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『文』『詩』

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思ったこと感じたことを書き殴ったような文。 共感やこんな感情もあるのか、をコンセプトに。 不定期更新。
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#掌編

詩【新たな夢に出発だ】

全てをかけたぜ あいやいやー すったもんだはっただ やいやいやー 夢の始まり 億万長者 大人の嗜み すっぱっぱー もう一度はっただ やいやいやー 夢の終わりを 見定めて 小さい我が家で 大きな幸せ 掴んだあとは 堅実に 大地踏み締め やいやいやー 尻に敷かれて あいやいやー それでも笑顔で やいやいやー 新たな夢に 出発だ

文【初夢とは】日記

初夢とは元旦の日の夢をいうのか。 それとも二日目の朝に見た夢をいうのか。 調べればすぐに出るだろうけれど。 もし元旦に見た夢が、心の臓が凍りつくような、おみくじの大凶に書いてあることよりも最悪な、恐怖映画よりも恐ろしい夢だったならば。 二日目に見た夢を初夢にしたくなるだろう。 もし元旦に見た夢が、好物を食べているときの幸福感のような、好きな話を語らっているときのような、幸せしか詰まっていないようなそんな夢だったならば。 その夢を初夢にしたくなるだろう。 結局は、己の都合が良い

詩【大晦日とうどんの精霊】

大晦日の夜 蕎麦アレルギーの私のところには うどんの精霊がやって来る 茶色い体を 真っ白なマフラーで着飾って お出汁の良い香りを漂わせる キツネかタヌキか どっちが良いかと歌い出す いつもありがとう 来年もたくさん食べるからね って約束をして あつあつのうどんを ずるずるすする 今年も美味しくいただきました