たらふく野菜をたべたい

ともに動いてみる

じぶんたちでつくった野菜を たくさん食べたい
妻の一言から ふたたび野菜づくりに取り組みことになった
知り合いの畑を手伝いながら

以前はひょんなことから野菜づくりをはじめた
結婚して 借りた家にスペースがあった
ちょっと じゃがいもでも植えてみるか
そんな気持ちから 家庭菜園をはじめた
ポテトフライが好きだった
じゃがいも料理が好きだった
好きな野菜を育ててみよう
そこから野菜づくりがはじまった

だんだんとおもしろくなって体験農園に通いはじめた
おじいちゃん おばあちゃんと一緒に野菜づくりをやった
当時 精神的にまいっていて最初は暗い感じだったようだ
週1回 午前中の1時間程度
野菜をつくっているのか おしゃべりをしにいっているのか
素人の人たちが ときにJAの指導員の方に座学を教えてもらいながら
すこしづつ野菜づくりがどういう流れか
どんな道具をつかうのか
気づけば暗い感じだった気分は
集まる方と笑いながら交流することができるようになった
だんだんと明るくなったね と言われるようになった
お年寄りが多い集まりで 力仕事をやる
重い荷物を運ぶ 畑を耕す
なんてことはないけど
だんだんと道具をつかえるようになり
野菜もみるみる育っていく
自分の気持ちも明るくなる
まわりの人たちも楽しそうにしている

あの雰囲気が好きだったんだ
はじめた方の考えや想いが大切なんだ
やわらかい雰囲気を醸している
やわらかい雰囲気はまわりに伝わっていく
あたたなか関係を築くことができる

その方から紹介いただき市民菜園で区画をかりた
隣に小川がながれていて気持ちがよかった
景色がいい場所だった

苗を作りすぎたからと いただき
あいているところに植えてみた
その場で植え方などを教わり やってみた
言われた通りにまずはやってみていた
しばらく畑に行くことができないときがあれば
夏場に水やりを代わりにしてくれているおじいちゃんがいた
採ってもっていかんかと 野菜をいただくこともあった
野菜ってスーパーなどで買うのがあたりまえだった生活から
野菜がたべきれないくらいになった
たべきれないともったいないから 少しづつ知り合いなどに
もっていくようになった
シェアするようになった

売られている野菜と
じぶんたちでつくった野菜

じぶんたちでつくった野菜や知り合いからいただいた野菜
食べる時に感謝する
顔が浮かぶ じんわりと心があったかくなる
季節を感じる
野菜を育てた時間の流れを

いのちをいただく
いのちをいただいて私たちの体はできている
そんなことを感じるようになったのは
このころの経験からなのかもしれない

小さい頃 両親の実家はともに野菜をつくっていた
畑をしていた
写真をみかえすと 楽しように遊んでいる
芋をほったり
今日やることはなんだろう
明日はなにをしたらいいかな
天気はどうかな
野菜が大きくなってきたな
虫に食べられた けどなんだか美しく食べてるな
鳥がないている 風がふいている
汗をかく 気持ちがいい
 
一瞬一瞬に喜びがある
1年を通して やることに喜びがある
野菜づくりっておもしろいってことを思い出した

なんだかそんな想いを一緒に育んでいけるといいな

今日もありがとう
明日もまた会おうね

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