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富を得るための黄金の鉄則

はじめに

稼いだ者が、ルールを作る・・・

確かな富を得るためのコツを学びましょう。

富を得たい。でも収入は平均的なまま。

富を得るための鉄則など、本当にあるのでしょうか?

「富を得るための黄金の鉄則」は、時間をかけて確立された、富を得るための19のコツをご紹介しています。

現在の位置や状況、時間などにかかわらず、極限まで単純化された19のルールを伝授します。

注意点

著者はこの記事を出来る限り完全、正確にするよう最善の努力をしていますが、急速に変化しているインターネット産業の性質のため、未来永劫、常にここに書かれている内容が正しいとの保証をすることはできません。

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富を得るための黄金の鉄則

アメリカ合衆国のような、人の数よりも土地が広い国では、健康な人間がお金を稼ぐのはそう難しいことではありません。

この比較的新しい土地には、どんな人にも、相応の努力と時間を費やせば、有利な職を見つけ、成功するチャンスがあります。


目的の達成のための覚悟をもって、相応の努力をし、確かな意識をもって、独立を獲得しようという気のある人にとっては、成功するのはさほど難しくはないでしょう。

しかし、簡単に稼ぐということを続けていくことこそが、最も難しいということは、誰の目にも明らかです。

「富を得るのは、水車までの平坦な道のように、たやすい」と言う人もいます。

単純に、稼ぎよりも使わなければ良いのです。

みなさんは、節約することが富につながるということはお分かりでしょう。

それでもうまくいかないのはなぜでしょうか。

それは、みなさんが節約というものを真に理解していないからです。


本当の節約とはなんでしょうか。

人はほとんどの場合、その原理を正しく分かっていません。

同じくらいしか稼いでいないはずの隣人が裕福で、自分がそうでないのはなぜか。

それは節約を知らないからです。

多くの人びとは、節約とは小さなこと、つまりは卑しいことを重ねて成し得るものだと考えています。

それは違います。

節約するということは、けちになるということではありません。

200円払うような状況で100円しか使わないことがうまい節約、というわけではないのです。


灯油が発明される以前は、夕食後にろうそく一本の火で読書しようとしても暗くてできませんでした。

それを見た人が、「ことわざにも言うように、ろうそくを二本使えるような特別な日でもない限り、夜に読書するのは無理ですよ。」と言います。

その「特別な日」はおそらく、年に二度ほどしかありません。

こうして、主婦がろうそくを使わないことで節約をしていた時代がありました。


ですが、この主婦は、ろうそくを使わなかったり飴をがまんしたりする変わりに、ういたお金でおしゃれを楽しんでいました。

似たようなことはビジネスマンにも見られます。

彼らは新しい紙を使わずに、古い封筒や書類をノートがわりに使うことで節約をしていると考えています。

ですがその節約のおかげで、高くつくパーティーを開いたりドライブを楽しんだりできるとも考えているのです。

数円を節約して、数万円を浪費しているというわけです。

このような節約をして成功した人の話を聞いたことがありません。


真の節約はいつも、支出より多く収益を得ることで達成されます。

古い服を少し長く着ることになるかもしれません。

新しい手袋なしですますこともあるでしょう。

昔のドレスを直す必要もあるかもしれません。

質素な食事で我慢する時もあります。

このようにすることで、収入に余裕をもたせるのです。

この数円も、あの数千円も、どれも節約するのです。

こういった節約に慣れるまでには時間がかかるかもしれません。

ですが、一度慣れてしまえば、このように考えて節約することが、感覚で使うことよりも満足感を得られると思うはずです。


ここで、私がおすすめする、間違った節約による浪費を解消するためのすばらしい方法をご紹介します。

それなりに収入は得ているはずなのに、年末に残りがほとんどない、という方には、すべての支出を紙に書き留めることをおすすめします。

毎日、もしくは毎週、「必要出費」と「娯楽出費(不必要な出費)」のような2つの欄のどちらかに振り分けていくのです。

すると、後者の欄の方が、前者の欄の2、3倍、ひどいときは10倍以上も埋まっていることに気付くでしょう。

本当に必要なものに使われているのは、稼ぎのほんの一部でまかなえるものなのです。

実は、私たちそれぞれ自身の目ではなく、他人の目こそ、破壊をまねくものなのです。

もし世界中の自分以外の全員の目が見えなかったとしたら、着飾る必要もありません。

アメリカでは多くの人が、「わたしたちは自由で平等だ」と言っていますが、これはいろんな意味で違っているようです。

ある意味ではたしかにそうかもしれませんが、それでも、すべての人が同様に裕福に生まれることはできません。


ある人はこんなことを考えるかもしれません。

「あの人は年収5万ドルだが、自分は千ドルだ。

あの人も昔は自分のように貧乏だったはずだが、今は裕福で、ゆえに自分よりも勝っていると思っているんだろう。

自分も彼と同じだと証明したいから、彼と同じように馬や車を買おう。

いや、さすがにそれはできない。

ならばレンタルしてでも、同じ日の午後に彼と同じ道を走ってやるんだ。」


そんなことはする必要はありません。

彼と同じだと証明したいのであれば、彼と同じように振る舞いさえすれば良いのです。

どちらにしろ誰もあなたのことを彼と同じように裕福だとは思いません。

それにもかかわらず、そんな空気のようなことにお金を使い、おまけに時間もついやしてしまえば、あなたの奥さんもお茶にお金をかけ、見た目を気にしてさらにお金を使うことになるでしょう。

