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仕事仲間の声:伴ピーアール株式会社/水都賑わい創出実行委員会委員長 伴 一郎さんに聞きました。(2012年5月公開)

Q.泉 英明を例えていうと?

「まちの"水"と"油"をなじませる"卵"のような存在です。」

泉英明との出会い
私は10歳くらいの時から船遊びに親しんで来たので、常に川が身近な存在でした。 大人になって尼崎市役所へ勤めていたのですが、25年前に独立して大阪でPR会社を立ち上げました。当時、大阪に広告代理店はたくさんありましたが、PR会社はまだ1社もなかったので「1社くらいはあってもいいだろ」と思いまして。 もともと船や水辺が好きなので、今現在水都賑わい創出実行委員長や色々な役目をさせてもらってるけど、そういう活動は全て会社のCSRとしての取り組みなんです。 そんな中、泉くんに初めて会ったのはうちが「舟運祭り」のPRをやりだして1年くらいしたときだったと思います。大正の尻無川でリバーカフェという企画を彼らがしようとしているとき何度も相談に来ましたね。皆でワイワイしている中に"気づいたらいた"というイメージかな。 なんやかんやで、彼とは10年くらいの付き合いになりますね。まだ泉くんが独立する前で、それから結婚して、独立してハートビートプランを設立して。彼は昔から色んなボランティア活動に参加して、いかだを作って大川に浮かべたり、色んな新しいことにチャレンジしていましたね。自分のやるべきことをどんどん進めながら、スピードが速くなるわけでもなく遅くなるわけでもなく、"ずっとやってる"というイメージがあります。

10年前から変わらない印象
僕もどちらかというと新しいことが好きで、水辺に関する取り組みずっとやって来ています。ホームセンターで木を買ってきて中之島に手作りの桟橋を作ったり、クリスマスの時期の「光のルネッサンス」というイベントで船をイルミネーションで飾りつけてコンテストをやったりね。泉くんにはそういう時も色々と手伝ってもらっています。 江戸時代だったら彼みたいな人がたくさん居たのかもしれませんしね。町の中の色んなこと、"水と油"をうまくなじませる、"卵"のような存在なんです。色んなバカばっかりやってるけど、印象としてはとっても好男子ですよ。 それにしても、なんかおもしろさがありますね(笑)。 きっと、あの"超真面目さ"がおもしろいんです。すごく新しいことを考えてるのに、ファッションや髪型がめちゃめちゃ古いですし、その辺のバランスもおもしろい。彼の髪型は、坂本九の頃のヘアスタイルでしょ(笑)。彼の求めてるものが自分の体裁を整えることにはなくて、"まちづくり"に一生懸命なので、そこらへんを捨ててるのかもしれませんね。 また彼は若い子の面倒見がとてもいいし、僕らみたいな年配者とも付き合いがあるから、とても幅広いですよね。若い人たちはみんな泉くんみたいな人について行くんじゃないかな。あんまり目から鼻までスーっと抜けるような感じではなくて、やっぱりどっかが抜けてるからいいんでしょうね。"折れず、曲がらずよく切れる日本刀"みたいなね。ものすごくよく切れると、折れてしまいますからね。 10年前から印象はあまり変わらないです。あんなのは、持って生まれたものじゃないかな。

人と人をつなぐ、まちづくりの"卵"として
今、また大阪の水辺で世界に自慢できるような新しいことをやろうとしているので、泉くんにも一緒に関わってもらいながら、遊びながら、まちづくりにも活かしてもらえればと思います。 大阪の川は、こんなに都会の中にありながら非常に透明度が高いので、中国の人やほか世界中の人々が驚くんですよ。今、水辺バルの取り組みを展開している最中ですが、ほかにも例えば子どもたちの環境学習を行うなど、今後色々な取り組みをしながら大阪を"水の都"として世界にPRできるといいですね。 今までは、まちづくりは「規制・規制」の一方通行だったけど、これからは泉くんみたいな人が卵となり、市民と市民、市民と企業のリレーションを築いてまちづくりを進めていける時代になんじゃないかなと思います。 彼はこれまでの常識に惑わされず、自分の目で見て物事を考えて実行していける、そういうことが出来る人だと思います。 彼に対するエピソードは、まぁ他にも色々あるので、また思い出しておきます(笑)。

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伴 一郎
伴ピーアール株式会社/水都賑わい創出実行委員会委員長 兵庫県尼崎市役所を30歳で辞めて、広告代理店に7年間勤務。86年に独立して現在のPR会社を設立。また、幼少期より船に乗り、水辺での自然観を養う。 20年前には「琵琶湖・淀川水系を考える会」を発足させ、代表世話人として子どもたちも交えて大川や琵琶湖流域の清掃活動に取り組む。ほかにも水都賑わい創出実行委員会委員長、天神祭美化委員会委員長として活躍し、水都大阪の観光船運航を手掛けるなど様々な方面で人望を集めている。

取材・文:2012年4月 楢 侑子

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