僕の人生を誰かと共有させて欲しい

僕はハジメ。
何の変哲もない人間だ。
少し変わっているところがあるとするなら、
生まれつき障害を持っていること。

僕は3人兄弟の末っ子だ。
一番上は5つ上の気の強い姉。
真ん中はゲームが好きで寡黙な兄。
最後に、攻撃的だけど人懐っこい僕。

何故攻撃的なのかというと僕には記憶がないのだけど、赤ん坊の頃は男性嫌いで母方の祖父の顔面を引っ掻いていたそうな。
物心つく前だから本当に記憶がないのだけど、今にして思えば申し訳ないと思ってる。

こんな書き出しでは誰にでもある人生だ、つまらない、と君は思うだろう。
でも、僕は僕の人生が実は平凡ではないのではないかと思うことがあった。

僕はずっと変わった人間と言われていた。
自覚はないけど、一般的ではないと、普通の人ではないと言われ続けていた。
…それは僕にとって辛いことだった。
何故なら僕は普通の人間というものにずっと憧れていたからだ。

それは生まれつき障害があり、体が弱いということもあったが、それだけではない。
むしろ関係ないかもしれない。
これは僕の人生を吐き出す物語。
読んでいる君はもしかしたら不快になるかもしれない。

でも、最後まで読んで欲しい。
それは僕を世の中の誰かが受け入れてくれる、そんな風に思う事が出来る。
君に知ってもらうことで僕の中の自信になるからだ。


僕は生まれつき、心臓を患っていた。
先天性心疾患であるファロー四徴症という病名だった。
それは国で難病指定されている病気だった。


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