見出し画像

落語「新宿末廣亭八月中席」感想

 一度は行ってみたかった落語に行ってきたよ~っていう感想です。私の落語の知識は漫画・昭和落語心中内にしかありません。詳細に覚えてるわけでもないのでにわかです。
そもそも落語(というか寄席)のシステム自体知らないことが多かったのでメモ代わりに色々書いていきます。


観てきたやつ

 新宿末廣亭で八月中席昼の部を観てきました。
12時ちょい過ぎから15時半くらいまで観ていたかな?昼の部は16時半まあったのですが、用事があったため途中退出。退出は自由なので気楽に暇つぶしできます。

出演者は月に3回変わる

 1か月を上席、中席、下席の3つ、さらに昼の部・夜の部にわけて出演者が変わります。上席云々ってのは上旬中旬下旬みたいなものっぽいです。正確な日程はHPに記載があったので何も知らない素人でも「今回は中席なのか~」と把握することができました。

演目は大体10分くらい

 私が観た時は落語以外にも太神楽(だいかぐら)と言う曲芸や紙切り、コントや浪曲や漫談がありました。持ち時間があるらしく、みんな大体10分くらいで終わっていきます。演目数はかなり多い。
出演者を変え品を変えかなりの演目をやっているので、その中で好き嫌いが分かれてきます。出演者は良くても話が好みじゃないとかもあった。けれど10分くらいで次々変わっていくので「早く終わってくれないかな」なんて思うことなく観ることができました。あとお得感もある。いっぱい観れてうれしいな~っていうお得感。

チケットは当日購入

 基本的に寄席は当日に現地で購入します。ものによっては事前購入することもあるっぽい?

演目はその時によって変わるっぽい

 落語はもちろんのこと、誰が出演するかは決まっていても演目をどうするかは決まってないっぽいので、ざっくり「落語観たい」とかだったら良いのですが「この話が観たい」の需要は満たせません。でも何の話が出てくるかわからないわくわく感があります。

寄席は自ら出なければ最後まで居座れる

 新宿末廣亭の寄席は再入場不可のため、自ら出なければいつまでも居座ることができるらしいです。ここで肝になるのが入れ替え制。寄席は昼と夜で出演者が変わるのですが、「入れ替え制」がある日だと昼に入った人は昼で終了です。私が観た時は「入れ替え制なし」。このシステムだと昼に入った人が夜まで居座れるらしいのです。寄席が好きな人はかなり良い暇つぶしになるのかも。

寄席の会場

 席は案内係の方に空いてる席を案内してもらう方式です。開演前なら自由に選べそうな気がします。開演してから10分後くらいに入ったので開演前の雰囲気はわかりません。

 1F中央は普通の椅子(ドリンクホルダー付き)、1F端は御座席(桟敷席)、2Fも同じく御座席。そして人数が多いと最前列のはじっこにパイプ椅子が置かれます。私はこのパイプ椅子に座ったのですが、これがもう最悪でした。
そもそも傾斜になっているところにパイプ椅子が置かれてるので座ってる当人は滑り落ちないように必死。座ってたのは数十分なのですが、それでも腰にダメージを負いました。あまりのキツさに2Fに逃げてます。
2Fは落ち着いていて寄席全体が見渡せるのが素晴らしいです。ただし2Fはスピーカーがないと音が全く聞こえない作りなので生の迫力ってなるとやっぱ1F席だな~って思いました。でもパイプ椅子は嫌だ!!傾斜は嫌だ!!

落語、かなり面白い

 そもそも落語自体が笑わせるためのお話だと思うので面白いのは当然だと思うのですが、それにしても思ってた以上に面白い。もちろん「この話好きじゃないな~」ってのもあります。ですが個人的に一番印象深かったのは創作落語!たぶん創作!新作落語とも言うかもしれない!

 落語は最初に落語家が入ってきてお辞儀をし、軽い雑談みたいな挨拶をしていつのまにか話に入ってる、という流れになります。創作落語をしていた落語家さんの話の運び方がめちゃくちゃうまいんだと思うのですが、本当に雑談の延長線上に落語があるんですよ。これが本当にすごくて!
この時の落語家さんが桂三四郎と言う方で、話されていた内容が祖母の葬式に出る家族の話でした。出てくる子供のイメージが完全に鼻たれ小僧で面白かったですし、失言しまくりな子供や母親のキレっぷりも面白く、最終的に綺麗なオチがついて感嘆する話だったのでものすごく印象深いです。タイトルが知りたいな~。調べても出てこないので残念だな……。

まとめ

 途中入場途中退出もオッケー。入れ替え制なしだったら夜まで居座ってもオッケー。3000円とそこまで高くない価格で色々な芸を見れる寄席。娯楽としてかなり良かったです!また今度行こうかな~。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?