そして結果としてはあいかわらず、貧乏に変わりはないのです。

また、スミス夫人はこう考えるかもしれません。

となりの奥さんは、お金目当てでジョンソンさんと結婚し、誰もがそう噂している。

ジョンソン夫人は千ドルもする毛皮をもっていて、スミスさんは、教会で隣に座った時のことを考え、それに張り合おうとして偽物の毛皮を買うのです。


このような見栄や嫉妬に振り回されていてはいけません。

多数派の人間が世の中を決めている現代において、人々は上流階級の生活に対する憧れをあおられ、見せかけの常識に追いつくべく、ただ外見を繕うためだけに貧乏でありつづけているのです。

自分の収入に見合ったお金の使い方をしている人の方がいくぶん利口です。

わたしたちはお金に対してもっと気を使うべきなのです。

貧乏につながるようなことを続けていては、いつまでたっても幸運は訪れません。


衝動買いのような気まぐれな喜びに慣れてきた人々は、必要の無いものを買わないということは最初は難しいかもしれません。

安めの家具や洋服のある小さな家で、前よりもパーティの回数が少なく、映画も観に行かずにお酒も飲まない生活は窮屈かもしれません。

でもそうした生活を続けた末に得られる喜びはとても大きいものであることを知るでしょう。


古いスーツやドレスはまた別の季節に着れます。

お茶や水はシャンパンよりも美味しいのです。

散歩は高級車でドライブするより健康的でしょう。

何万円もするパーティよりも、家族との団らんの方が楽しいものです。

節約によって楽しくなることはたくさんあります。

貧乏な人は多いかもしれませんが、それよりももっと多くの人が、生活には十分な収入を得ていながらも高望みをして、満足な生活を送れていないのです。

ある家族は、一年に200万円以上のお金を使い、実際はその2割程度の支出でもっと楽しく生活している家族もいるのです。


富は、とくに突然手に入った富は、不運よりも恐ろしいものです。

「簡単に手に入ったものは簡単になくなる」ということわざは本当なのです。

見栄や自尊心は、人の財産の核心をすこしずつ蝕み続けるのです。

多くの人は、金回りが良くなってくると、余計な娯楽にお金を使うことを考えるようになり、やがてその出費が収入を無にしてしまっても、見た目を取り繕うために苦しみ続けるのです。


