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個人的漫画大賞5年連続受賞-3月のライオン-

漫画が大好き。小学生になったくらいのころから漫画を読み始めて、今まで何作品に出会い、何冊読んで、何時間、何円費やしたのか、覚えていないし、お金に関しては考えたくない。

そんな中で2024年2月現在、いちばん好きな漫画は「3月のライオン」。

今まで、何度も好きな漫画ランキングに変動はあったけど、ここ5年くらいこの作品が不動の1位となっている。この作品が好きな理由は何個も思いつくけど、なんでここまで惹かれ続けているのかまで考えたことはなかった。

ので、この作品とあらためて向き合ってみる。

自問自答した結果、好きな理由は、全部のキャラクターの幸せを祈りたくなる(ひなちゃんをいじめた子と川本家の元父親は今のところ除く)からと判明。

3月のライオンは、プロ棋士をはじめとしたたくさんのキャラクターが登場する。そして、ごく一部を除いたすべてのキャラクターを好きになってしまう作品だ。

僕が本作で一番好きなキャラクターは島田さん。彼は、主人公桐山の親でもあり兄でもあり、憧れでもある存在。棋士としての桐山を大きく変えるきっかけになった人だ。

彼は、本作で一番の平凡の人だと思う。もちろん将棋はめちゃくちゃ強い。でも「化け物しかいないプロ棋士のトップ層に居続けるためには、自分は努力をし続けるしかない。少しでも足を緩めれば落ちていく」というようなことを本人も語っている。

化け物ばかりの世界で凡人として走り続け、食らいついている姿は、ほんとうにただただかっこいい。だからこそ作中でも、年下から慕われまくり、年上からは信頼されまくっている。この作品の結末を迎えるまでに、一度でもタイトルを取ってほしい。先生お願いします。

他のキャラクターも、みんな好き。

幼少期の交通事故で両親と妹を亡くし、生きていくために自分を騙して将棋を指し続けた主人公。重い病気を抱えながらも棋士の世界に居続けることを諦めないライバル(?)。主人公に将棋以外の世界があることを気づかせてくれた、そして憧れの島田さんと恋のライバルになってしまった将棋が大好きな元担任。

物語の序盤から登場してい主軸になっている彼らはもちろん、一話限りの脇役ネタキャラ風に登場しながらもちょくちょく顔を見せてくれたおかげで、いつの間にか好きになってしまった藤本雷堂や田中さん。

子煩悩な小児科医のような田中さんの表情(右)

(ほぼ)全ての登場キャラクターのここまで惹きつけられる作品は、今のところ出会えていない。もしかしたら、二度と好きな漫画大賞が更新されないかもしれないとすら思ってる。

単行本の発売周期は大体1~2年。予定では来年発売だけど、何かしらが起きて今年中に発売されたら嬉しいなと思いながら、読み返しつつ待ち続けよう。

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