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あきる野東中 技術研究部 × フォーミュランド・ラー飯能

あきる野市立東中学校技術研究部 × フォーミュランド・ラー飯能
Hondaエコマイレッジチャレンジマシン テスト走行会

※当日の写真はこちらでたくさんご紹介中です(ホンダカーズ東京西facebookへ)


2020年8月18-19日。あきる野市立東中学校技術研究部のマシンが、フォーミュランド・ラー飯能様のご厚意で、テスト走行をさせていただけることになりました。

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2020年のHondaエコマイレッジチャレンジの各大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、全て中止が決定しています。
部活での試走は、廊下の直線を70~80m走らせることがせいぜいな状況。そのため、マシンをしっかりと走らせることができないまま、2020年度の活動が終わってしまう…。
そんな中、技術研究部の外部指導員である池田様が、ふとした縁からフォーミュランド・ラー飯能様とお話できる機会があり、フォーミュランド・ラー飯能様のご厚意でコースをお借りし、しっかりと周回走行ができる機会をいただくことができました。

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貴重な機会をいただき、喜びと感謝でいっぱいの生徒のみなさん。走行に備えてマシンの準備をスタートさせています。

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もちろん、生徒のみなさんが喜ぶだけでは走れません。保護者の方たちや学校の先生、サポートしてくれる多くの方たちが、送り出してくれたからこそ、この貴重な機会を実現することができたのでしょう。生徒みんなのがんばりや熱意があるからこそ、周りが自然と応援してくれる。子どもたちのために、みんなで協力し、応援して作り上げているワンチームの様子が、ここにあると感じます。まさに、チーム戦ですね!

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2日目には、なんとフォーミュランド・ラー飯能のオーナーである塚越広大さんが来てくださいました!
1リッターのガソリンで何km走行できるか…。そんな速さとは違う、燃費を競うモータースポーツに参加している中学生が身近にいるということで、会いに来てくれました。

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テスト走行を暖かく見守っていただきつつも、Hondaエコマイレッジチャレンジに実際に参戦している、「中学生手作りマシン」に乗って体感していただくこともできました♪

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ご感想は…?
「よく転がりますね!」と、エコマイレッジチャレンジならではのマシンの特徴を感じ取るプロドライバー!!「30分以上乗っているとは、大変!」「スーパーフォーミュラのシートの方が快適だと感じました」と、低い姿勢で、暑い中、狭いコックピットで頑張るドライバーの様子も含めて、エコマイレッジチャレンジマシン初体験の感想をいただきました。

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生徒のみなさんにとっては、何よりも、自分たちで作っているマシンにプロドライバーが乗ってくれたことに感激、感謝のひとときでした。…プロのコース走行のライン取り、すごくキレイでなめらかで、そこも感動でした。

最後には、レンタルカートの体験もさせていただいた生徒のみなさん。
準備して説明をしてくれた方たちも、レースに参加するスペシャルな方たち。やはりプロは走る時の視線が違う…!!
貴重な体験を楽しんでいるようでした。

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今回、テスト走行をさせていただいた「フォーミュランド・ラー飯能」は、「本格的なレース体感ができる国内最大級のレンタルカートコース」。必要なものは全て貸してもらえるので、手ぶらでok!だそうです。 コースの説明や必要なルールも、すべて詳しい経験者の方が分かりやすく教えてくれますし、常時見守ってくれているので、初心者でも安心できるのが嬉しいポイントです(2人乗りのカートも面白そう…)。

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そんなフォーミュランド・ラー飯能の現在のオーナーが、塚越広大選手。塚越選手といえば、SUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍されていることをご存じの方も多いハズ!! 8月9日に富士スピードウェイで開催されたSUPER GT 第2戦のGT500では、塚越選手がドライバーを務めるKEIHIN NSX-GTが今期初優勝!! 第1戦ではGR Supra勢が1-5位を独占する中、迎えた第2戦。みごとに優勝してHondaに勝利をもたらしてくれました。今年、HondaのNSX-GTは、いままでのMRからFRへとマシンが一新。新しく作り上げている中でのこの勝利は、今後の戦いにおいても貴重な1勝になったのでは?と思われます。

塚越選手は、フォーミュランド・ラー飯能がオープンした、まさにその日に、ここで初めてカートを体験されたそうです。そしていまやHondaのエースドライバーとしてご活躍されています。
クルマが好きで、「実際に運転してみたい!」という夢を叶えてくれたのが、当時は殆どなかった子どもがカート体験できる場所、フォーミュランド・ラー飯能だったそうです。レース界に恩返しがしたいという熱い思いから、「キッズカートスクール」を継続して開催していたり、いろんなレースに協力していたりされているそうです。

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また、子どもの夢をバックアップするという想いと同時に、モータースポーツの教育的な醍醐味も教えて下さいました。モータースポーツは「チーム戦です」と語る塚越選手。「ドライバーだけがいてもレースは走れません。子どもにとっては、ご両親、ご家族が最初の支援者であり、協力者です」とのこと。実際に、塚越選手も、ご家族や、学校の先生、友人の理解や協力の中で続けてこられたという感謝の想いがあるそうです。その「チーム戦」を戦ううちに、家族の絆が深くなっていったり、他の多くのチームの人達と触れ合うことで、自然と社交性や協調性が身についていったり…。
レースを本格的にやるのもいいし、楽しみの一つとしてやってみるのもいいので、ぜひ、モータースポーツの一端を、感じ、体験していただければ…。そして、子どもたちの可能性を、少しでも膨らませてあげることができれば…という熱い想いをお持ちでした。

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確かに、モータースポーツって、どうやって始めたら良いかよくわかりませんし、どんな準備が必要なのかもわかりません…。レンタルカートで手ぶらでもok!というお手軽さや、決められたルールや、外から仕切られた安全な環境で走ってみることができる安心の楽しさを味わい、まずは体感するのは、子どもにとっても大人にとっても、ステキな経験となることでしょう。本格的に始めたくなれば、本格的に始めている人がそこにいるので相談もできます。

フォーミュランド・ラー飯能を管理運営されている塚越様も、子どもたちが楽しみ、夢を持ってもらうこと、そして、大人の方も、モータースポーツの楽しさを気軽に感じてもらうことを喜びとしていらっしゃいます。そして、「非日常を体験しに、気軽にお越しください」とおっしゃっていました。

レンタルカートでは最高速度が50~70km/hくらいで、本格的なレースのカートよりは低い速度です。ですが、目線が低いので体感速度は速い! 安全に速さを感じながら集中して走ると、心地よい疲れも感じられます。サスペンションもなくシンプルな作りであるが故に、クルマの素の動きを感じられるので、普段の運転のスキルアップや安全運転の向上にもつなげることができます。
家族で一緒に、友人とみんなで、あるいは一人でもokなので、「非日常の体験」を、ぜひ味わってみてください。

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そんな温かい想いに助けられ、貴重な経験を積むことができたあきる野市立東中学校技術研究部のみなさん。新型コロナウイルス感染症の影響で大会が無くなってしまったのは残念ですが、次につなげていく部活動の中で、きっと貴重な経験が活きてくることと思います。来年の大会での優勝を目標に、ぜひ頑張ってください!
フォーミュランド・ラー飯能のみなさん、子どもたちへの貴重な機会を、本当にありがとうございました。

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…なお、この2日間はコースの整備(草刈り)の作業の日でもありました。安心安全に、楽しくカート体験をしてもらうための準備として、炎天下の中、4人の方が一生懸命頑張っていました。暑い中、草刈りもお疲れさまでした&ありがとうございました。

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