ある人の話では、彼が裕福になってきたころ、奥さんが新品の豪華なソファを買ったそうです。

そのソファはなんと300万円もしました。

そのソファが家にきてみると、それに合うようにイスやカーペットやテーブルも、という具合に、やがては家具のすべてを買い替えることになったのだそうです。

挙げ句の果てに、それらの家具に対して、家が古くて小さすぎるということになり、新しい家を建てることになりました。

単にソファが300万円したことがきっかけで、それについてきたものを維持するために一年あたり100万円以上を支払い続けることになり、家計が苦しくなっているのです。

その人は、「10年前には本当の心地よさのある生活を送っていたのに」、と言います。

「あのソファがどうしようもない破産を導き、意味の無い繁栄の象徴として残ってしまった。」


人生において、成功の下地となるものは健康であり、健康はまた、幸福のもとでもあります。

体調が悪いと、幸せを築いていくこともできません。

力も湧いてきませんし、野望も刺激もなくなってきます。

もちろん、体調が悪くてもそれをどうすることもできない人たちもいます。

ですが、体調が悪くなるべくしてなっているというわけではない人も多いのです。


では、健康が幸福な人生の秘訣であるならば、わたしたちは健康のルール、つまりは自然のルールを学ぶ必要がありますね。

自然のルールを守っていけば、よい健康を保つことができるのですが、それでも多くの人々が自然のルールに無関心であり、時には逆らっている人さえいるのです。

自然のルール破るという意味においては、知らなかった、では通用しないことを知っておくべきです。

自然のルールを守らなければ、常に罰が課せられます。

子供が、燃えると知らずに指を炎にかざして火傷を負って、どんなに後悔しても痛みは治まらないのです。

わたしたちの先祖は、換気についてあまり知りませんでした。

彼らは小さなベッドルームのある家を建て、そこにこもって祈りを捧げ、眠りについていました。

翌朝、生きていることを神に感謝するのですが、それは単にドアや窓の亀裂で換気ができていて、その酸素が彼らを救ったにすぎません。


多くの人は、知りながらも自然のルールをおかします。

ファッションのためです。

たとえば、葉食い虫くらいしか本来は好きではないはずの、タバコです。

体に悪いと知りつつも無理をして、不自然なものに体を慣らす努力をしてタバコを好きになります。

噛みタバコの汁をカーペットや床や、ときには自分の妻にまで吐き捨てるような夫がいます。

彼らは、酔っぱらいのように妻を乱暴に扱うことこそしませんが、それでも妻は夫がどこかに行ってくれれば、と思っているはずです。

タバコのような人為的な習慣は、自然な習慣よりもたちが悪い、というようなことわざもあります。

たしなむほどに依存性が増していくタバコはその主たるもので、噛みタバコの好きな人は、タバコを止めるくらいならローストビーフをあきらめるほどです。


子供たちは大人になるのを夢見るものです。

大人の悪い習慣をまねすることによって、大人に近づけるとかんがえています。

ある子供は、父親やおじさんがパイプタバコをふかしているのを見て、「あれができれば、僕たちも一人前だ」と思うのです。

ある日、おじさんがパイプタバコをおいたまま出かけていったので、やってみることにしました。

火をつけて味わってみたものの、苦くておいしくありません。

それでも少年は、顔を青くしながらもがまんして耐えるのです。

そして最後には、自然の感覚を失ってしまい、見せかけの味に取り付かれてしまうのです。


噛みタバコの愛好家を見てみましょう。

彼は朝起きると、まず噛みタバコを口に入れます。

新しいものに変えるか、食事をするとき以外は、一日中噛みタバコを口に入れています。

飲み物を飲む時は、タバコを手にとり、飲み終えたあとにまたそれを口に入れるのです。

彼は果樹園を持つ友人の家に遊びにいきます。

「ここには新鮮な果物がたくさんあります。

リンゴもナシも桃もとてもおいしい。

なにせ、スペインやフランスやイタリアから輸入してきたものなんだ。

売れたフルーツは体にいいし、さあ、どんどん食べて。」

そう言われた彼は答えるのです。

「ありがとう。

でも、結構です。

口にタバコが入ってるんだ。」


かれの口の中はタバコの葉のヤニで真っ黒になっています。

そのおかげで、繊細で素敵な果物を味わう感覚を失ってしまったのです。

お金を払ってまでこんなもったいないことになる習慣を身につけてしまったのです。

わたしは、血圧があがって、心臓に異常がおき、病気になったのではないかという恐怖におびえるようになるまで、タバコを吸っていました。

医者に相談したとき、「タバコをやめなさい」と言われました。

健康を害してお金を使い続けてきたことに気付いたのです。

わたしは医者に従いました。

青年がタバコをくわえている様は、思っているほどには格好のよいものではありませんよ。


これは飲酒の習慣にも同様に言えることです。

お金を儲けるためには、頭はすっきりさせておく必要があります。

2+2が4になることが分からなくてはなりません。

先を考えながら計画を練って、収入と支出を細かいところまで確かめなくてはならないのです。

頭で計画を練って、その計画どおりに進めていくことができなければ、ビジネスにおいて成功することはできません。

いくら才能にめぐまれていたとしても、飲酒などによって頭が回らず、判断が鈍っていては成功するのは不可能です。

二度とは無いような大きなチャンスが何回巡ってこようとも、社交的に友達とお酒を飲んでいては見逃してしまうのです。

一時的にお金持ちと勘違いさせるためのバーゲンが何度あったでしょう。

ビジネスにおける成功には必要なことだ、といって飲んだワインが、何度のチャンスを明日に伸ばし、結果的には永遠になくしたのでしょう。

喫煙と同じく、飲酒は破壊をまねく魔物です。

そして、あらゆる魔物、つまりはよろしくない物事が、これら飲酒や喫煙に関係しているといっても過言ではありません。

天職を勘違いしないようにしましょう

これから人生を始める若い人にとって、最も安全で最も確かに成功する秘訣は、興味にあった天職を見つけることです。

親や保護者はこれに気付かないことが多いようです。

たとえば、よくいる父親はこう言います。

「わたしには5人の息子がいる。

ビリーを牧師にして、ジョンは弁護士にしよう。

トムは医者でディックには農業をさせよう。」

そして彼は街に出て、もう一人の息子のサミーに何をさせるかを考えます。

家に帰ると、「サミー、時計職人はいい商売になるみたいだ。

おまえには金細工職人になってもらいたいとおもう。」

サミーのもともとの好みや才能を考えず、この父親はこんなことを言ってしまうのです。


間違いなく、わたしたちはみな、何らかの目的のために生まれてきました。

一人一人の顔つきがちがうように、脳の中身も人それぞれなのです。

ある人は生まれつき機械整備士に向いていて、一方で機械そのものを作るのに向いている人もいます。

10歳の少年が12人いれば、2、3人がすぐに何やら機械をいじりだすでしょう。

彼らが5歳のときには、彼らが喜ぶものといえばパズルくらいでした。

この少年たちは生まれながらに機械整備士に向いていたのです。

しかし、他の8、9人の少年達は、また違うことに興味を示すでしょう。

わたしもその中の一人でした。

わたしは機械にはなんの興味もありませんでした。

むしろ、複雑な機械をみると嫌気がさしたものです。

鉛筆を削ることもできませんでしたし、蒸気機関のしくみも理解できませんでした。

もしも親がわたしのような子供を時計職人にしようとしていたならば、確かに、5年や7年の修行の後には、いっぱしの時計を作ることができるようにはなっていたkたもしれません。

