クリエイティブサポートレッツは(いい意味で)クレイジー

3月1日 新潟市でスタ☆タンz!!-Across The Chaosーという研修会が行われました。

スタ☆タンとは何ぞやという方々に説明しますと日常の中でその人が大切にしている表現、(表現といっていいかわからない、あるいは問題行動と言われるこうどうを「表現未満」と命名し広める活動、イベントです。

そのカオスの祭典がなんと全国ツアーを今年度行っています。そして新潟県アール・ブリュット・サポート・センターNASCとの繋がりで新潟で研修会を開催したのです。私はオンライン参加だったのですが、レッツ職員のぶっ飛び方がオンライン越しでも伝わってくるぶっ飛び方でした。

問題行動をどう捉えるか

レッツのどの辺が(いい意味で)クレイジーかといいますと、一つのエピソードとして「常に濡れている男」が印象深かったです。この方は水が大好きで常に濡れていたい、水をかぶっていたい方です。常に濡れていたいので水がない時はその辺にあるお茶とかジュースをかぶってしまい、施設では水に近づけなかったり水道の栓を止めたりされていたそうです。この対応は至極当然だし、たぶん私もを同じことすると思います。

レッツの表現未満に対する行動

レッツではこの水をかぶるという行動を表現未満となんと捉え好きなだけ水をかぶらせたのです!。施設職員じゃない私でも驚愕しました。施設職員さんならびっくりしてひきつけおこすレベルの対応なんじゃなかろうか…。それだけでは飽き足らず大雨の日に「よし!今だ!」と常に濡れている男をけしかけ思う存分水浴びを楽しませていました。私は思いました。「あっ、クレイジー」と。

ただクレイジーなだけではない当事者を思う心

本当に聞けば聞くほどクレイジーエピソードが出てくるレッツですがただクレイジーなだけではないのです。例えば常に濡れていたい男に関しては濡れた洗濯物をもって帰ると保護者の方に怒られるのでレッツで洗濯したり着換えを多くもってきたりとか手間がかかることも当事者のために工夫してやってくれる所が当事者や表現未満に対する思いを感じました。

ありのままを見せる唯一無二のリアル

レッツでは重度障害のある当事者を街に連れ出したり知ってもらう活動も頻繫に行っているようです。私としては知ってもらったり街の一部に溶け込む様に慣れることも大事だと思っています。レッツではシェアハウスやゲストハウスを融合させて街に溶け込む仕組みを作っていると思います。しかし「障害者を見世物にしている」という批判さらされることもあるようです。私が思うのは「見世物」ではなく「広告塔」であり批判する奴らは自分たちが見たくない物を見ない視野のせっまい奴らなんだと思います。あたかも障害者のためにを気取って封をする奴ら。そんな奴らをひっくり返す力もレッツにはあると思います。

これからは障害者も健常者も開いて溶け合う時代になっていけばいい。レッツはその先駆者できっと未来にはこれがスタンダードになると信じたい。

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