専門職は、辞めにくい?

あけましておめでとうございます。
新年ってありがたい。いつも新鮮な気持ちでいようと思っても難しいので、世の中全体が仕切り直す感じは、ありがたいです。

さて、今年は、仕事について考える1年にしたいと思っています。今年は本格的に、辞めることも続けることも考えたい。

私は専門職と呼ばれる仕事をしています。「私、専門家。」なんて思ったことは一度もありませんが、養成校を出て、資格を生かして働いています。
正直に言うと、興味があるから程度で入学したのに、疑問も持たずにこの仕事に就きました。仕事と直結した環境の中で、思考停止していたんだなぁと、今はわかります。
とはいえ、この仕事が嫌だと思ったことはなく、なんやかんや続けてきました。が、今になっていろいろ思うところがあり、この先について迷っています。

そこで思うのは、専門職に就いてしまったばっかりに、辞めにくさに悩むこともあるよねっていう、はい、愚痴です。
(続けてきたことを辞めるのは大変なエネルギーがいることなので、専門職じゃなくても同じなのかもしれませんが。)

資格=自分ではないのだけど、資格は自分のアイデンティティのように思ってしまうし、他人からも思われる。もし辞めたら、自分が何者なのかわからなくなる怖さがある。
もし辞めたら、というか迷っている時点で、学生時代からの自分や、応援してくれた親、熱心に教えてくれた学校の先生、拙い専門性ながら対価を支払ってくれたユーザー、同業種のみなさんに、不誠実なような気がしてくる。とはいえ迷いのない人なんていないのでは…

資格名で呼ばれるような生活をしていると、自分と仕事がごちゃ混ぜになってきませんか。でも完全には混ざりきらなくて、“専門職として求められること”と“自分が求めること”の不一致が割り切れないくらい大きくなることはありませんか。そんな時、どうしていますか。
全国の専門職のみなさんにインタビューしたいくらいです。

別な道を具体的に考えることは、実は指導してくれた先生の勧めです。そんなことを言えちゃう先生への憧れも、辞めにくい一因かもしれない。
辞めることと続けることを両方考えるのは、二倍の労力を仕事に向けることになりそうで、すでに面倒くさくなっている自分がいますが、新たな気持ちで、取り組もう。うん、新年なので。

#今年の抱負 #仕事 #専門職

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