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3.研究方法 3-2.個別報告書

調査方法の2つ目です。茨城県旧矢中邸は後に見学することができました。

3-2.個別報告書
次の3種類の個別の建物についての調査報告書を入手して確認した。


3-2-1.群馬県中島知久平邸
『群馬県中島知久平邸調査報告書・整備工事報告書』(群馬県太田市教育委員会、2015)
群馬県太田市では、文化財建造物を保存し活用していくために、中島知久平邸の調査および整備工事を進め、2014(平成26)6月に「太田市中島知久平邸地区交流センター」をオープンしている。『群馬県中島知久平邸調査報告書・整備工事報告書』は、その調査結果と工事概要の報告書である。

3-2-2.茨城県旧矢中邸 
『近代和風建築「旧矢中龍次郎邸」の文化財的価値の評価』(松浦、2008)
旧矢中邸の保存活用を推進するために現在、「NPO法人矢中の杜の守り人」が運営している。『近代和風建築「旧矢中龍次郎邸」の文化財的価値の評価』はNPO法人代表井上(旧姓松浦)による報告書である。

3-3-3.山口県毛利邸本館
『公爵毛利家防府邸新築竣成報告書』(柴原、2013)
『公爵毛利家防府邸新築竣成報告書』は重要文化財である旧毛利家本邸建築当初の姿を理解するために、公益財団法人毛利報公会(毛利博物館)所蔵の同書を翻刻収録したものであるという。旧毛利家本邸完成時における、設計者原竹三郎による建物の概要・使用材料・建築仕様などを毛利家に対して報告した報告書である。

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