ですが、そうして時計職人になっても、その子は人生をとおして無理をしながら生きて行き、常に仕事をやめる理由を考えるのに時間を費やすようになってしまうでしょう。

時計職人は彼には向いていないのですから。


自然に向いている天職に就くことができなければ、人は成功することはできません。

多くの人々は正しく天職を見つけているとは思います。

それでもいまだ多くの人が、自分に合った職に就けずにいます。

たとえば、本当は語学教師になるべきだったような知識をもつ鍛冶屋もいますし、石屋になったほうが合っていた医者や弁護士もいるのです。

良い時期に、良い場所にいる

正しい場所の見当をつけた次には、最適な場所を選ぶように注意しなくてはなりません。

あなたはホテルの管理人になりたくて、しかもホテルを管理するノウハウを学ぶための能力を持ち合わせています。

あなたはノウハウに従って、毎日500人のお客さんを満足させられるように働くことが出来ます。

ですが、あなたの家が、鉄道もバスも通っていない田舎の小さな村にあっては、これらの能力も無駄意外の何ものでもありません。


同様に、ホテル業がすでに間に合っているような街でホテルを営むことも無駄になります。

疫病のような借金は避けましょう

これから人生を始める若い人は、借金だけは避けるように気をつけなくてはなりません。

これは鉄則です。

借金のように人をだめにするものは、他にありません。

借金は、病のようにつきまとうもので、多くの10代気分から抜けきれない若者が借金を背負っているのです。

これは歴史上、何世紀にもわたって同様にくり返されていることです。

ある青年が友人に言います。

「これを見ろよ。

お金を貸してもらうことができて、あたらしいスーツを手に入れたよ。」

彼は認められたことにとても気を良くしていましたが、返済がうまくいってまた認められることをくり返すことは、彼の人生を常に貧しいものにしてしまうことになります。

借金は人の自尊心を奪い、借金により人は自分自身を蔑むようになってしまいます。


浪費してしまったものの為に苦労して働き、そして今では支払うように催促され、彼のお金として残るものはほとんどありません。

まさに、「死んだ家のために働く」という状態です。

クレジットを扱っている商売の人や、クレジットで別の利益を得ている人のことを言っているのではありません。


お金とは、ある意味で、火のようなものです。

良き使用人にもなり得る一方で、ひどい主人にもなり得るのです。

お金を主人にしてしまえば、利子があなたを悩ませ続け、最ものぞましくない悪循環になってしまいます。

しかし、うまく使うことが出来れば、世界で最も信用できる使用人を得ることになるでしょう。

お金は昼でも夜でも、どんな天気でも、ちゃんと働いてくれます。


ですから、お金にあなたの言うことを聞かせなければなりません。

それが出来なければ、少なくとも金銭的な面において、成功することはできません。

忍耐強さは自立のための大切な要素

正しい道に入った後に大切になってくるのは、忍耐です。

わたしがあえてこれを言うのは、みなさんの中には生まれながらにして怠惰で自立心がない人々がいるからです。

しかし、デイビークロケット氏が言うように、こういった性格は改善できるものです。

「私が死んだときもこれだけは覚えておいてください。

あなたが正しいことを確かめてから前に進むのだ、ということを。」

これは何も、恐怖や憂鬱にあなたを引き込もうというのではありません。

自立しようともがいているあなたを安心させるためのものでもありません。

あなた自身で立ち向かっていかなければならないのです。


目標の達成を目前にしながらも、自分への信頼を失い、気を緩めてしまったために目標にとどかなかった、という人は多いのではないでしょうか。


シェイクスピアは次のように言っています。

「人の人生には大波がつきものであり、その大波を乗り越えた先にこそ、幸運があるのだ。」


ためらっていると、他の図々しい人に賞を持っていかれてしまいます。

ソロモンのことわざを覚えておいてください。

「だらしない手では貧しくなります。

勤勉な手によってこそ、富は得られるのです。」


忍耐とは、時に自立ということと同義です。

多くの人は自然と、人生の悪い面にばかり目を向けてしまいがちです。

そうして、本当にトラブルを起こしてしまうのです。

そうして他人にアドバイスを求め、いろいろな意見に振り回され、自信をもつことができなくなるのです。

そのような状態では、成功できるとは考えないことです。


金銭上の問題をかかえ、その不運を克服できないと考えて自殺する人もたくさんいます。

一方で、もっと深刻な経済的な問題を抱えながらも、正しく対応しているという自信をもって、単純な忍耐によって克服した人もたくさんいるのです。

神の摂理によれば、「善をもってこそ悪を乗り越えられる」のです。


このことは、人生のどんな局面においても言えることでしょう。

何事も全力で取り組む

全力を尽くしましょう。

遅くても早くても、時季であろうと時季でなかろうと、どの瞬間も手を抜くことなく、取り組みましょう。

昔の言い伝えはどれも真実に満ちています。

「何事もとにかくやってみる価値があります。

良くやってみる価値があります。」

幸運を手に入れた人の多くは、仕事を抜け目なくやっています。

反対に、その半分ほどしか仕事をしてない人間は貧しいままです。

野望、活力、勤勉さ、忍耐などは、ビジネスの成功には欠かせないものです。


幸運は勇敢な姿勢についてくるものです。

努力しない人間には幸運は訪れません。

何かが起きるのをいくら待っても、時間の無駄です。

