バゲット=炊き立てのご飯
昨日に続いてバゲットのお話を。
実はバゲットって、極めて非効率なんです
分割や成形やクープも手間がかかるし、美味しくする為のストライクゾーンが極めてピンポイントな為、常に注意を払わなければなりません
大きなカンパーニュを作る方が、種の管理など感覚的で難しい要素はあるものの、慣れてしまえば、バゲットよりずっとエネルギーや手間のコスパは優れていて、ストライクゾーンも広いので、作業の融通性も高い
だけれども、これがパン屋の宿命といいますか、やっぱりバゲットに魅了されてしまう
焼かずにはいられない
all baker can't help baking baguetteです😊
バゲットの美味しさのキーワードって、実は僕ら日本人には親しみがあるんです
それは、炊き立てのご飯の甘さ
玄米でも無く、雑穀米でもない、しっかりと精米された白米特有の雑味のない甘みと、ここでいうバゲットらしい美味しさが共通すると思ってます
白米のご飯って、パクパクいけて、スルスルと体に入るでしょ?
雑味を削ぎ落としたピュアでクリアな素材の甘みこそが、ここでいうバゲットらしい美味しさなんです
味もですが、存在そのものも、やっぱり高級とはちょっと違うところに位置して欲しい
主役じゃないけど、無くてはならない存在。
炊き立てのご飯。
それこそが、僕が今思う、バゲットらしいバケットの姿です
#バゲット
#炊き立てのご飯
#和歌山パン屋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?