、野菜とまな板を分けているかどうか。
とはいえ、1枚でなんでも使っているよ、というお宅に、いきなり何枚もまな板を買ってください、なんて、言えない・・・
という場合、どうしたらいいと思いますか?
悩ましいですよね。
答えは、使用前に熱湯をまな板にさっとかけて消毒をすること!
これは、赤ちゃんのための専用まな板があったとしても同様。
調理器具は使用前に熱湯をかけて消毒をすることが大切だそうです。
2.調理の際に使う手袋について
調理の際、衛生面で手袋を使うと思います。
では、どんな手袋を使うといいと思いますか?
だいたい、透明のビニール製のものをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
ですが、実は、この透明、あるリスクが潜んでいるんです。
多分、飲食店で調理のお仕事をされたことがある方はピン!とくると思います。
リスクは、
手袋が、食事に混入すること。
フィット感の少ない手袋だと、知らず知らずに手袋を包丁などで切って、混入してしまう、ということがあります。
透明だと見えないですよね…
このリスクを回避するためには、
青色の手袋を使うことだそうです!
なるほど〜
確かに、飲食店でアルバイトしていたとき、手袋は青。バンドエイドも青色を使ってね、と言われてました。
3.赤ちゃんの口の中チェック
離乳食作りで大切なのは、お口の中の状況を知ることだそう。
例えば離乳後期(生後9~11か月頃)。
市販の本などでは、カミカミ期と書かれていることも多いでしょう。
この時期、赤ちゃんの奥歯は生えていません。
この時期の離乳食の形状について、
「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、
歯ぐきでつぶせる固さ
と書かれています。
このとき、子どもが歯ぐきでつぶしやすい大きさを知るために
歯ぐきの幅を知るそうです。
保護者や保育者が赤ちゃんの口に指を入れて確認する。
それにより、適切な大きさにカットできる。
つまり、食べやすさにつながるんです。
普段、外からしかお口の中を見なかった私には、目からウロコでした!
離乳食を作らなくても、お口の中の発達を確認することは大切。
ということで、改めて、私のチェック項目が増えました!
質問したメンバーの感想
ちなみに今回相談を受ける役をしてくれたのは、
木田真美さん
離乳食についてはもちろん、ウェディングシッターなどのテーマも、相談にのってもらえます。
まとめ
相談にのるための勉強会でしたが、実践的に行った結果、より知識も深まって、とても実りの多い時間でした。
本を読む、研修を受ける、動画で勉強する
いろいろな学び方があると思います。
ですが、相談は、自分が必要とする学びを得ることができ、効率がいいな〜と感じました。
特に、ベビーシッターの場合、ご家庭ごとに状況、価値観も異なるため、より工夫が必要になります。
このあたりについては、ネットにのっていないことも多いです。
そのため、様々な事例も聞けるのも相談することの魅力の一つだと思いました。
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