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秋の中山、前走新潟組を取捨選択!

関東圏は今週から開催が中山に替わる。開催替わり恒例企画。前走新潟組は買えるのか問題。日本一直線が長く、もっとも起伏がない新潟から中央場所でもっとも短い直線と高低差が半端ない中山へ。条件は激変。コース適性と前走成績を重視する人にとって、これほどややこしいことはない。

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直近5年の4回中山芝の前走競馬場別成績。頭数は確かに半端ない。その分、勝率は低く出がち。確かにレイアウトが似ている福島(小回り)や函館(小回り+高低差)の親和性は認める。夏の新潟をスキップした組は狙いどころだ。しかし、頭数やコースレイアウトの差を考えれば、新潟組はそこそこ頑張っている。これはコツが必要だろう。

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4回中山芝の距離別成績。中距離よりは1200、1600mで新潟組は走る。中距離以上では、やはり高速上がりの新潟と野芝で全体時計は早いながら、上がり時計が高速化しにくい中山では差が出てしまう。短距離ならば、その差は少ない。

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4回中山芝1200mにおける、前走新潟組の前走距離別成績。1800mから大きな距離変更で飛んでくる馬に注意しつつ、主力は前走直線1000m、もしくは1400mから来る馬。新潟1200m→中山1200mは同距離であっても、連下級。前半のペースが比較的緩い新潟芝1200mと下り坂を利用して一気に走る中山芝1200mは微妙にすれ違うようだ。

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次は芝1600mにおける前走新潟・前走距離別成績。ここは同距離の1600mがイメージ以上に結びつく。同じ外回りのマイル戦でも適性が違うので、嫌いたいところだが、ここは踏みとどまって評価したい。京成杯AHも関屋記念組を極端に評価を落とすと、的中から遠ざかる。また少ないが、距離短縮も機能する。

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ちなみに中距離の芝2000mはその逆で、距離延長組がいい。数少ない回収値100超えの前走新潟芝1800mから中山芝2000mに出走する馬は複穴で狙いたい。

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次はダート。中山と新潟は主な距離が1200、1800mという共通点がある。それも1200mは芝スタート。データからも芝よりは親和性がある。なおダートは前走福島組が落ちるので、芝と混同しないようにしたい。

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4回中山ダートの距離別成績。1200mはやはり親和性はあるものの、回収値でみると、1800、2400mだ。直近開催の前走新潟組は回収値がとにかく低い。100を超えるデータは貴重なので、しっかり押えたい。

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4回中山ダート1800m、前走新潟距離別成績がこちら。お気づきだろうか。ダートの距離設定がない距離の成績がいい。狙うなら、前走新潟芝1400m、2000mから中山ダート1800mに出走する馬だ。数は少ないので、基本は平行移動の前走新潟ダ1800m組を抑えつつ、芝から転戦する馬を見かけたら、飛びついて損はない。

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レース数は少ないものの、前走新潟組を積極的に買っていいのは、ダート2400m。ここも芝から来た馬が1勝しているが、まず1800m組に狙いを定める。狙いやすい前走新潟ダ1800m出走馬を買い続けて、回収値100超えはなんともお手軽だ。

初日10R汐留特別(芝1200m)は前走新潟芝1400m出走のタイガーリリー

2日目10RセプテンバーS(芝1200m)は直線1000m出走のグッドマックス、トキメキ、新潟芝1400m出走のショウナンバビアナ

ざっと拾ってみると、こんなところ。さてさて、未来のことは当たりますから。

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