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Tableau社内コミュニティ設立までに準備したこと

現在DATASaberBridgeに挑戦中のはやしです。
DATASaberプログラムを通じた学びを書いていきます。
※DATASaberプログラムとはこちらをご参照ください。

背景

私の会社では現在BIツール(Tableau)の活用を進めています。
ここ数年、社内でのTableau研修・社内認定制度も活発になってきました。

私個人としては、会社が全社的にTableau研修を開催する前から業務都合上、独学でTableauを約1年間学び、社内研修や認定制度にも挑戦しました。

当時はJTUGの存在もよく知らず、社内のTableauユーザーにも巡り合えなかったため、Tableau本にたくさん付箋をつけて握りしめながら上司に何度も「孤独です。相談相手が欲しいです。」と相談していたことを思い出します。

⒈ 仲間は自分から見つけよう

弊社は社内でTableauを活用している人はいるものの、グループ会社や部署を跨いだつながりがありません。
社内研修も講義形式での研修のため研修参加者との交流はありませんでした。

DATASaberBridgeのコミュニティポイントの説明を受けた際にふと、
「社内のTableau研修にこれだけ参加者がいるのだから、私みたいに誰にも相談できず孤独を感じてる人がいるのでは?」
と思いつきました。

そして社内研修の主催者に許可を取り、研修終了2か月後にTableau上級研修修了者に対して
「研修後、Tableau触っていますか?困っている方いませんか?」
と投げかけてみたところ、思った以上の反響・リアクションをいただきました。
下記はいただいたリアクションの一例です。

"部署でTableau導入が決まったので研修をうけたのですが、まだライセンスをもらえていないので研修後一度も触れていません。どうしたらいいのかもわかりません。"

"上司からとりあえずTableau活用進めて!と言われたけど、何をどうしたらいいのか困っているところでした・・・"

投げかけたひと言がきっかけとなり、一気にニーズを拾え、賛同してもらえる仲間が見つかりました。そして、勇気を出して声を上げる大切さを実感しました。

2. ライセンス体系を理解する

研修は受講したもののその後Creatorライセンスが貰えていないため、研修後やりっぱなしで終わっている、という人が沢山いました。

しかし、社内でTableauを導入している部門の担当者でもTableau Publicとはどのようなものなのか具体的に知っている人はいませんでした。(社内システムとしてスコープ外だったからだと思います。)

私もDATASaberBridgeの事前準備説明でTableau Publicやライセンス体系の説明を受けるまで、使用制限はあるものの無料でTableauの操作が出来ることを知りませんでした。

そもそも、Tableauは業務引継ぎで継承するものであり、研修以外でオープンデータを使って勉強をするという考え方自体が存在していなかったのだと思います。

このような課題から、社内コミュニティ設立・勉強会の企画をするにあたり、まず最初に自分がTableau全体のライセンス体系やTableauコミュニティの理解を進めることに時間を使いました。

3. 社内コミュニケーションツールを活用する

Tableauコミュニティ設立にあたり、勉強会の定期的な開催やアーカイブの蓄積、ユーザー同士で質問や回答を行えるTableauCommunityFormsの社内版など、コミュニティ運営骨子を作りました。

そして、コミュニティ運営に伴う環境を社内セキュリティ面も考慮して整えることを検討しました。

元々、社内でもコミュニケーションツール(TeamsやSharePoint)の理解・活用が進んでいる部署にいたこともあり、コミュニケーションツールの機能理解は出来ていました。
しかし、改めて管理者としての運用を勉強し、コミュニケーションツールを活用した環境整備を行いました。

4. まずは小さいコミュニティからスタート

早速コミュニティ設立に動き出そう!と考えたのですが、最初から全社的にコミュニティ設立を案内するのではなく、まずはTableauに最も興味があるであろう、社内のTableau上級研修修了者だけに声をかけ、小さくコミュニティを作りました。

私が1人でコミュニティ運営を行うのはやはり難しいので、小さいコミュニティで各自が意見を出しやすい環境を作り、どのような活動にしたいのか議論をすることでコミュニティ設立の運営側として当事者意識を持たせて仲間を増やす作戦です。

皆さんお忙しいので、なかなか前向きに自ら運営を引き受けてくださる方はいないのですが、小さなコミュニティ作戦で数人運営メンバーが見つかったことはありがたかったです。


ここまでが私がコミュニティ設立までの準備で考えていたことです。

コミュニティ運営はまだまだ道半ばですが、草の根的な活動を続けて現在60人以上の方にご参加いただいています。
勉強会についても部署としてお問合せをいただいたりと、盛り上がってきて嬉しい限りです!

こうやって書き出してみると色々考えていたな、と感じたと共に、どんどん記憶が薄れていくので記録を残しておくことって大切だなと思いました。

社内で孤独を感じているTableauユーザーの方へ、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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