天中殺（天冲殺）の種類

　天中殺は、算命学における運気の変化を示す期間であり、12年に一度巡ってくる2年間の停滞期を指します。
　この期間は、運気が通常とは異なり、新しいことを始めるのには向いていないとされていますが、自己を見つめたり、これからの未来の準備の時間として活用できます。

　ここでは、この停滞期のことではなく、6つの天中殺（「子丑」「寅卯」「辰巳」「午未」「申酉」「戌亥」）について説明します。
　

1. 子丑天中殺

子丑天中殺の方は、自立心が求められます。親や家族からの援助に頼ると、逆に運が悪くなることがあります。自分自身の力で新しいことに挑戦することが大切です。例えば、新たな趣味やスキルを身につけることで、自己成長を実感できます。このグループは誰かの力を借りずに開拓していく、初代運です。

2. 寅卯天中殺

寅卯天中殺の方は、理想を持つことが大切ですが、現実的な行動も重要です。夢を追うあまり周りが見えなくなると、運気が乱れてしまいます。特に異性との関わりに注意し、パートナーとのコミュニケーションを大切にすることで、運気が好転します。家系を継承する、跡取り運です。

3. 辰巳天中殺

辰巳天中殺の方は、リーダーシップを発揮することが求められますが、他者との協力も忘れずにする必要があります。無理に自分が人を引っ張ろうとするのではなく、皆で協力して目標を達成することが大切です。チームワークを大切にすることで、自分が望んでいた結果を得ることができます。こちらのグループは伝統を重んじる、先祖運です。

4. 午未天中殺

午未天中殺の方は、家庭との関係に注意が必要です。家族の期待に応えようとしすぎると、自分を見失うことがあります。自分の道をしっかりと見極め、独立心を持つことで、成功へと繋がります。個人の独立がキーとなる、自由運です。

5. 申酉天中殺

申酉天中殺の方は、金銭面での運気が強く働きますが、トラブルに注意が必要です。無理な投資や浪費は避け、計画的にお金を扱うことが大切です。特に、大きな金額を扱う際には、しっかりと考えて行動することが求められます。こちらのグループは財運です。同時にいろんなプロジェクトを進める、働き者が多いグループです。

6. 戌亥天中殺

戌亥天中殺の方は、精神的な成長が重要なテーマです。外部の喧騒から離れ、自分自身の内面を見つめ直すことが運気を高めます。スピリチュアルな活動や趣味を通じて、自分自身を深く理解することができます。また、次の世代に物事を継承せず、自分の代で完結させることに重点を置くため、末代運です。

天中殺を乗り越えるために

6つのグループにはそれぞれの特徴がありますが、共通して大切なのは自己の内面を見つめることです。自分の特性を理解し、無理のない範囲で行動することで、天中殺の影響を最小限に抑えることができます。

天中殺のさらに詳しい説明は、また違う機会に記載していきますね。