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健康的で姿勢の正しいパン屋でありたい

「健康的で姿勢の正しいパン屋でありたい」

健康的で姿勢の正しいパン屋でありたい

そう思ってます 

そこには素材のトレーサビリティを含めた、健康且つ安全なパン作りも含まれますが

ここで言いたいのは
「パン」ではなく
「パン焼き」の事

かつて、私が利潤優先で今とは違うパンを焼いていた頃

質よりも量が喜ばれる

そう感じる場面を多くみました

そこに当て込んで、効率を重視し、簡易な作り方、素材もそれに合わせた選択を取るような、率直に言えば、安心安全よりも利潤をとる、種類と数を増やす事に重点を置く自分がいました

その頃、よくパン屋さん同士で集まるイベントに参加していたのですが

いわゆる大御所、と言われる立場の社長さんから

旅田君
パンを沢山売るには
「盛りの美学」が欠かせないよ

盛れば売れる

そう言われたのをはっきり覚えています

だけど、そこでパンを求めて並び、
言葉は悪いですが
パンそのものをしっかり見ずに
手当たり次第にパンを選ぶ人たちを見ながら

この人たちが求めてるパン屋の在り方って

自分がなりたい自分とか

なりたいパン屋像とは違うな

そう思ったんですよね

これじゃ、
パン業界はいつか破綻するかも

そうも感じて怖くもなった

利潤追求を目的として
馬車馬のように、
沢山作って沢山売る
(悲しい事に、沢山捨てる、も漏れなく付いてきますが(T ^ T))

それもひとつの形ですけど

先ず自分が
食についてきちんと学んで

これなら
自分の子供に食べさせたいと 
思うものを焼いて

それを必要としている人に
必要な分だけ
きちんと届ける

それだけでいいじゃん

そんなパン焼きがしたい

そんな自分になろう

そう決めました

勿論
それが商売として
成り立たないと意味がないし

その実現には
色んな紆余曲折があって

幾度も心折れた事も否めませんけど

先ず自分が
足るを知って

いろんな学び、見直しや努力を重ねれば

家族と
大切な人たちと一緒に
こうして
今も
ちゃんと立っていられる

全ては
健康的で姿勢の正しいパン焼きを
諦めなかったから

なんです
#パン焼き
#トレーサビリティ
#和歌山パン屋

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