ある浮浪者が金持ちの男に言いました。

「世の中にはすべての人に十分なだけのお金がある。

もしそれが均等に分けられれば、みんなが幸せになれるのだ。」

それに対して返答がきます。

「でも、あなたのような人間はみんな、そんなお金は2ヶ月で使い果たしてしまうでしょう。

その時はどうするのですか。」


「また分けるんだ。

ずっとお金を分け続けるんだ。」


先日ロンドンの新聞記事で、哲学好きの貧しい人が、家賃を払えずに住まいを追い出されたという話を読みました。

彼はコートに、イギリスの国家負債をなくすための計画書をしのばせていたそうです。


成すべきことをしなくては、成功はありません。

神の摂理を信じるよりも先に、自分自身でできることに全力でとりくむべきです。

自分の努力に信頼を持つ

経営者の目は時に、大勢の従業員の手よりも役に立つ、と言います。


自然なことですが、従業員というのは、経営者をあまり信用できないものです。

誰しも、仕事を良く理解しないかぎり、成功を望むことはできません。

また、自身の工夫や経験を抜きにしては、誰しも、仕事を良く理解することはできません。

たとえば職人は、自分自身の仕事を詳細に至るまで学ぶ必要があります。

そのために毎日学び、毎日失敗をくり返すのです。

それらの失敗が、やがて経験として彼を成長させるわけです。


「注意深く、そして大胆になれ」と言います。

一見、矛盾しているようにみえるのですが、実はそうではなく、最大限の知恵がそこにはあります。

「計画を練るには注意深くなければならないが、いざそれを実行しようという時は大胆でなければならない。」

注意深いだけの人は、何事も実行できずに成功はしません。

また、大胆なだけの人も、抜け目が多く、やがては失敗するでしょう。

一度に手持ちの半分を賭けに出す人もいるでしょう。

しかし、彼が単に大胆なだけなら、今日の勝ち分はあすにはなくなってしまうでしょう。

成功を確かなものにするためには、注意深さも大胆さも両方必要なのです。


「不幸な場所では何もしない。

不幸な人とも何もしない」と言います。

つまり、成功しない人や場所には関わるべきではない、ということです。

いくら正直で賢い人がいても、その人があらゆることにいつも失敗しているならば、そこには、気付く気付かないに関わらず、必ず何らかの原因があるはずだということです。


世の中には、運、などというものはありません。

今日も明日も、その後も毎日、黄金でいっぱいの財布を見つけることが出来る人などいないのです。

一度はあるかもしれませんが、それは運と呼べるほどのものではないでしょうし、逆に無くすことだってあるでしょう。

成功する方法を正しくたどっている人にとっては、運の良し悪しなど関係ないのです。

逆に成功しないならば、そこには必ず理由があるはずで、それに気付かないとしても運は関係ありません。

最良の道具を使いましょう

仕事をするときには慎重に道具を選ぶことが大切です。

良すぎる道具でもいけません。

特に生活に必要な道具には気をつけましょう。

ひとたび最適なものを見つけたら、その道具を変えることは考えず、使い続けましょう。

道具は毎日何かを学んでいます。

そしてその経験が、あなたにとっても利益になるのです。

去年よりも今年の方が、その道具は価値のあるものになるでしょう。

そうして信頼のおけるものになるのです。

人にしても同じことです。

人となれば、給料を上げるように言ってくるかもしれません。

そういうときは、彼の代わりはいるということを告げて辞めさせるようにしましょう。


それでもできれば残って欲しいと望むべきときは、かれの経験による利益があるようなときです。

従業員にとって大切なのは、その能力です。

人員が必要というとき、本当に求められるのは人そのものではなく、人の頭なのです。


経験も能力もあるような人材には、定期的に昇給の機会を設けてでも、残ってもらうのが得策です。

仕事以上のことはしない

若い人たちは、ビジネストレーニングを終えると、本業をつきつめて仕事の面で向上するかわりに、何もしなくなることがよくあります。

彼らは言います。

「仕事は学んだ。

でも雇われ人にはなりたくない。

専門分野をせっかく学んだのに、自分の為に役立てないのでは意味がない。」


「それでは、ビジネスを始める下地はあるんですか。」


「いいえ、でもこれから作っていくんです。」


「いったいどうやって。」


「では特別にお教えしましょう。

わたしには裕福なおばがいますが、彼女はもうじき亡くなるんです。

仮にそうならなくても、誰かお金持ちの老人を見つけて、数十万円の資金を借ります。

資金さえ手に入れば、あとはわたしはうまくやりますよ。」


借りたお金で成功すると信じている若い人ほどおろかなものはありません。

それでもこの手の会話は、21世紀になった今でもくり返されているのです。


なぜでしょうか。

人にとって最も難しいのは、後に数億円につながっていくための、最初の数十万円を手に入れることなのです。

お金とは、その価値を経験から知らない限りは、役に立たないものです。

少年に200万円を与えてビジネスを始めさせたところで、一年も経たないうちに一円も残っていないでしょう。

宝くじを買うようなもので、まさに「簡単に得たものは簡単になくなる」というわけです。

彼にはお金の価値が分からないのです。

努力を費やさない限り、何も価値は生まれません。

節約や忍耐や我慢なくして、稼いでもいない資金があったところで、成功することはできません。

「死んだ人の靴を待つ」のではなく、若い人は立ち上がって行動するべきです。


