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ゲーム「unpacking」感想

 ちょっとした気分転換として癒しゲームを求め、PS定額サービス内に入っている本作をプレイしてみました。

ジャンル:パズル
プレイ時間:4時間
媒体:PS5


■ 媒体は多様

 本作は様々な媒体でプレイ可能です。steam、PS、Switch、XBOX等々。私はPS Storeの定額サービスでプレイできる環境でしたのでそちらでプレイしました。定額サービスに入ってる方はアクセスしやすいかと思います。


■ Unpackingとは

 引っ越しの荷解きを行うゲーム、ただそれだけです。公式の紹介文を引用しておきます。

『Unpacking』は、箱から持ち物を出して新しい家に置いていくという、ありふれた体験が題材の、禅の要素を含むゲームです。ブロックを組み合わせるパズルでありながら、おうちの飾りつけをするゲームでもあり、素敵な居住空間を作りながら、荷ほどきする荷物の持ち主の人生について知ることになります。8件の引っ越しをこなすうちに、直接目にすることもないキャラクターと親密になり、耳にしたこともない物語に触れたように感じられるでしょう。

Unpacking


■ ゲームシステム

 単純なシステムですがそれが結構良い塩梅になっています。

セーブデータは3つ

 デフォルトネームは「sadie」でセーブデータは3つ。クリアすると星マークが付くようです。クリア後も部屋を整理できるので、取り返しのつかない要素はたぶんないはず。

©Witch Beam

荷解き

 可愛いドットイラストでダンボールから荷物を出し、収納していくシステムです。やることは単純!

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整理が終わったら右下に星マークが出て完成。
間違ってる収納はアイテムの周りに赤白く縁取られ点滅します。正しい位置に置いたらOK。

©Witch Beam
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引っ越し主のストーリーが察せられるシステム

 引っ越し主(つまり操作キャラ)がどんな人生を歩んでいるのか、引っ越し状況や荷物から察することができます。それが結構面白い。

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整理した内容やクリア時の写真によってコメントが変わるようなので、プレイヤーが異なれば見える部分も違ってきて面白いです。

競争が無いシステム

 この手のゲームでよくあるのが「いかに早く荷解きを終わらせられたか」クリアタイムを競うものだと思いますが、本作にはそんなものはありません。いくらでも自由にプレイできます。BGMものんびりしていて穏やかな荷解き作業が味わえます。

最後までアイテムがよくわからないものがある

 荷解きしたアイテムの説明は一切ないため、そのアイテムを知らないと最後までそのアイテムについて詳細を知ることができません。例えば美容アイテムに疎ければそのアイテムがどんな美容アイテムかわからずに終わるし、PC周辺機器に疎ければ最後までどんな機器なのかわからずに終わります。個人的には最後までクリアしたら教えてほしかったな~とも思いました。

 しかし、おそらくここが優れたポイントなのでしょう。実は本作、以前配信者がこぞって配信してたっぽいのですが、この「何も説明されない」要素が配信者向けの要因と思われます。知らないアイテムはリスナーとの会話の取っ掛かりになって配信が盛り上がるというわけです。

コンフィグ

 本作に大掛かりな設定は求めていませんが、それでもコンフィグは結構充実しています。こちらはメインメニューのコンフィグ。

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各部屋のコンフィグもやり直させてくれるし、欲しい機能はほぼ網羅されている気がします。

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見返し機能

 「自分がどんな風に荷解きしたか」を高速で見返すことができます。これが結構面白かった!自分の過去の仕草は楽しく見れます。

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~~~~ネタバレするよ~~~~








■ 引っ越し主の人生

 全部で8ステージあり、アルバムのコメントや所持品によってどういう人物なのか推測できます。私が察することができたものを簡単に書いていきます。

  • 1997年
    初めて子供部屋をゲット。

  • 2004年
    大学へ行くために一人暮らしで生活し始める。

  • 2007年
    三人のルームシェア。

  • 2010年
    男性の家に引っ越して二人暮らしをしてたっぽいので恋人と同棲し始めかな?

  • 2012年
    1997年の自分の部屋へと戻ってきたらしい。恋人との写真を貼ると男性の顔にピンが刺してあり、あまり良い別れ方ではないことが伺えます。ちなみにこの写真は貼りっぱなしにしてるとエラーになるのでどこかにしまわないといけないので、やっぱり良い別れ方はしてなさそう。

  • 2013年
    再び一人暮らし開始っぽい。

  • 2015年
    再度二人暮らし。新たな恋人と同棲開始かな。

  • 2018年
    さらに大きい家に引っ越して赤ん坊を引き取り三人暮らしをするようです。そしてエンディング。

というストーリーでした。途中ちょっと心配になりましたが、幸せな写真で最後を締めくくっていて良かったね~!と思えるエンディングでした。

©Witch Beam

いくつかわからないアイテムやストーリーがありましたが、考察サイトを読むと結構面白かったです。このアイテムってそういうものなの!?と思える。

これを読んでいて、たしかにあの杖って健常者は必要ないよな……と思いを馳せることができました。何かしらの障害を患った可能性はたしかにあるな~。それでもわからない部分はあるけど。
クリア後も楽しめる本作、良いですね!







■ まとめ(ネタバレなし)

 プレイ時間は4時間。こだわればいくらでもプレイできますし、競争の無い穏やかなゲームをやりたい人にはおすすめです。私も良い気分転換になりました。

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開発者インタビュー

備忘録用メモ。Twitterでの実況スレッドです。

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