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【これからの清潔を語ろう】この3年で変わったこと【#清潔のマイルール】

この記事は、パナソニック ナノイーX×noteで、投稿コンテスト「#清潔のマイルール」に投稿しています。

また下記ラジオでも、同様のお話をしています。

文字と音声、お好みにあわせてお楽しみいただければ幸いです。

【清潔】を意識するまで

2020年3月。私はボストンにいるはずだった。

クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、ユアン・マクレガー、ヘイデン・クリステンセン……3年前、世の中が変わらなければ「ボストンコミコン」で対面できていたかもしれない俳優たちの名前だ。

ボストンと日本の時差は14時間である。
各俳優のフォトチケットをかけた戦いは現地時間正午に行われた。日本時間にして午前2時。
全世界のファンによる熾烈を極めた戦いを制して、私は先述の4名の俳優のフォトチケットを手に入れたのだ。

フォトチケットは俳優とツーショット写真が撮れるだけではない。握手し、ハグし、サインが貰えるのである。

東京でもコミコンは開催されるが、私はどうしてもボストンへ行きたかった。
クリス・エヴァンスの出身地であると同時に、『アベンジャーズ・エンドゲーム』でシリーズを卒業した彼が、キャプテン・アメリカの盾を持って写真を撮らせてくれるのは最後だろうと分かっていたから。

だが、叶わなかった。

まず2月に日本で新型コロナウイルスの感染が拡大し、渡米が難しくなった。この段階ではまだコミコンは開催予定で、チケットの返金を拙い英語で運営に求めたら、

「残念だけど無理だね! 頑張って参加できそうなら現地で待ってるよ!」

と軽快な返事がきた。
そうこうするうちにアメリカでも感染が拡大し、まず握手やハグなどの俳優との接触が禁止になり、ツーショット禁止でサインをもらうだけという条件に変わり、最終的にイベント自体が中止になった。

チケット代は無事に返金された。

航空券は日時変更の権利をもらったが、3年経った今もまだ使用できていない(有効期限は延長され続け、現在は今年の12月までになっている)

私はコロナ禍の直前、2019年11月にニューヨークを訪れた。
これが初めてのアメリカ旅行だった。
そのとき現地の友人から

「日本人はみんなマスクつけたがるけど、怪しまれるからつけないほうがいいよ」

と忠告されたことをおぼえている。
その頃ニューヨークではインフルエンザが大流行していたため、「マスクをつけたほうが予防になるのでは」と思ったが、郷に入っては……と忠告に従った。

あれから世の中は随分変わったなと思う。

【清潔】のマイルール

マスク着用の他に大きく変わったことといえば、どの施設の入口にも「アルコール消毒液」が設置されるようになったことではないだろうか。

「消毒」「除菌」という言葉は、自然と【清潔】に結びつく。

しかし実をいうと私は、設置されている消毒液が苦手だ。
刺激が強くて手が荒れたり、ネイルが剥げたり。だというのに消毒せずには施設を利用できないのである。
アルコールの噴射量が調節できる手動や足踏みタイプはまだ良い。
困るのが自動タイプだ。手のひらから溢れんばかりにアルコールが噴射されていつまでも乾かない。

そこで私は「敏感肌用の消毒ジェル」を持ち歩くようになった。

敏感肌用なので手が荒れなくなったし、量の調節もきくし、場所によってはおしぼり代わりにもなる。
これほど便利なものはない。
今では必ずカバンに忍ばせるほど、生活の必需品となっている。

【清潔】のこれから

この3年の間に、手洗いうがいを意識して行うようになった。
だがよく考えてみたら意識を向けるようになっただけで、これまで手洗いうがいを全くしてこなかったわけではない。

「外から帰ったら手洗いうがいをしっかりしましょう」

と子どもの頃から繰り返し言われ、面倒くさがりながらも手洗いうがいをしてきた。コロナ禍と関係なく、だ。

そもそも不潔で困ることはあっても、【清潔】で困ることはない。

今後この感染症の流行がおさまったとしても、「風邪」という、できることならかかりたくない病気の脅威はこれからも続くだろう。

それならば私は、せっかくこの3年で意識して行うようになった手洗いうがいアルコール消毒という【清潔】な習慣を継続して、できる限り健やかに過ごしたいと思う。

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