10人中9人のお金持ちは、少年時代は貧乏で、節約や我慢や勤勉などの良い習慣を経験して育ちました。

彼らは自ら稼ぐようになり、それを大切にするのです。

これこそが、幸運を手にするための最良の方法です。

貧しいボーイをしていた男が、数億円の資産を持って死んでいきました。

貧しいアイルランド人の少年も、今では1億5000万円もの所得税を納めています。

20億円の資産を残して無くなった、農家出身の男もいました。

「学問に王道なし」と言います。

わたしは同様に、「富に王道なし」と考えます。

それでも実は、王道は存在するようにも思います。

学ぶことこそが王道であると思います。

学生はその道で毎日のように知識を増やし知性を高めます。

やがてほとんどの問題を解くための、喜ばしい能力を築くのです。


財力に関しても同様のことがいえます。

自信をもってルールを学び、人の性質を研究するのです。

人を学ぶことによって、知性を広げ、経験を積み重ねることで、一日一日に興味を持って取り組むことができます。

そうして自立するに至るのです。

一般に、貧しく育った人間がお金持ちになり、恵まれて育った人間が貧乏になるのも理解できるでしょう。


たとえば、一代で富を築いたある男が、大きな資産を家族に残して先立ちます。

彼の長男は、その男の苦労を見てきているので、経験からお金の価値を知っています。

ですから、資産を受け継いで、さらに増やすことができるのです。

一方で若い息子たちは、一日のうちに何度も、「おまえは裕福だ。

働く必要もないし、欲しいものは何でもあげよう。」

と言われて育ってきました。

彼らは上等の服やおもちゃやお菓子を与えられ、順調に進学し、甘やかされて育ちます。

お金を稼いだことが一度もないので、お金の価値が分かりません。

彼らは好きなように楽しんで生きていきます。

誰かのお金で満たされた生活をしてきた若い子供は、ほぼ間違いなく、相続したものを使い果たしてしまい、また多くの場合、健康とともにお金も性格も悪い方へ育ってしまいます。

この国では、ある世代が別の世代と交互にやってくるのです。

今貧乏な一族は、次の世代には裕福なものです。

苦しい経験から、裕福になり、富を若い子供達に残していくと、その子供達は経験に乏しいため、貧乏になっていきます。


こうして歴史はくり返されるのです。


この国では、男性がビジネスをすすめています。

鍛冶屋でも靴職人でも農家でも銀行員でも弁護士でも、その仕事が適当である以上、りっぱな人物であるはずです。

適切な仕事は、その人自身はもちろん、その周囲の人のためにもなります。

農家は家庭を支えているのはもちろんですが、農家の仕事に関わる仕事を職にしている人にも利を与えているのです。

仕立て屋は自分の生計をたてているのはもちろんですが、牧師や農家のような、自分で洋服を作れない人々の役にもたっているのです。


大きな野望を持てば、同じ職の他の人々にまさることもできるでしょう。

卒業を控えた大学生が、ある高齢の弁護士に言いました。


「まだどの道に進むか決めていないんです。

弁護士はどうでしょうか。

競争は激しいですか。」


「地下の方は随分と込み入っているが、上の階はまだまだ余裕があるよ。」


と弁護士は答えたそうです。


つまり、どんな仕事であれ、飽和することはないというわけです。

正直で頭の良い商人や銀行員にしろ、最高の弁護士や医者や牧師にしろ、腕の良い靴職人や大工にしろ、そういう人たちはみな需要があって、十分な仕事があるのです。

丁寧にしっかりとした仕事をして、同じような仕事をしている人の上をいくように努力をしていれば、富は自然とついてきます。

人よりも頑張ること、これを守っていれば、失敗などとは無縁になることでしょう。

役に立つことを学びましょう

今日は裕福であすは貧しいというめまぐるしい世の中で、立ち直ることのできる力を持たせるためにも、子供には役に立つ、手に職をつけさせるのがよいでしょう。

多くの人々が手に職をもつことで、予測できない悲惨な状況から助かってきました。

希望をしっかり持ちましょう、ただし、非現実的にならないように

多くの貧しい人々は、望みが非現実的である場合がほとんどです。

あらゆるプロジェクトでいちおうの成功を納めていると、いろいろな仕事に移り変わって行くようになります。

「捕らぬ狸の皮算用」という言葉を肝に銘じることが大切です。

力を分散させない

成功するまで真摯に取り組むか、もしくは経験を重ねて引き際を知るか。

いずれにせよ、ひとつのビジネスに集中しましょう。

1つの釘に打ち込み続けることで、しっかりと固定させることができるのです。

人が1つの目的に集中するとき、意思はその力を発揮し続けることができます。

それにより、脳がたくさんの案件に直面したときも、集中すべき対象から照準をそらさないようになれるのです。

幸運を逃してしまった人の多くは、一度に多くのことに取り組みすぎているのです。

ひとつの火の中でたくさんの鉄を打つことができないのと同じことです。

体系的に取り組む

ビジネスに取り組む際には、体系的で計画的に取り組むべきです。

ルールに従ってビジネスを進める人は、無計画で注意せずに取り組む人に比べ、効率よく2倍もの仕事を、迅速かつ難なくこなすことができます。

システムに基づいてすべての仕事をひとつひとつこなすことにより、時間も有効に使うことができ、結果として余暇の時間も得られるでしょう。

反対に、ある仕事を半分やって、他のことにも手を出して、という取り組み方の人は、ビジネスにも抜け目が目立つようになり、いつ終わるのかが見えてこないような状況に陥ってしまうのです。

