奥秩父の名峰、金峰山

どうも、ハシビロBBAだよ。
今更ながら登山にハマったが、低山で満足している。
そこまでの体力はないし、そこまでの重装備で登山する自信はこれっぼっちもない。

だが、真夏の低山はクソ暑い。
夏はやっぱり高いところじゃないと、溶けてしまう~。

ということで、行ってきたのが金峰山。
山梨と長野の間にある人気の百名山だ。
関東近郊では人気の山ということで、行ってきた。
ルートは色々あるみたいだが、一番簡単な大弛峠からだ。

ちなみに、車で山を登っている途中、金峰山の山頂にある五丈岩がちらちらと見える。
あそこまで登るのか……登れるのかなぁ。と、ちらりと思ったりする。
行ったのは平日だったけど、大弛峠の駐車場はクッソ混んでいた。

峠は既に標高2,360mあり、夏でも涼しい。
その日は東京は30度超えていたが、ここは20度くらい。
このまま住んでしまいたいくらい気持ちいい。

道は迷うことなく登りやすい。そこまで急でもない。
たしかに初心者でも大丈夫。

そして道々で見える周囲の景色が素晴らしい。
もう少し寒い季節だったら、さぞや絶景だろう。

すれ違うのは、小さな子供を連れた家族や、70を超えたお年寄りまで様々だ。中でも年配の方の姿を多く見かけた。
私もそのくらいの歳になっても、元気に登山を続けたいものである。

2時間くらいかけて、頂上付近に到着。
頂上手前から、視界が開けて、360度の絶景が広がる。

これは気持ちいいわ。都会では見られないこの気持ちの良い眺望。
人気のある山というのも、大いに頷ける。
既にこの時点で、また登りたいもの。
ただ、頂上にたどり着く前の岩場がちょっと怖い。
足を滑らせたら絶対に怪我をする。

用心して越えて、五丈岩までたどり着く。
岩の手前には、鳥居が立っている。
ここは山岳信仰の場所のようで、たぶん山の神様がいらっしゃるのだと思う。
岩の少し高いところに、小さな祠があったので、そこまで行って祝詞をあげた。

頂上付近は広々としていて、思い思いに昼食をとっている人たちがある。
私たちは買ってきたコンビニのお弁当を頬張る。
コンビニのお弁当が、ここでは最上級の御馳走になる。

無心になってご飯を頬張っていたら、蜂がずーっと私の目の前、眉間の20センチ手前でホバリングしていた。それこそ蜂と目と目が合う~のだ。
なんだろう?と思ったけれど、もしかしたら山の神様が歓迎してくれていたのかもしれない。

神社に行くと蜂に歓迎されることはまあまあある話で、これが蜜蜂くらいならいいのだが、熊蜂とかだと凍り付いてしまう。熊蜂は温和な蜂なので、こちらから何かしない限り大丈夫なのだが。だが。

そして下山。少々後ろ髪を引かれる思いもあるが、またくればいい。
今度はもっと、天気がいいときに。

山の中を歩くのって、やはり気分がいい。
特に、山の神様がいる山を歩くのは好きだ。そういった山に登った後は元気を分けてもらえる。

そして下山後に温泉に立ち寄るのは最高の一言に尽きる。
今回ははやぶさ温泉に立ち寄った。
がらりと温泉のドアを開けると、ほのかに漂う硫黄のにおい。
内湯は魚の置物が豪快に温泉を吐き出している。露天風呂もそこそこ広く、湯面に目を凝らせば湯の花が浮かんでいる。
内湯では湯の花が見られなかった気がするので、内湯は循環させているのかもしれない。

ほんのりとぬるくて長風呂できる露天風呂を堪能し、帰路につく。
神社と山と温泉がセットになった日は、私にとって満足至極の一日となる。

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