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『文』『詩』

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思ったこと感じたことを書き殴ったような文。 共感やこんな感情もあるのか、をコンセプトに。 不定期更新。
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記事一覧

詩【睡魔の妖精が潜む花弁】66文字

うつらうつらと 視界が揺れる 金木犀の残り香に誘われ 瞼を閉じる 暗闇に写るは 蜜柑色の花 強張った体から 力が抜けていく 今日は 良い昼寝が出来そうだ

【未完成】173文字

未完成で良い。 理想じゃなくて良い。 中途半端で良い。 形になってなくて良い。 支離滅裂で良い。 あやふやで良い。 意味不明で良い。 一文字書くだけでも楽しかった あの頃を思い出して。 完成出来るまで足踏みしていたら、 いつまでも何も出来ない。 とりあえず吐き出そう。 吐き出しまくろう。 楽しいことも。 辛いことも。 全部、全部。 吐き出し続ければ。 きっといつか、何かになる。

【光】119文字

私の心に光が降り積もる。 きらきら、きらきらと。 シャボン玉のような ガラス玉のような 緑が茂る春の木漏れ日のような 内臓まで凍らせる冬の凍てつきのような。 温かいけれど鋭い光は 私の心を軽くもするし 重くもする。 さあ、今日はどんな光が降り積もるだろう。

【棘】230文字

棘を抜くときは ゆっくりゆっくり抜くことが大切だ。 無理矢理に引き抜こうとしたり、 焦って引っ張ったりしたら、 傷がどんどん開き、血が溢れ出て、 刺が見えなくなってしまう。 今、君は、 心の棘をどうにかしようと 焦って、いじくってはいないかい? それじゃあ 傷は大きくなるばかり。 まずは深呼吸。 ゆっくりゆっくり 棘を観察して。 私にも棘が刺さっているから、 どう抜けば良いのか 一緒に考えよう。 焦りは禁物だ。 ゆっくりゆっくり 引き抜いていることが分からない

詩【縛りプレイヤー】410文字

やっと見つけた自分自身 やっと見つけた希望の光 やっと鎖がほどけた安心 歓喜の息を吐く暇もなく 新たな鎖が飛んでくる 足枷 首輪 なんでもござれ いついつまでに いついつまでに 勝手に期限を決められて 出荷先も決められて 世間的には天国の門 僕的には地獄の門 せっかく見つけた未来の扉 開けた先は未知の世界 僕が主役の人生ゲーム いつになればプレイ出来るの 今世のプレイはいつまで続くの やっと見つけた君の影 やっと見つけた君の足跡 やっと鎖がほどけた安心 歓喜の

詩【体に呼吸をさせるんだ】119文字

体が呼吸をしてくれない 涙が化粧を落としてく 瞬間 煌めくグリッター 肌を彩る未知のライン うつむく視界に映る星 ぐちゃぐちゃの顔を照らしてる 鏡を叩き割り戦場へ 生きている限り止まれない 悪は容赦なく襲ってくる 自分の武器を振りかざし 体に呼吸をさせるんだ

詩【強欲】

選べない 選べない 私には選べない この優柔不断で 人を傷つけたとしても 選べない 選べない 私には選べない 二手に分かれた道の前で 立ち止まるしか出来ない 誰かに背中を押されて その先が崖だとしても 選べない 選べない 私には選べない 自分自身の自信の無さに 呆れてまた立ち止まる 優柔不断だけ落ちてしまえば良いのに 吐き出す弱音は一人前 踏み出す一歩は半人前 二頭追っては一頭も得ず 不甲斐ない両手が空振りする それでも私は選べない だって両方 欲しいん

愛しているけれど無償じゃない

愛が溢れて流れ出て 私の中に注がれて 満たされていると感じるの でも 幸福な時間は一瞬で 幸せは儚く散っていく 縋りついても あなたはもう夢の中 私は良い子のふりをして 「いつもありがとう」 って耳元で囁く 起こさないように 優しく 優しく 布団から抜け出す 私の夜はまだまだこれから さあ どの仮面を被ろうか

詩【空を見る】

僕は毎日、空を見る。 晴れの日も、雨の日も。 曇りの日も、嵐の日も。 どんな日でも、空を見る。 君がいる気がするから。 僕は今日も、空を見る。

詩【好奇心は止められない】

土台はあるけど なんだか恐い 何で出来ているか分からないからか 何が詰まっているか分からないからか 触っても 揺れはしないけど ほんの少しの衝撃で 脆く崩れてしまいそう ついつい触って確かめる その刺激で 壊れてしまうかもしれないのに 好奇心は止められない 恐いのに 不安なのに 土台なんて幻かもしれないのに ついつい触って確かめる 好奇心は止められない

詩【指先の皮】

硬くなった指先の皮 柔らかくしようと クリームを塗るけど 間に合わなくて 亀裂がはしる もう嫌だ 面倒くさい 見て見ぬふりして 放置して 気が付けば 血が滲んでる なんだか 心の傷みたいだ

詩【空のどよめき魔法】日記

空がどよめき始めると 僕の体に魔法をかけてくる。 無気力、倦怠感、頭痛、他にもたくさん。 さっきまでの元気は何処に行ったのか。 不思議になるほどの完璧な魔法だ。 いつもはあまり気にしない鳥の声も 耳を貫いてくる。 嫌だな、と思っても 空の魔法は気まぐれで。 解いてくれるのを待つしかない。 地上に恵みを贈るための必要な魔法だ と、体と心に言い聞かせ 空のどよめきが静まるのを 僕は布団の中で待っている。

詩【今の居場所は此処なんだ】

今よりどん底なんて無いと 信じて生きているけれど 私の周りは真っ暗で 足の裏に大地の感触はあるけれど 今にも引きずり込まれそう 此処より地獄があるのだと 訴える人もいるけれど 悲鳴さえも飲み込まれる 私の地獄はこの場所だ 私の地獄は此処なんだ 這い上がるために血を吐いて 何度も悔いを改めて 必死にもがいて生きている 微かな光を求め彷徨う 今の居場所は此処なんだ

詩【生きていたいだけなんだ】

なんでもかんでも嫌になったって良いじゃん良いじゃん 現実ばっかりそんなに見つめていらんないよ いらないよ 夢と希望を袋に詰めて 枕にしたって良いじゃん 良いじゃん 現実逃避想像空想理想の世界に 縋りつきたいよ つらいよ 生きているだけで 毎日なにかと戦っている僕らは 生きているだけでえらいんだ 誰しもが背筋を伸ばして 胸を張れない世界なんて こっちから願い下げだって叫んでやりたい 勇気が無い追い詰められてないからだ なんて そんな言葉聞き飽きた 干枯らびるまで搾り取って 残っ