もちろん、こういったルールにも限度はあります。

妥協点を見いだすことも大切です。

たとえば、片付けることにあまりにも慎重になりすぎると、どこに仕舞ったかが分からなくなってしまいます。

理屈だけで結果が出ない、というのでは困りますよね。

新聞を読みましょう

いつも信頼できる新聞を読んで、世界の経済の動きに注目しておきましょう。

新聞を読まない人は、人類から仲間はずれにされる、と言っても過言ではありません。

最近のインターネットのように、経済界の細かい動向を追うことができる発明もありますから、新聞を読まない人はすぐにビジネスの世界から置いてきぼりを食ってしまいます。

関係外のことに注意しましょう

幸運を手に入れた人が、突然貧しくなってしまうのをときどき見かけます。

多くの場合、不節制や賭け事、その他の悪習慣によるところが大きいようです。

これは、関係外のことに目がいってしまっていることに原因があります。

主なビジネスで裕福になると、他の大きなビジネスへの投資をすすめられることがあります。

「君は生まれながらにして運がいいので、何をやっても成功するよ」という具合に友人に進められるわけです。

ここで、今の成功につながった節約の習慣やビジネスに対する真摯な姿勢を忘れてしまうと、悪魔のささやきに耳をかしてしまうのです。


数日が経ち、もう100万円をつぎこまなくてはならないことになりました。

「大丈夫だよ」と言われるものの、何事も予測できない事態があるもので、またさらに200万円を投資することになります。

今度はうまく行くだろうと思っていましたが、そうなる前にバブルがはじけてしまい、財産を失ってしまうのです。

そうなって初めて、自分の得意なビジネスで成功できる人も、他のよく分かっていないビジネスではうまくいかないのだ、という、当たり前のことに気付くのです。


お金がたくさんあるというのなら、確実に成功すると分かっているようなビジネスにだけ投資するべきです。

ですが、よく分かっていないビジネスに手を出して、成功の再演を夢見るのはやめましょう。

保証人になるのは避けましょう

連帯保証人になるのはやめましょう。

200万円の価値があるという、繁盛している卸屋を営む男がいます。

あなたは退職して、その後の生活を楽しんでいます。

そこに男がやってきます。

「僕が200万円の価値がある男だということは知ってるよね。

もし50万円の現金があれば、そのお金である商品を購入して、数ヶ月で2倍にできるんだ。

そのための保証人になってもらえないかな。」


彼の保証人になっても問題ないと思ったあなたは、深く考えずに同意してしまいます。

程なくして、彼がやってきて、彼が事業に成功したことを告げられます。

あなたは良い決断をしたと感じます。

その後何度か、同じようなことがあり、そのたびにあなたは保証人になります。

この時点までで既に、あなたは彼を完全に信頼することになります。


ところが問題は、彼があまりに簡単に儲けていることにあります。

彼はあなたの名前を使って、たいした努力も苦労もなしに儲けているのです。

ここで、彼が本業外のビジネスチャンスを見つけます。

100万円ぽっちの資金が必要です。

彼が書類をもってくると、もはやあなたは自動的にサインをします。

この段階までに、彼は責任感があって信頼できると思っているあなたにとっては当然のことです。


残念ながら今回は、投資の結果がすぐには出ず、先の100万円を補うためのもう100万円が必要になってきました。

投資は失敗に終わっていたのです。

彼はあなたに、投資が失敗したことを知らせるでしょうか。

それはありません。

それどころか、彼は投資の魔の手につかまれているため、また他の投資で補うべく、あなたには何事もなかったかのようにふるまいながら、別の投資をします。


ついにあなたは彼が、彼自身の、そして保証人のあなたの、すべての財産を失っていることを知ります。

怒りと悲しみのうちに、あなたは、「友人がわたしをだめにした」と思います。

ですが、あなたはこうも思うべきなのです。

「わたしも彼をだめにしてしまった。」

もしあなたが最初に、「僕は君を応援するけど、確かなことも分からないのに保証人にはなれないよ」と言ってさえいればよかったんです。

そうすれば彼は、自分の分野外のビジネスに手をだすこともなかったでしょう。

簡単に手に入るお金というのは、いつでも危険な投資がつきまとっていることを忘れないでください。


だからこそ、これからビジネスを始めようという若い人たちは、努力して稼ぐことによって、お金の価値を知る必要があるのです。

そうして、お金の価値を知った若い人たちをそっと応援してあげれば良いのです。

ただ、あまりに大きな資本を得た人間は成功しにくい、ということを忘れないでください。

最初のお金というのは、ときにはいくらかの犠牲をはらってでも、頑張って獲得し、そうしてお金の価値を知るのです。

あなたのビジネスを宣伝する

わたしたちは、多かれ少なかれ、世間の人々のサポートに頼っています。

わたしたちは皆、医者や弁護士から、芸術家や職人にいたるまで、世間の人々とやり取りをしているのです。

世間の人々とやり取りをする上で注意しなければならないのは、彼らの提供するものの価値を見極めるということです。

それが本物で、価値のある商品かどうか。

たとえば、あなたが手に入れた記事は、顧客を満足させられるもので、お金を払った価値があると感じてもらえるものなのか。

そしてその上で、あなたが手に入れたものであることをアピールするのです。

何らかのかたちで宣伝すること忘れてはいけません。

売りに出されていると人々が知らない限り、どんなに良い商品も売れることはありません。


新聞は5千から20万部を売り上げるほど、ほとんど誰もが読んでいるといっていいものです。

