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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第15章 冠詞(ARTICLES)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。


ポイント

  • the⇒共通認識として、みんなが一斉に指を指して示せるもの

  • a/an⇒たくさんあるもののうちのひとつ

  • the+複数形⇒特定の集団・家族

  • theがない複数形⇒総称

Do you have the time?(現在時刻を持ってますか?⇒いま何時ですか?)

冠詞の種類

  • 単数形の可算名詞は通常、冠詞(相当語)をつける

  • 不定冠詞a[an]=不特定のものを指し、原則、可算名詞の単数に付く。発音が子音で始まるものは[a]、発音が母音で始まるもの(hを発音しない場合も含む)は[an]を付ける

  • 定冠詞the=特定のものを指し、可算名詞にも不可算名詞にも、単数形にも複数形にもつく

  • 冠詞相当語=これらがあるときは基本的に冠詞を一緒に使わない。指示名詞、不定代名詞、人称名詞の所有格、疑問代名詞、数詞、固有名詞の所有格 ※数詞の場合、three the pigsとは言わないが、the three pigsのように数詞の前に定冠詞を付けることは可能

203.This is the tool / I have been looking for.(これは道具だ/私が探していた⇒これこそ私が探していた道具です)
※探していたものは「これ」以外にないため、theが付く

不定冠詞の用法

  • はじめての話題には不定冠詞a[an]を付け、2度めからは定冠詞[the]を付ける

  • the+単数名詞は最初から種族全体をひとまとめに表す。a[an]+単数名詞は、漠然と一つを代表として一般論を述べる形(種族全体を一括して述べるときには適さない)

204.You can bring a book / with you / to kill time /while waiting.(あなたは本を持ってこられる/あなとともに /時間を潰すために/待っている間⇒待っている間の暇つぶしに本を持ってきても良いですよ)
※どの本か特定されていないため[a]がbookに付く。数冊ならsome bookになる
205.A camel is a pleasant, hard working, intelligent animal.(ラクダ=心地よい、よく働く、かしこい動物だ⇒ラクダは人なつこく、よく働き、利口な動物です)
※ラクダは総称のため、a camel でもthe camel でも camelsでもOK。camelsにした場合はis⇒areになり、animal⇒animalsになる
206.A nickel will get you / on the subway.(5セント白銅貨があれば乗ることができるでしょう/地下鉄に⇒5セント白銅貨があれば地下鉄に乗ることができるでしょう)
※nickel=5セント白銅貨。不特定の1個のため[a]を付ける。dimeといったら10セント硬貨。物質のニッケルの場合は、不可算名詞のため[a]はつかない
207.It is cold / in here.Please shut the window.(寒いです/この中は。その窓を閉めてください⇒ここは寒いです。窓を閉めてください)
※指している窓が相手にもわかるのでtheを付ける
208.I am still unable to sleep / because of the tea  I drank earlier.(私はまだ眠ることができません/なぜならその紅茶をさっき飲んだから⇒ さっき飲んだお茶のせいでまだ眠ることができません)
※さっき飲んだと特定されるためtheを付ける
209.Please wipe the tables.(机を拭いてください)
※ふくテーブルが決まっているため、theを付ける。その場にあるテーブルを全部と強く伝える場合はall the tables/every[each]tableとなる

冠詞の位置と省略

冠詞はすべて形容詞の前に置く。形容詞を修飾する副詞があるときは、冠詞+副詞+形容詞+名詞の語順
2つ以上の名詞がandやorで結ばれる場合の同一人・物を指すとき⇒最初の名詞・形容詞にだけ冠詞をつける
2つ以上の名詞がandやorで結ばれる場合の別々の人・物を指すとき⇒それぞれに冠詞を付ける
2つで1組になっている場合⇒最初の名詞にだけ冠詞を付ける

210.Mr.Lincoln was as brave a man as / ever lived.(リンカーン=同じくらい勇敢な男でした/かつていないほど⇒リンカーンは世にもまれな勇敢な男でした)
※as 形容詞 a[an] 名詞の語順

ライティングのポイント

  • 不定冠詞と定冠詞の違いに注意

  • 省略の場合考える

  • 「総称」を表すときの冠詞に注意

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