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アンリ・シャルパンティエのラッピングリボンを選択

きっかけはこの夏リサイクルショップで衝動買いした白茶色地の琉球絣。3回ほど着たら裾が擦り切れました。ひとえに私の歩き方が雑ゆえと思いますが、3回で擦り切れるとは〜。裾上げしてもまた擦り切れるに違いない!と思いあれこれ調べてみました。どうやら、裾の擦り切れ防止や汚れ防止用にガロンテープ(またはレース)なるものがあると知りユザワヤさんへ。数あるカラーバリエーションの中で在庫は焦茶色のみで今後入荷予定は無いとのこと。琉球絣には色が濃すぎるけど、とりあえず在庫3個をゲットしておきました。

前述の琉球絣は、着物の色に合うオフホワイトのふちどりテープで包んで折り上げ、着物よりテープが1mm出るように縫いつけてみました。ふちどりテープに擦り切れてもらう作戦です。これ以上着物が擦り切れて丈が短くなると、ただでさえギリギリのおはしょりが取れなくなるので~。

着物が日常着だった時代には、擦り切れ防止や汚れ防止用にガロンテープが裾や袖口に使われていたことを初めて知りました。現代では着物が擦り切れるほど着る人は少なくなったためか、ガロンテープの需要も減っているようですね。

ハレの日だけでなく日常着としてできるだけ着物を着る生活をしています。すると袷の八掛は目立つため擦り切れに気づくことが多くなりましたが、夏着物や単衣はノーマークでした。そこで、秋に向けて、単衣の着物の裾を点検してみました。

40年近く着ている単衣の白結城。裾が少し擦り切れ始めていました。先手ではないけど、後手後手にならないように手を打っておこうと思いましたが、焦茶のガロンテープでは色味が重いなと。代用できるテープをユザワヤさんで探してみました。カラフルなテープやレース売り場を見ていたら、別に着物の色に合わせなくても、八掛みたいにもっと楽しんでいいのではないかと思い始めました。

選んだのは、自宅にあった洋菓子のアンリ・シャルパンティエのおしゃれなラッピングリボン!表からはビビットな赤が見えるように着物より3mm超くらい出して付けました。裏からはお店のロゴマークが見えます。安心な上に楽しい〜!

日常着として普段着物生活をするようになって、裾が擦り切れること、裾の擦り切れを防止する先人の知恵があることを知りました。そして、その工夫の先にある、色や柄を積極的に楽しんでしまおう!という世界を教えてくれた、アンリ・シャルパンティエのリボンの着物がたりです。

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