この新聞が世間の人々にアピールする力を利用しない手はありません。

一部の新聞も、家族ならば奥さんも子供も読むでしょう。

つまりは膨大な数の人々に宣伝するチャンスなのです。

まいた種はやがて実ります。

ですが、種をまかないかぎり、実りはありません。

これはどんなビジネスにも共通することで、宣伝をすることで初めてチャンスが開けるのです。

良質の商品を持つ者にとって、宣伝以上に効果的な「種まき」はありません。

もちろん、本当に良質の商品を持っていることが大前提です。

世間の人々は、多くの人が考えているよりもずっと利口なのです。

人は誰しもわがままなもので、誰しもが自分のお金を最大限に有効に使いたいと考えているのです。


いいかげんな商品を宣伝しても、最初だけは売れるかもしれませんが、やがては世間の評判が悪くなり、あなたのビジネスは失敗に終わるでしょう。

最初のうちだけ何とかなれば良いというものではありません。

ビジネスを成功させるためには、リピーターを獲得しなければならないのです。


ですから、宣伝をする際には、自分や自分のビジネスがどういうものであるかを世間にアピールし続けなくてはなりません。

そうしなければ、宣伝に使ったせっかくのお金が無駄になってしまいます。


宣伝広告を作るのにもプロがいます。

見た瞬間から人をひきつけるような広告を作ることができて、ゆえに宣伝主にも世間にも利益をもたらすことができるのです。

そのユニークな広告やディスプレイで有名になった人もいます。

顧客には丁寧・親切に

丁寧さや礼儀正しさは、ビジネスにおいてもっとも大事なことです。

すばらしい広告をもつ大きなお店も、従業員の客に対する態度が悪くては意味がありません。

接客が丁寧であればあるほど、顧客はついてくるのです。

質の良いたくさんの商品を、最低限の価格で売っている人は、長くにわたって成功をおさめています。

「人にされてうれしいことは、人にしてあげるのがよい」というわけです。


まるで二度とお客に来てもらいたくないというような売り方をしている人は、間違いなく顧客を失うことになるのです。

チャリティー活動をしましょう

チャリティーは義務であり、喜びです。

卑しくてケチな人間は避けられ、気前の良い人間は応援されるのです。


広く分け与えようという人間ほど得るものが多く、逆に、自分のためにとっておこうと考える人間ほど貧しくなる傾向にあります。

もちろん、真のチャリティーは純粋に心から行うべきですが。


良いチャリティー活動は、自ら努力している人々に対して行うべきです。

どういう人々に対してのチャリティーかを知りもせずに、でたらめに行うのは、あらゆる意味で良くありません。

チャリティーの目的を知り、苦労をしている人々に対して行うのが良いのです。

分別なく話してはいけません

ビジネスの秘密を話してしまう人がいます。

お金を儲けると、どのように儲けたのかを話したくなるものです。

これは、何も得る物がないどころか、失う物が大きい場合があります。

利益や希望や展望や意図など、他人に漏らしてはいけません。

文面でも、会話においても同様です。


ビジネスマンはなにかと書く機会が多いですが、何を書くのか気をつけなくてはなりません。

損をしている時は特に気をつけましょう。

そのことを知られてしまうと、評判を失うことになるからです。

誠実さを忘れないようにしましょう

誠実さは、どんな宝石よりも大切にしましょう。

正直者は損をする、というようなことを信じている人にとっては、ばからしい話に聞こえるかもしれません。

ですが、人生で最も難しいことは、不誠実にお金を稼ぐことなのです。


不誠実にお金を稼げると考えて実行し、人々の信頼を失ってしまって、成功への道を閉ざされてしまった人間は数知れずいます。

どんなに丁寧で良心的であっても、偽りの基準を持っている人間とは誰も関わり合いたくないのです。

人生やだけでなく、あらゆる成功のすべての源には、厳正なまでの正直さが必要です。


徹底した誠実さは何事にも変えられません。

それでしか得られない平穏や喜びがあります。

お金や家や土地では買うことのできないものです。

とても正直な人は、ずっと貧しいかもしれませんが、コミュニティのいたるところに彼が自由にできるお金を持っているのです。

つまり、人々がみな、彼は貸した物はかならず返す人だと信頼しているのです。

「正直は一番のポリシーである」というわけです。


裕福になるということは、必ずしも成功することを意味しません。

金銭的には裕福でも、気持ちの面で貧しい人間はたくさんいます。

一方で、お金持ちというほどには裕福ではなくても、本当の意味でより裕福で幸せな人間もいるのです。


お金への執着は、諸悪の根源とさえ言われています。

しかし、適切に使うことが出来れば、お金はとても便利なだけではなく、広く人類の幸福に良い作用をしうるものになります。

富への望みはほとんど世界共通です。


富を得る歴史、つまり商売というものは、文明の歴史でもあります。

商業が盛んな場所ではかならず、芸術も科学も発展してきました。

実際に、富を得る者こそが、人類に利益をもたらしてきました。

彼らのおかげで、学校や教会などが発達し、教育や芸術が伸びてきたのです。

蓄えるためや、自分の望みを叶えるためだけに富をもとめるような愚かな人間もいるにはいます。

ですが、やがてはその富も、人類のために広まっていくのが自然の摂理というものです。


すべての人たちへ。

お金は誠実に稼ぎましょう。

シェイクスピアはこう言っています。

「金、財産、物、の3つを欲する者には、3人の良き友がいない。」

参考資料

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